夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

年金生活の私は、やはり読書に魅せられることが多く・・。

2010-04-09 10:19:27 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であり、
過日、2月24日から3月7日まで11泊12日で小笠原諸島の中のひとつの『父島』に滞在旅行した後、
ここ一ヶ月は相変わらず読書をする時間が多かったのである。

たまたま読んだ本を思い浮かべると、
倉本聰(くらもと・そう)・著の『疚(やま)しき沈黙 ~富良野風話(五)~』(理論社)、
紺谷典子(こんや・ふみこ)・著の『平成経済20年史』(幻冬舎新書)、
角川歴彦(かどかわ・つぐひこ)・著の『クラウド時代と<クール革命>』(角川oneテーマ21)、
橋本忍(はしもと・しのぶ)・著の『複眼の映像 私と黒澤明』(文春文庫)
田草川弘(たそがわ・ひろし)・著の『黒澤明ハリウッド ~「トラ・トラ・トラ!」その謎のすべて~』(文春文庫)、
こうした単行本、文庫新書、文庫本を読んだりした。

この間に、月刊総合雑誌の『文藝春秋』(4月号)、
季刊誌の『文藝春秋SPECIAL ~結婚という旅~』(2010季刊春号)、
国際政治経済情報の月刊誌の『フォーサイト』(4月号)、などを読み、
新聞に関しては45年ばかり購読している『読売新聞』の朝刊、夕刊を読んだりしてきた。


私は東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に大学を中退し、映画・文学青年の真似事をした時期もあったので、
小説、随筆、歴史書、現代史、ノンフィクションなど本は5000冊前後、
ビデオテープ・DVDの映画作品は1000本前後あり、
勤めた会社がレコード会社の影響で音楽作品はカセット、CD、DVDも3000枚前後あるが、
ときおり居間で映画の作品を観賞したり、音楽を聴いたりしているが、
やはり読書をする時間が多いのである。

私は定年退職後はサラリーマンを卒業し、年金生活を始めて、
日常の買物を担当し、ときおり家の外回りの掃除と庭の手入れているだけであるが、
私は文章を綴ることも好きなので、旅行とかパソコンが故障していない限り、日々このサイトに投稿をしている。
そしてこの間にも家内の長き専業主婦の習性もあるので、
私は独りで散策をしたりし、季節のうつろいの情景を享受している。

こうして年金生活の6年生の高齢者入門を許された65歳となっているが、
映画のDVD、音楽のCDは余り増えていないが、本はサラリーマンの現役時代と同様に増えているのである。


私の幼年期は農家の三男坊として生を受けたのは1944(昭和19)年であり、
小学校に入学した当時の本に関しての記憶としては、農協が発行していた月刊誌の『家の光』しかなかったのである。
長兄、次兄は優等生で、私はいじけた劣等生であり、
高校生になって、初めて授業が楽しくなり、読書の魅力に気付いたのである・・。

読書をこよなく愛する多くの人も同じと思われるが、
たった一冊の本でも、創作者の世界に導かれながら、綴られた散文を読みながら、行間からも感じらることを私なりに受けとめ、
その時の年代、読む時の心境もあるが、つたないなりに感受性と想像力で心の深淵まで揺さぶられることが多いのである。

このような私はこの魔力から高校生の時から読書を重ねている。


今の私のパソコンの横には、
一昨日、買い求めた斎藤明美(さいとう・あけみ)・著作の『高峰秀子の流儀』(新潮社)があり、
そして秋永芳郎(あきなが・よしろう)・著作の『青函トンネル』(講談社)、
太宰治(だざい・おさむ)・著作の『ちくま日本文学 008 太宰治』(筑摩書房)がある。

斎藤明美・著の『高峰秀子の流儀』(新潮社)に関しては、
氏の『高峰秀子の捨てられない荷物』』(文春文庫)を読んだりしているが、
私は高峰秀子さんのファンのひとりなので、高峰秀子さんご自身が綴られた随筆を数多く愛読してきたからである。

秋永芳郎・著作の『青函トンネル』(講談社)は、
たまたま5月下旬に家内と共に、北東北に9泊10日間で訪れるので、
私の書庫から取り立してきた本である。

そして太宰治・著の『ちくま日本文学 008 太宰治』(筑摩書房)は、
私が二十歳前後に太宰治の作品は殆ど読んできたが、やはり北東北の旅行の前には、
『津軽 妙』を改めて読みたくなり、一昨日購入した文庫本である。


このように年金生活をしていると、私にとっては『退屈』とか『暇』という言葉は死語かしら、
と本を開き微苦笑したりしている。



href="http://www.blogmura.com/">ブログランキング・にほんブログ村へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする