夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

堺屋太一(さかいや・たいち)・著の『未来小説 2020年』・・。

2010-04-27 12:56:32 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であり.
今朝、いつのように読売新聞の朝刊を読みはじめたのであるが、
一面のトップに、

《 若者 職求め中国へ
            国は借金漬け 円暴落の一途 》

と見出しされていたのに驚き、

よく読むと作家・堺屋太一氏の綴られ『未来小説 2020年』ということが理解できた。
そして読売新聞が【日本の針路】と命題された連載記事で、第4部の『迫る財政破局 1』として、
《・・財政悪化や少子高齢化の進行で、日本経済が地盤沈下していくとの懸念が広がっている。
(略)
元経済企画長官の堺屋太一氏に2020年の日本の姿を「未来小説」で寄稿してもらった。》
と解説されていた。

私は堺屋太一氏の『未来小説 2020年』を読み終わった後、憂鬱な心情となった・・。

堺屋太一氏の予測小説として『油断!』(1975年)、『団塊の世代』(1976年)、
『破断界』(1976年)、『ひび割れた虹』(1978年)、『世紀末の風景』(1985年)、
『平成三十年 ~何もしなかった日本~』(2002年)、そして小説の数冊を読んだりしてきた。
そして『高齢化大好機』』(2003年)に於いては、団塊の世代に対しては応援歌のように感じたりしてきたので、
私としては氏から喚起されたことは全般として、楽観主義かしらと感じたりしてきたのである。

今回の『未来小説 2020年』は、ご自身が経済企画長官の重責を終えられた後、
ここ数年の日本経済の衰退に、憂いはがゆい思いで、やむに止まれず描写された希望のない未来図と理解はしたが、
政治、官僚の方の諸兄諸姉はもとより、経済危機感の甘い日本人の方たちのまぎれない警告書である、
と小心の私は確信している。


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コメント (5)
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