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第3章 齢を重ねた私の気楽なシティ・ホテルは・・。
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
家内の要望する京都の夏祭りのひとつの『祇園祭』を検討した時、
市内の洛中にあるシティホテルに宿泊し、それぞれの山鉾建てのある地域で、
未知の祇園祭の前の『宵々山めぐり』、『宵山めぐり』の情景を観たく、
ネット検索しり、旅行会社のパンフレットで見たりした。
一流と称される『京都ホテルオークラ』、『京都ロイヤルホテル&スパ』、『京都国際ホテル』等があるが、
もとより年金生活の東京郊外の田舎者の私としては遥かに高級過ぎて、
高価で予算を超え、その上に恥ずかしながら心身に於いて落ち着けない状況であり、最初に対象外とした。
そして、ある旅行会社の団体観光ツアーで、
『三井ガーデンホテル京都三条』か『三井ガーデンホテル京都四条』で連泊し、
『宵々山めぐり』、『宵山めぐり』、そして山鉾巡行の時は桟敷席の折りたたみ椅子に座り、
ゆったりと観られる企画があり、私達夫婦は好感したのであった。
私達夫婦は洋バスが苦手であり、このホテルは大浴場があり、
私は小躍りしたりした。
シティホテル、或いはビジネスホテル風であるが、
街中で大浴場に入浴でき、程ほどの価格で宿泊できれば、
何よりも気楽で休まるので、私たち夫婦にぴったりと、私は家内に云ったりした・・。
結果として、『三井ガーデンホテル京都三条』に連泊したのである。
『宵々山めぐり』、『宵山めぐり』の夕方から夜の10時過ぎ、
蒸し暑く人波の圧倒的に多い中、観光客として私たち夫婦は、街並みを観て廻り、
汗は流れ、身も心も疲れたり、そして突然の小雨など変わりやすいこの時節の天気に
対処できたりした。
そして疲れを感じたり、小雨の場合は、ひとときホテルに戻り、
宿泊している部屋で洗面し、着替え、少し休息した上で、再出陣するように、
街並みを歩いたのである。
尚、私達の新婚旅行の時は、倉敷、そして六甲山に宿泊した後、京都のホテルに泊まった。
鴨川の川沿いにある『ホテルフジタ京都』であり、
今回、宇治から市内に戻る時、観光バスの車窓から観え、
『わたくし達の新婚旅行の時・・泊まったホテルよ・・』
と家内は私に話しかけてきた。
30数年前の私達の人生の駆け出しの時でもあった。
第4章 京の奥座敷の貴船の里は・・。
宵山めぐりの16日は、祇園祭のゆかりの社と知られている八坂神社を参拝し、
付近にある知恩院を拝観後、
私たち一同の観光バスは、京の奥座敷と名高い貴船の里に向かった。
わずか40分ぐらいで、山里の情景が観られ、
春の時節には新緑の山並みの情景の中で、山桜が観賞でき、
夏になると清流の水かさは増え、蛍も舞う時節となり、
秋には朱色、紅色、そして黄色の錦繍に染まる中、家並みは菊が咲き、
冬の時節になると、雪が舞い、あたり一面に雪の真っ白な世界に変貌し、静寂な情景となる、
と私は初めて訪れる貴船の里に思いを馳せたりしていた。
このような情景の中で、貴船神社の付近に数多くの食事処、料理旅館が立ち並び、
今の時節は、まじかに流れる川の上に丸太を組んだ上に畳上の席を設けて、
里山の樹木の中に於いて、清流と川風を受けた納涼となる風味に満ちた中で、
昼食として川床料理を頂ける贅沢なひとときを過ごした。
私はビールを呑みながら、料理を頂き、数品は確かに美味であったが、
水の流れをまじかに眺め、ときおり微風が受けたりると、心地よさが増した・・。
そしてこの間、私たち夫婦はもとより団体観光ツアーの一員であったので、
東京駅の集合、新幹線、バスの車中、ホテル内ではお互いに挨拶する程度であり、
こうして昼食の頂いている時になると、何かと隣席の方たち、前の席に座られている方たちと、
談笑を重ね、淡き交流を深めたれした。
この後、家内と貴船神社に参拝し、付近に水占斉庭があり、
御神水と称される大きな石の長方形の箱に水が満たされ、
若き女性たちがノートのような一枚の紙を浮かべていた・・。
私は近づくと、水占○みくじ、と判読でき、おみくじの一種と理解できた。
この状景を見ていた家内は社務所より頂き、まもなく60歳を迎える身なのに、
真剣な面持ちで御神水に浮かべていた。
付近には、若き女性たちの中、6人の50歳前後の女性のグループの方も、少しばかりそわそわし、
それぞれ水占○みくじを手にしていた・・。
そして、おもむろに携帯電話を取り出して、ご自分のおみくじを撮ったり、
記念写真を互いに撮ったりしてポーズをしながら歓声を上げたりして、
私は思わず微苦笑させられたのである。
この後、私たち一同は、バスの車中、山鉾巡行を観る桟敷席でも、
程々にお互いに談笑を重ねたりした。
・・】
《つづく》
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第3章 齢を重ねた私の気楽なシティ・ホテルは・・。
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
家内の要望する京都の夏祭りのひとつの『祇園祭』を検討した時、
市内の洛中にあるシティホテルに宿泊し、それぞれの山鉾建てのある地域で、
未知の祇園祭の前の『宵々山めぐり』、『宵山めぐり』の情景を観たく、
ネット検索しり、旅行会社のパンフレットで見たりした。
一流と称される『京都ホテルオークラ』、『京都ロイヤルホテル&スパ』、『京都国際ホテル』等があるが、
もとより年金生活の東京郊外の田舎者の私としては遥かに高級過ぎて、
高価で予算を超え、その上に恥ずかしながら心身に於いて落ち着けない状況であり、最初に対象外とした。
そして、ある旅行会社の団体観光ツアーで、
『三井ガーデンホテル京都三条』か『三井ガーデンホテル京都四条』で連泊し、
『宵々山めぐり』、『宵山めぐり』、そして山鉾巡行の時は桟敷席の折りたたみ椅子に座り、
ゆったりと観られる企画があり、私達夫婦は好感したのであった。
私達夫婦は洋バスが苦手であり、このホテルは大浴場があり、
私は小躍りしたりした。
シティホテル、或いはビジネスホテル風であるが、
街中で大浴場に入浴でき、程ほどの価格で宿泊できれば、
何よりも気楽で休まるので、私たち夫婦にぴったりと、私は家内に云ったりした・・。
結果として、『三井ガーデンホテル京都三条』に連泊したのである。
『宵々山めぐり』、『宵山めぐり』の夕方から夜の10時過ぎ、
蒸し暑く人波の圧倒的に多い中、観光客として私たち夫婦は、街並みを観て廻り、
汗は流れ、身も心も疲れたり、そして突然の小雨など変わりやすいこの時節の天気に
対処できたりした。
そして疲れを感じたり、小雨の場合は、ひとときホテルに戻り、
宿泊している部屋で洗面し、着替え、少し休息した上で、再出陣するように、
街並みを歩いたのである。
尚、私達の新婚旅行の時は、倉敷、そして六甲山に宿泊した後、京都のホテルに泊まった。
鴨川の川沿いにある『ホテルフジタ京都』であり、
今回、宇治から市内に戻る時、観光バスの車窓から観え、
『わたくし達の新婚旅行の時・・泊まったホテルよ・・』
と家内は私に話しかけてきた。
30数年前の私達の人生の駆け出しの時でもあった。
第4章 京の奥座敷の貴船の里は・・。
宵山めぐりの16日は、祇園祭のゆかりの社と知られている八坂神社を参拝し、
付近にある知恩院を拝観後、
私たち一同の観光バスは、京の奥座敷と名高い貴船の里に向かった。
わずか40分ぐらいで、山里の情景が観られ、
春の時節には新緑の山並みの情景の中で、山桜が観賞でき、
夏になると清流の水かさは増え、蛍も舞う時節となり、
秋には朱色、紅色、そして黄色の錦繍に染まる中、家並みは菊が咲き、
冬の時節になると、雪が舞い、あたり一面に雪の真っ白な世界に変貌し、静寂な情景となる、
と私は初めて訪れる貴船の里に思いを馳せたりしていた。
このような情景の中で、貴船神社の付近に数多くの食事処、料理旅館が立ち並び、
今の時節は、まじかに流れる川の上に丸太を組んだ上に畳上の席を設けて、
里山の樹木の中に於いて、清流と川風を受けた納涼となる風味に満ちた中で、
昼食として川床料理を頂ける贅沢なひとときを過ごした。
私はビールを呑みながら、料理を頂き、数品は確かに美味であったが、
水の流れをまじかに眺め、ときおり微風が受けたりると、心地よさが増した・・。
そしてこの間、私たち夫婦はもとより団体観光ツアーの一員であったので、
東京駅の集合、新幹線、バスの車中、ホテル内ではお互いに挨拶する程度であり、
こうして昼食の頂いている時になると、何かと隣席の方たち、前の席に座られている方たちと、
談笑を重ね、淡き交流を深めたれした。
この後、家内と貴船神社に参拝し、付近に水占斉庭があり、
御神水と称される大きな石の長方形の箱に水が満たされ、
若き女性たちがノートのような一枚の紙を浮かべていた・・。
私は近づくと、水占○みくじ、と判読でき、おみくじの一種と理解できた。
この状景を見ていた家内は社務所より頂き、まもなく60歳を迎える身なのに、
真剣な面持ちで御神水に浮かべていた。
付近には、若き女性たちの中、6人の50歳前後の女性のグループの方も、少しばかりそわそわし、
それぞれ水占○みくじを手にしていた・・。
そして、おもむろに携帯電話を取り出して、ご自分のおみくじを撮ったり、
記念写真を互いに撮ったりしてポーズをしながら歓声を上げたりして、
私は思わず微苦笑させられたのである。
この後、私たち一同は、バスの車中、山鉾巡行を観る桟敷席でも、
程々にお互いに談笑を重ねたりした。
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《つづく》
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