夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ソフトバンク、音楽事業参入の私なりの思いは・・。 【上】

2010-04-16 18:18:36 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を見たら、2面の『総合』の記事のひとつとして、

《 ソフトバンク、「ビクター」「テイチク」買収
      音楽ソフト JVCと大筋合意    》

という見出しで、詳細記事が掲載されて折、
私のサラリーマン現役時代は、たまたまレコード会社に35年ばかり勤めていたので、
私なりに深く精読した・・。

この詳細記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に同様な記事が掲載されているので、
無断ながら転載させて頂く。


     ソフトバンク、「ビクター」「テイチク」買収へ

音楽事業への参入を目指してJVC・ケンウッド・ホールディングスと交渉しているソフトバンクが、
JVC傘下の日本ビクターの音楽子会社2社を買収することで大筋合意したことが15日、明らかになった。
月内に発表する。
ソフトバンクは将来的に2社とも完全子会社化する方向だ。

ソフトバンクが買収するのは、「ビクターエンタテインメント」と「テイチクエンタテインメント」で、
音楽制作を手がけるグループ会社なども含む。

ソフトバンクは5月に2社の株式の過半数を取得する方向で、JVCと出資額などを最終調整している。
残りの株式も、年内にビクターから買い取る案が有力となっている。

ビクターエンタはサザンオールスターズやSMAPら、
テイチクは石原裕次郎、和田アキ子といった人気歌手の著作権などを、それぞれ管理している。


ソフトバンクの子会社でネット大手のヤフーは、
曲を紹介したりする総合音楽サイトを手がけ、映像配信サービスも提供している。
2社の豊富な音楽ソフトを活用すれば、ネットビジネスなど幅広い分野で相乗効果が期待できる。

ビクターエンタを巡ってJVCは、昨秋にもゲームソフト大手のコナミと売却交渉を行ったが、
金額面などが折り合わず破談になった。
JVCは、ビデオカメラなどの販売不振で業績が悪化しており、映像関連機器に経営資源を集中するため、
音楽事業の売却先を探していた。

(2010年4月16日03時07分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100416-OYT1T00132.htm
☆【YOMIURI ONLINE】 ソフトバンク、「ビクター」「テイチク」買収へ☆


このように詳細記事を読みながら、過日の4月6日に読売新聞に掲載されていた記事も読んだりしてきた私は、
微苦笑もしたりしたのである。
この6日に掲載されて詳細記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に同様な記事が掲載されているので、
無断ながら転載させて頂く。


     ソフトバンク、音楽事業参入でコンテンツ強化

ソフトバンクがビクターエンタテインメントに出資して音楽事業に参入するのは、
インターネットの配信ビジネスが急拡大する中、魅力的なコンテンツ(情報の内容)を充実させる狙いがある。

豊富な楽曲を手に入れ、NTTやKDDIなどライバルの通信会社との競争を優位に進める考えだ。

ソフトバンクは通信回線を敷設し、
通信料で収益を得るビジネスモデルから、魅力的なサービスやコンテンツを配信して収益を得るモデルに重点を移しつつある。

米アップルやグーグルと似た路線で、音楽事業への出資はその一環と位置付けられる。

ソフトバンクの携帯電話機には、インターネット大手ヤフーの携帯サイトにつながる専用ボタンがあり、
自社の携帯電話利用者をヤフーに誘導している。

そのヤフーは、楽曲を紹介したりする音楽サイトや、映像配信サービスを展開している。
自前で優れたコンテンツを持つことが、他の通信大手との差別化を進め、収益を高める武器になる。


一方で、JVC・ケンウッド・ホールディングスが、ビクターの音楽事業の売却を模索するのは、
業績悪化が深刻になり、赤字が続く非中核事業を抱えきれなくなっているからだ。

音楽事業を巡っては、昨年末にゲームソフト大手のコナミとの売却交渉が頓挫した際、
JVCは「中核事業として再建する」と説明していた。
しかしその後、ビデオカメラの販売が振るわず、不適切会計が発覚するなど、
投資家らの視線が厳しさを増し、再度売却を試みざるを得なくなった。

JVCは、ビクターとケンウッドが2008年に経営統合して発足したが、統合効果を発揮できていない。
統合前に2社で計約8000億円あった売上高は、09年度末には4000億円に半減する見込みだ。

また、音楽業界にとってもソフトバンクの動向は注目される。
音楽業界はユニバーサルミュージックやエイベックス・グループ・ホールディングス、
ソニー・ミュージックエンタテインメントの大手3社の市場占有率は計46%で、
ビクターエンタは第4位。

各社ともネット配信の拡大で収益は減る傾向にある。
ソフトバンクの参入が業界再編の呼び水になる可能性もある。

(三宅隆政、山本貴徳)

(2010年4月6日10時44分 読売新聞)

注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100406-OYT1T00340.htm?from=nwla
☆【YOMIURI ONLINE】 ソフトバンク、音楽事業参入でコンテンツ強化☆


この記事が読売新聞で掲載されていたが、肝要のJVC・ケンウッド・ホールディングスに於いては、
否定していた。
http://www.jk-holdings.com/press/2010/04/press_100406.pdf
☆JVC・ケンウッド・ホールディングス  4月6日 本日の一部報道に関して ☆

しかし、本日の16日の読売新聞の記事に関しては、交渉中を認めたような微妙な形で発表されたので、
ソフトバンクが、「ビクター」「テイチク」を買収し、本格的に音楽事業参入すると理解したのである。

http://www.jk-holdings.com/press/2010/04/press_100416.pdf
☆JVC・ケンウッド・ホールディングス  4月16日 本日の一部報道に関して ☆


私はこの報道された記事を読み、昨年の11月4日に読売新聞に於いて、
《ビクターが音楽部門売却として交渉先はコナミが最有力》
この記事を読み、深く注視してきたひとりである。

この時の思いは、このサイトに於いて、
【『ビクターが音楽部門売却へ』、私なりの深い思いは・・。】
と題して11月4日、5日の両日に3回にわたり投稿しているが、今回は大幅に加筆して、掲載をする。

【・・
   『ビクターが音楽部門売却へ』、私なりの深い思いは・・。
        
               序 章

私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を見たら、一面のトップ記事に、

《 ビクターが音楽部門売却
         交渉先 コナミが最有力 》

という見出しで、詳細記事が掲載されて折、
たまたま私のサラリーマン現役時代は、レコード会社に35年ばかり勤めていたので、
私なりに深く精読した・・。

この詳細記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に同様な記事が掲載されているので、
無断ながら転載させて頂く。



    ビクターが音楽部門売却へ…サザンやSMAP所属

電機メーカーの日本ビクターとケンウッドの持ち株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス」が、
ビクターの音楽ソフト事業をゲームソフト大手のコナミに売却する方向で調整していることが3日、明らかになった。

月内にも決定する。
消費低迷や音楽のネット配信の拡大などで、音楽ソフト市場は縮小傾向にあり、
今後も業界再編の動きが相次ぐ可能性がある。

JVCは、音楽ソフト子会社「ビクターエンタテインメント」株の過半数を売却する方向でコナミと交渉している。
JVCは、音楽ソフト大手のユニバーサルミュージックなどにも売却を打診した模様だが、
現時点ではコナミが最有力とみられている。

JVCは、売却益を映像関連機器など中核事業の強化に充てる。
一方、コナミは、ゲームソフトを中心に映像や音楽ソフト、携帯電話向け配信などの事業を展開しており、
買収が実現すれば幅広い分野で相乗効果が期待できる。

ビクターエンタテインメントは1928年に日本ビクターの音楽事業部門としてレコード生産を開始。
72年にレコード会社として分離された。
現在はサザンオールスターズやSMAPなど有名アーティストが多く所属している。

ただ、国内音楽ソフト市場でのビクターの占有率(シェア)は7%で、
ユニバーサルミュージック(16%)、
エイベックス・グループ・ホールディングス(15%)、
ソニー・ミュージックエンタテインメント(15%)の3強から
大きく離された4位にとどまっている。

JVCは、昨秋以降の景気悪化で業績が低迷し、
2010年3月期の税引き後利益が200億円の赤字となる見通しだ。
特に傘下のビクターは、欧州テレビ事業が縮小を迫られるなど業績落ち込みが深刻で、
立て直しが急務となっている。

◆JVC・ケンウッド・ホールディングス◆ 
日本ビクターとケンウッドが2008年10月に統合して設立した持ち株会社。
事業分野は音響・映像機器や車載機器、業務用無線機器、音楽ソフトなどで、
10年3月期連結売上高は4300億円の見込み。従業員は1万9540人(09年3月現在)。

(2009年11月4日03時25分 読売新聞)


注)記事の原文にあえて改行を多くした。


私は読売新聞の一面のトップニュースを精読した後、
《解説2面》と明示されていたので、この解説も深く読んだのである。

読売新聞・経済部の三宅隆政、山本貴徳の両記者に寄る解説記事である。
簡潔に音楽ソフトの実態を適切に纏(まと)め上げられた記事であり、無断であるが、転記させて頂く。

《・・
      音楽部門売却

副題には、ネット配信普及で市場縮小

JVC・ケンウッド・ホールディングスが音楽ソフト事業の売却方針を固めたのは、
CDやDVDなどの音楽ソフト市場は今後も縮小し続けると判断したからだ。

音楽ソフトの生産額は、1998年の6074億円をピークに年々減少し、
2008年は3617億円と10年連続で前年実績を下回った。

人口減少に加え、インターネットを通じて端末携帯に曲を贈る音楽配信が、
急速に普及しているためだ。

一曲単位で購入できる音楽配信が手軽さで人気を集める一方、
CDアルバムの購入者を減らし、単価下落を招いている。
好みの多様化でミリオンセラーとなるヒット曲も減り、音楽ソフト市場は行き詰まり状態にある。

日本コロムビアが2001年、米投資ファンド傘下に入ったほか、
ソニーが2008年に独メディア大手との合弁会社BMGを完全子会社化するなど、
業界再編が加速している。
「国内では、数社しか残らない」(業界関係者)とする見方も出ている。


注)記事の原文にあえて改行を多くした。


私はこの両記事を深く精読し、私も音楽ソフト会社に勤めた身であり、
音楽ソフト会社、この業界に私なりに深い愛惜の思いあり、次章から綴る。


                            《つづく》


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年金生活の無力な私でも、『鳩山首相』への思いは、軽蔑を深め・・。

2010-04-16 09:41:20 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であり、
昨夕、ぼんやりと読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】を見て憂いたのである。

無断であるが、転載させて頂く、

《・・
   「哀れでますますいかれた鳩山首相」…米紙酷評

【ワシントン=小川聡】
14日付の米ワシントン・ポスト紙は人気コラムの中で、
13日に終わった核安全サミットに出席した36人の各国首脳たちがオバマ米大統領との近さを競い合ったとしたうえで、
「このショーの最大の敗北者は断然、哀れでますますいかれた日本の鳩山由紀夫首相だった」と鳩山首相を酷評した。

コラムは看板記者のアル・カーメン氏の執筆で、
「首相はオバマ大統領との公式会談を望んだとされるが、
夕食会の席での非公式な会談が慰めとして与えられただけだった」と解説。

米政府のこうした対応の理由について、
「日米を分断している沖縄の米軍普天間飛行場問題を通じ、
鳩山首相はオバマ政権の高官たちに、信頼できないという印象を植え付けた」と指摘した。

さらに、「ますますいかれた」との表現は、「オバマ政権高官たちの評価」だとした。

一方で、「オバマ大統領と90分にわたって会談した胡錦濤・中国国家主席は、
勝者リストのトップに位置した」と指摘し、大統領が胡主席に握手をしながらお辞儀する写真を掲載した。

4月15日11時12分配信 読売新聞
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000362-yom-pol
☆【YOMIURI ONLINE】「哀れでますますいかれた鳩山首相」…米紙酷評☆


私は日頃からの思いは、
政権をになう最高権力者の首相は、多少の批判があっても独裁政権でない限りやむえないが、
軽蔑までされたら首相の座は終わりだ、
と確信しているひとりである。

私はこの記事を読み終った後、海外メディアさえからも、こうした冷笑された記事を読み、
日本人のひとりとして赤面したりした・・。

私は無力な年金生活で、もとより政治の世界に疎(うと)い身であるが、
黙認は賛意とみなす議会制民主主義の政治の怜悧な哲学あるので、
やむえず、日本人のひとりの有権者の責務として、ときおりこのサイトにも投稿している。

私は昨年の民主党が政権になり、ときおり『鳩山首相』の言動を新聞、雑誌で読んだり、
テレビのニュースを視聴した限りであるが、
あきれることが圧倒的に多いので、軽蔑の対象の人となっている。


このような心情になっているのは、このサイトに於いて数多く綴ってきたが、
何通かの投稿文を過去に遡って再掲載する。

2010年2月15日に於いては、
【 社民党の普天間移設に伴う、『期限付き九州北部案』、私は何よりも怖かった・・。】
と題して投稿している。

【・・
昨夜、ブログに準じたサイトのひとつの【OCN Cafe】の知人の投稿文に於いて、
このことを初めて知った。
そして詳細内容が知りたくて、たまたま時事通信社の基幹ネットの【時事ドツトコム】に掲載されていたので、精読したのである。

無断であるが、転載させて頂く、

《・・
    社民、期限付き九州北部案で調整=国民新にシュワブ陸上案-普天間移設

社民党は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新たな移設案として、
従来の米領グアムへの移設案に加え、
九州北部に5~10年の期限付きで移転する案を17日の沖縄基地問題検討委員会に提示する方向で調整に入った。

一方、国民新党は米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案に加え、
米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案を提起する方針を固めた。

両党関係者がそれぞれ明らかにした。
ただ、社民党内では、国内の地名を挙げれば支持者の離反を招きかねないとの懸念も根強い。
同党は国内への移設案を提示する場合、検討委員の「私案」と位置付ける方針だ。 

社民党は九州北部について、米海兵隊が遠征時に使う強襲揚陸艦の母港(米海軍佐世保基地)があり、
米側の理解も得やすいと判断。

具体的には海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市)や佐賀空港(佐賀市)などの活用を想定している。

ただ、同党はグアムや米自治領北マリアナ諸島のサイパン、テニアン両島への国外移設を最優先で要求。
九州に移す場合でも期限を設け、最終的にはグアムなどへの移設を目指す方針だ。

一方、国民新党が提示する嘉手納統合案とシュワブ陸上案には、地元の強い反対が予想される。
このため、同党は大村基地や陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など)、サイパン、テニアン両島などへの訓練移転も合わせて提案する。
(2010/02/14-15:10)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010021400108
☆【時事ドツトコム】 社民、期限付き九州北部案で調整=国民新にシュワブ陸上案-普天間移設 ☆


私は政治分野も疎(うと)い身であるが、今回の社民党の普天間基地移設に伴う『期限付き九州北部案』、
たとえ期限付きとはいえ、余りにも国民性の配慮に欠けた横暴な案に、
このような立案の発想が私には何よりも怖かったのである。

社民党の諸兄姉の議員は、日本の防衛の中の沖縄、そして普天間基地の移転問題を、
感情論でなく、国際の主要国のそれぞれの怜悧な国益を配慮した上で、
日本における国益とは何かを思考し、立案して頂きたいのである。


この後の私は、昨年の12月中旬から読んでいた読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】を思い出し、
改めて深く読んだりしたのであった。

そして普天間移設に伴う問題だけでも大人になりきれない鳩山首相を思い浮かべ、
もとより沖縄県民はじめ、日本の国民を思いながら、涙をぬぐったのである。


http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091215-481540/news/20091216-OYT1T00537.htm
☆ 【YOMIURI ONLINE】 問題こじらせた首相…検証 特集 普天間 ☆

・・】



2010年1月30日に於いては、
【 鳩山首相の施政方針演説は、新興の宗教家のような発言・・!? 】
と題して投稿している。

【・・
昨夜、NHKのニュースで鳩山首相の施政方針演説を視聴し、私は少しボケたのかしら、と感じたのである。

恐れ多くも日本を代表する首相の施政方針演説とも思えず、
疲れ果てて寝言で云われたのか、或いは新興の宗教家のような独創性ある鳩山・新宗教家の発言かしら、
と思ったりし、困ったお方が政治の最高権力者の首相になられた、
と私は国民のひとりとして、憂(うれ)いたのである。


今朝、ぼんやりと読売新聞を読んでいたのであるが、
三面の政治面の記事を読み、《異色演説 驚く党内》の見出し記事を読だりしながら、
私は苦笑をしたりした。
そして、この首相の施政方針演説に関しての《社説》記事を読んで、
記事の途中から、思わず襟を正して、正鵠な論評をされる方もいる、と精読したのである・・。


この記事に関しては、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に於いても、
ほぼ同一の記事が掲載されていたので、無断であるが転載させて頂く。

《・・
   施政方針演説 危機打開の決意が足りない(1月30日付・読売社説)


財政危機にも、政治倫理の問題にも正対せず、政策断行の優先順位も不透明だ。

鳩山首相の初の施政方針演説を要約すれば、そのようなことになろう。

首相は、演説の中で「いのち」という言葉を多用して「私の政治理念」を語った。
子どもたちの、働く人々の、地球の「いのちを守りたい」と言われて、
異論をはさむ人は、まずいない。

首相は、2010年度予算案について、「いのちを守る予算」だと強調し、
公共事業費の2割近い削減や、所得制限のない子ども手当の創設などを例示した。

しかし今、「いのち」を言うなら、
景気の二番底を心配したり、解雇の不安に苦しめられたりしている人々に、十分目配りする必要があったろう。

景気や雇用対策については、踏み込み不足は明らかである。

10年度予算案は、借金が税収を上回るという異様な予算だ。

だが、首相は、財政規律の確立への戦略はこれから策定すると言い、
社会保障費の安定財源として欠かせない消費税率引き上げについては、全く素通りした。

民主党が昨年の衆院選で掲げた政権公約(マニフェスト)は、
予算編成の過程で、一部修正に追い込まれている。
だが、その総括も、今後の公約見直しの方向性も、示されなかった。

これでは、有権者への説明責任を放棄したに等しい。
そこをあいまいにしていては、今後展開しようとする政策の中身も工程も、定められるはずがない。

こんな調子では、いくら「責任ある政治」の実践を唱えようが、説得力を欠いてしまう。


首相は、自らの資金管理団体をめぐる偽装献金事件に関して、改めて陳謝した。
ところが、小沢民主党幹事長の資金管理団体による土地購入事件については、言及しなかった。

これはおかしい。首相と小沢氏は、ともに政治不信を招いた重大な責任がある。
逃げの一手では、国民の理解は得られまい。


外交問題も心もとなかった。
米軍普天間飛行場の移設問題で、首相が5月末までの移設先決定を表明したのは当然だ。
だが、こじれた日米同盟関係の修復へ、不退転の決意を示すべきだった。

異色の演説は、首相なりの創意だろう。
だが、言葉だけが走って政策内容に明確さを欠いては、施政方針としては物足りない。
このままでは、内政も外交も混迷が避けられないのではないか。

(2010年1月30日01時30分 読売新聞)
・・》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100130-OYT1T00077.htm
☆ 【YOMIURI ONLINE】 施政方針演説 危機打開の決意が足りない(1月30日付・読売社説)☆


もとより世界の主要国は、外交、軍事、経済、微力な文化などを背景とした国益に基づき、
怜悧な国際政治が行われている中、
ぞれぞれの主要国も内外の諸問題があるが、特に日本は諸問題が山積しているので、
鳩山首相のような夢想家か、或いは新興の宗教家のような独創性ある鳩山・新宗教家のような言動には、
時間を無駄にお付き合いをしている猶予はないのである。

民主党の現政権は、実質は周知の通り、小沢一郎氏の下にあるので、
小沢一郎氏の責務として、鳩山首相を解任させ、
民主党の中で有力な前原誠司、野田佳彦、岡田克也の各三氏から首相として選定し、
早く正常な政権運営をさせるのが、日本国民に対する民主党政権の責務である、
と確信している。

このようなことを無力で政治に疎(うと)い私は、妄想か希望か判らないが、
ぼんやりと思ったりしているのである。
・・】



2009年12月10日に於いては、
【 『「オバマ」より「オバサン」を選ぶ』、思わず笑い・・!? 】
と題して投稿している。

【・・
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を読んでいたら、
『「オバマ」より「オバサン」を選ぶ』と明記された見出しを見て、私は瞬時に微苦笑した後、
不謹慎ながら思わず笑いころげたのである・・。

この記事は、『週刊新潮』の12月17号の広告記事で、何かしら今週の特集として、
《 「日米同盟」壊滅の日 》
と題して、6つの記事が掲載された中のひとつに、

《『「オバマ」より「オバサン」を選ぶ
         福島瑞穂(少子化担当相)への妙な友愛 》

と題されたいた。

この見出しを私が読んだけなのである。

私は日頃から、週刊誌の記者の俊敏と英知に感心をしていたが、
こうした切れ味の鋭さを見ると、川柳などはたじたじかしら、と感じたのである。

今回の沖縄の米軍普天間飛行場の移転問題は、
もとより鳩山首相の決断不足が、こうした昏迷に至ったのである。


民主党と名付けられたクラスが、わんぱく坊主の威力で、
どのクラスより多い人数となり、ひときわ大金持ちの児を生徒会委員長に選んだ。
そして委員長は、わんぱく坊主の顔色をときおりうかがい、
隣の社民党、国民新党と命名された両クラスと仲良くしょうとしていた。

ところが社民党のクラスが、ご自分の信念を貫く為に、
連立で生徒会は成り立っているのよ、と錦の旗を振りかざして、委員長にせまったのである。
もとより社民党のクラスの生徒は意見がまばらで、信念を名目に統一した意見として、
せまっただけなのである。

私は少しボケた身ながら、このように妄想していたのである。

この後、この六つの特集記事の横には、
《「日本ルネッサンス 緊急提言
   「鳩山さん、日本を自滅させるおつもりですか」
                       櫻井よしこ 》
と明示された記事の見出しが掲載されていた。


私はかねがね『週刊新潮』は辛口の記事の多い週刊誌と知っていたけれど、
今週のメニューは激辛かしら、と無力な年金生活の私は思ったりしたのである。


尚、国際主要国はもとより怜悧な国益に基づいて、
外交、軍事、経済力などを背景とした政治が行われている今日、
鳩山首相は顔を洗い直して、早期に決断するのが何より肝要である。
・・】



昨年の夏に衆院選の前に、民主党の政権が実現した時、
多くの日本人を今より幸せに導かれるのか、と疑問に思いながら、
2009年8月23日に於いて、
【 『それでも私は、あえて自民党に投票する』・・!? 】
と題して投稿している。

【・・
(略)
・・
昨日の朝、いつものように読売新聞を読んだり、NHKのニュースなどで今回の衆院選を視聴したりしていたが、
『それでも私は、あえて自民党に投票する』と題して投稿文を考えたりしたのである。
多くのマスメディアが民主党の圧勝、と報じられる中、
果たして民主党の政権は多くの日本人を今より幸せに導かれるのか、と疑問視しているのである。

私は無念ながら政治の世界も疎(うと)く無力な年金生活のひとりであるが、
いたたまれず過日に投稿したことがある。

7月29日【年金青年、民主党の政権公約で危惧すること・・。】

8月11日【鈴木亘氏の 『「骨太2009」で立ち行かなくなる社会保障』 を拝読して・・。】

8月18日【『小沢氏 どこに導くのか 日本を』・・。】

このような思いもあるが、民主党の政権は政権公約を準拠しょうとする余り、
来年の半ばで党内で混乱し、結果として今より更に日本を悪化させ、
国民の多くが戸惑い、失望し、憂う心情が蔓延することがなければよいが、と妄想をすることもある。

もとより、今回の衆院選に於いては、有権者が重視されている争点として、
☆『年金などの社会保障』31.8%
☆『景気や雇用』25.8%
☆『少子化や子育て』10.0%
☆『中央省庁の改革』8.2%
☆『消費税などの税制改革』7.8%
と読売新聞の本社世論調査で都内有権者の要望が8月26日の朝刊に報じられたりしている。

私は何よりの緊急問題は、生活基盤の根幹となす『景気や雇用』が最優先と確信している。
しかし、雇用対策に関しては、政権公約としては、
自民党は3年間で100万人の職業訓練の実施、年長フリーターの正社員化支援等、
民主党は月額10万円の手当て付きの職業訓練制度の創設、全労働者への雇用保険の適用等、
私はこの程度ぐらいで果たして救済ができるか、
と世界経済の百年に1回ぐらいの最悪期に日本は果たして対処できているのか、と思ったりしているのである。

たまたま私の現役時代の後輩(50歳)のひとりが失業されて、
職業訓練センターに行ったが定員がいっぱいでとても・・
先行きが見えない・・せめて雇用保険の失業給付期間を延期してくれれば・・
と私は一週間前に電話連絡を受けたりしたのである。

この後の私は、100年に1回ぐらいの最悪期であるので、
特例として少なくとも失業給付期間は3年間として、
と同時に国民給付金を二十歳以上の国民に、1000万円を支給して、日本経済の活性化のカンフル剤とする。
こうしたことは、国の財源は一時的に借金は激増するが、
後世の人からは、あの当時の劇薬のようなカンフル政策で蘇った、と感謝されると妄想したりしている。

このような思いでここ数日を私は過ごしてきたのであるが、
今後の政治の混乱を避ける意味合いから、
今回の衆院選の民主党の圧勝を許さず、あえて自民党に投票する、という心情になったのである。

そして、自民党の20年間以上の衆議員の方で、立候補している方は、
急遽辞退し、有権者の前で土下座して、これまでの責任を詫びるのが、せめて残された心の礼節と確信しているのである。

このように少しボケた私は思ったりしていたのであるが、
『それでも私は、あえて自民党に投票する』などと恐れた投稿分は纏(まと)まらない、
と無力な私は嘆いたりしている。
(略)
・・】


このように拙(つたな)い思いであるが、私なりに深い思いを重ねながら、真摯に投稿してきた。

私は今回の記事を読み、改めて鳩山首相、小沢一郎氏は辞任し、
本来の清新な政権与党として、党内の派閥のような人脈を凌駕して、
有力な前原誠司、野田佳彦、岡田克也の各三氏から首相として選定し、
早く正常な政権運営をさせるのが、日本国民に対する民主党政権の責務である、と確信している。



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