夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

新たなる清浄明潔の時、ときには桜花に心を寄せて・・。

2010-04-01 07:05:26 | 定年後の思い
今朝ぼんやりとカレンダーを眺め、『弥生』の3月のカレンダーにさよならすると、
新たな『卯月』の4月のカレンダーを見ながら、ようこ~そ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。
私の定年退職後の定例となった月替わりの挨拶となっているが、
その後、『清明(せいめい)』という言葉を思い重ねたりした・・。

古人からの伝えとして、樹木は芽吹き、草花は花を咲かせ、
春の明るい陽射しの光につつまれて、清らかに生きている万物に恵みの時、
と私は解釈している・・。

そして民間会社などに入社し、緊張感の中で迎えられる新社会人・・
新たに異動された諸兄諸姉に心新たに勤務にされているかしら、と思ったりした。


私は民間会社に35年ばかり勤めた後、定年退職後は年金生活としているが、
昨年の9月に高齢者入門となった65歳となり、
桜より梅の花が好きであるが、この時節は桜花を観かけると、やはり見惚(みと)れてしまうのである。

私の住む東京郊外では、染井吉野の桜が咲き、そして山桜、最後に八重桜が咲いている。


世中にたえてさくらのなかりせば
          春の心はのどけからまし
 
                    作者・在原業平朝臣

久方のひかりのどけき春の日に
          しず心なく花のちるらむ

                    作者・きのとものり

山里の春の夕暮きてみれば
          入相の鐘に花ぞ散りける
     
                    作者・能因法師

こうした古人が詠まれた歌を思い浮かべたりしている。


このようなことを思いながら、庭のテラスに下り立ち、煙草を喫ったりしたが、
樹木は芽吹き、草も地面から生えて折、春の情景にふさわしいように、
日中のひととき庭の手入れをしょうかしら、と思い立ったのである。

この後、地元の天気情報を眺めたら、朝の6時は7度、昼下がりは19度前後の暖かさに恵まれ、
夕暮れの6時は15度前後となり、花曇りの一日となる。
明日の日中は雨の降る日なるので、本日は庭の手入れに奮闘するのに最適かしら、と微笑だりしている。


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コメント
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