夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

この世で一番怖い本は、佐高信(さたか・まこと)・著の『タレント文化人100人斬り』・・!?

2011-04-26 19:05:32 | 読書、小説・随筆
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳であるが、
本日も日中の大半、家内に手伝って貰いながら、本の整理をしていた。

文庫本、新書本の1000冊ぐらいの中から、一冊の本のタイトルに少し気になり、
片隅に置いたのである。
そして半分ぐらいは、やむえなく捨てることにした。

この後、夕方の4時過ぎに、本の整理につかれたので、
本日は終了しょう、と私は家内に言ったりした。

そして、片隅に置いていた一冊の文庫本を庭のテラスに下り立ち、
読みはじめて、動顚させられた・・。

佐高信(さたか・まこと)・著の『タレント文化人100人斬り』(現代教養文庫)であり、
1998年7月30日に発刊された文庫本である。

本の帯には、
《 実名をあげて筆力を振り下ろす--
    『噂の真相』に連載中の人気コラム100回分を一冊に収録 》
と明記されていた。

そして本のカバーの中には、
《 奢る昂ぶるタレント・作家・政治家・財界人などに
                 筆力を振り下ろされる。》
と明示されていた。

私が少し読んだ限りであるが、
ビートたけし、盛田昭夫、渡辺淳一、阿川弘之、田原総一郎、堺屋太一・・各氏の論評を読んだりしたが、
10数年前に読んでいたのであるが、殆ど忘却してしまい、
改めて読み、動顚させられたのである。

佐高信(さたか・まこと)氏は評論家であり、私は確か数冊は読んだ記憶があるが、
確かに反骨精神の旺盛なお方と心の片隅に、印象が残っていた程度であった。


本書は著名なタレント・作家・政治家・財界人などに論評をされた内容であるが、
確固たる信条に基づいて、著名人の言動、著作物を根底に、豪速球のような綴るのである。

論評された著名人たちは、徹底的に無視するが、或いは反論するにしても体力も知力も要求される、
と私は思ったりした。

私は、高校生に突然に読書に目覚めて、数多くの本を50年間に読んだりしてきたが、
私の知る限り、この世で一番怖い論評集の一冊である、と確信させられたりした・・。

もとより評論家は、紙面で論評するのは、いい加減な論評は反論されやすいし、
誤った批評は、名誉毀損で告訴されるので、評論家の生命をかけて、論評されるのである。
こうしたことから、特に著名人たち関しては、やんわりと変化球のような形で、
論評されることが多いが、
佐高信(さたか・まこと)氏の論評は、たとえ反論されても、
戦国時代に見られた豪太刀のような筆力で論破している。

これは怖いお方である、と深く感じたのである。


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過ぎ去りし、昨年の今頃は・・と私はぼんやりと思い馳せて・・。

2011-04-26 09:58:51 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳であるが、
先ほど、庭のテラスに下り立ち、心地よい陽射しが射す中、
常緑樹の新芽、落葉樹の幼い葉を眺めたりしていた・・。

そして昨年の今頃は、どのような思いですごしていたのかしら、とぼんやりと思ったりした。
居間に戻り、パソコンを開いて、このサイトした投稿文を読み返したりした。

私は定年後、まもなくブログの世界を知り、ブログのサイト、ブログに準拠したサイトに、
4つばかり彷徨いながら加入し、結果として現在は、この【gooブログ】に集約したのが、
2008年の5月初旬であった。

私は国内旅行、パソコンが故障しない限り、その日の思い、施行していることなどを、
あふれる心の思いを発露しているに過ぎないが、
過ぎ去った時、のちのかたみとなれば、という思いもある。


このように思いで、こっそりと昨年の4月26日の投稿文を読み返したりした・・。


朝の9時過ぎには、
【 東京郊外は、若葉の中、風光る日々に恵まれ・・。 】
と題して、投稿していた。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが.
過日の23日の金曜日までは平年よりも10度前後寒い日々が続き、
その後の一昨日の24日の土曜日、昨日の25日の日曜日、16度ばかりの快晴の昼下がりを迎えて、
陽春の時節になったかしら、と私は微笑んだりしていた・・。

今朝も地元の天気情報に寄れば、
朝の6時は7度、昼下がりは19度前後、そして夕暮れの6時は15度前後が予測され、
快晴の一日となる。


このような陽春の陽射しにつつまれた中、たまたま本日は駅前の歯科医院で、
11時に治療の予約しているので、川沿いの遊歩道を歩こうと思っている。
徒歩20分ばかりの道のりであるが、ときおり私は足をとめて、
若葉を眺めたり、川辺の大半は菜の花が黄色い帯のように咲いているのを観たりするので、
駅前までは1時間ぐらいかしら、と微笑んだりしている。

そして歯科医院で治療が終れば、買物をしたり、本屋に寄ったりした後、
自宅の帰路はふたたび遊歩道を歩き、陽春の情景を享受する・・。

こうしたさりげない時を過ごせるのは、
現役のサラリーマン時代は何かと多忙な時が多かったので、私にすれば夢のような時であり、
年金生活の今、一日の時のうつろいを甘受していることが多い。
・・】


そして夕方の6時半過ぎには、
【 宮脇灯子(みやわき・とうこ)・著の『父・宮脇俊三への旅』を読みはじめ・・。 】
と題して、投稿していた。

【・・
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが.
駅前まで歩き、歯科医院で治療が終った後、本屋に寄ったが、
思いもかけずにひとつの文庫本にめぐり逢えて、購入した。

私が『昭和』から『平成』の時代に移り変る前後に、
鉄道に乗車しての旅をされる紀行作家の第一人者の宮脇俊三(みやわき・しゅんぞう)氏の著作に心酔し、
その後も氏の綴られた数多くの作品を殆ど愛読したひとりである。

今回、めぐり逢えた文庫本は、亡き作家の宮脇俊三氏のご長女・宮脇灯子さんが、
解説文に明記されている通り、
《・・娘がたどる「父・宮脇俊三」から「紀行作家・宮脇俊三」への旅――。》
である。

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200910000379
☆角川文庫 宮脇灯子・著の『父・宮脇俊三への旅』 ☆


帰宅してしばらくした後、私は読み始めたのであるが、
何となく読んだことのあるような綴りであったので、
この文庫の最後のヘージを開き、

《この文庫本は、2006年12月、グラフ社より刊行された単行本を文庫化したものです。》
と明記されていたので、
あれぇ、と思いながら、私は書庫に行き、
宮脇灯子・著の『父・宮脇俊三への旅』(グラフ社)の単行本を見かけて、
苦笑したのである。


私はこの単行本に関しては、このサイトの2007年2月23日に於いて、
【 宮脇灯子・著の『父・宮脇俊三への旅』・・♪ 】
と題して投稿しているので、この時の思いもあるので、あえて再掲載をする。

【・・
東京の郊外は、小雨が降り続いていた・・。

昼過ぎに本を一冊携えて、布団にもぐり、読みはじめた・・。

昨夜から、読み始めた宮脇灯子・著の『父・宮脇俊三への旅』であり、
娘からの父親に対する視線で描かれて折、鎮魂歌のように表現されている。

私は今は亡き紀行作家としての宮脇俊三氏の作品は、殆ど読んでいるので、
娘の愛憎には少し驚いたりしたが、単なる感傷にしたる父恋い記でない。
中でも《母と娘の後悔》は飛び抜けて表現力が優れている・・。
やはり、作家の血を受けた著作者と思ったりする。

本を読み終えた後、宮脇俊三氏の作品の数々を想い返しているうちに、眠り込んだ・・。

先程、目覚めると、雨はあがって、静寂な庭を眺め、
白梅の満開の花に宮脇俊三氏の紀行文を重ねたりしている・・。
・・】


このように投稿しているが、今回たまたま文庫本となったのを私は見かけて購入したが、
3年も過ぎ去っているので再読に良いかしら、と微苦笑を重ねたりしている。
それにしても、たった3年ばかりであるが私は忘れてしまっているので、
忘却とは忘れることなり、とある高名な方の言葉を思い出しながら、新鮮な気持ちで再読となっている・・。

その上、今回の文庫本の解説を作家・酒井順子さんが綴られて折、
宮脇俊三氏がご健在の時、この当時としては女流としては珍しく
鉄道に関して弟子志願のような思いで氏との対談で語られた酒井順子さんであったので、
最適な方が綴られている、と思いを重ねたりしている。
・・】

このようにこの日は2通ばかり投稿していたが、
去年の今頃は、このような思いで過ごしていたのか、ともうひとりの私から教えられたようであった。

過ぎ去ってしまえば、時の流れが早い、と改めて私は実感させられている。

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