先程、ネットでニュースを見ようとして【YAHOO! JAPAN】を開き、
たまたま【ライフ】コーナーに於いて、ニュースを見たりした中で、
『「現金の落とし物」がバブル末期を上回る36億円に。
「タンス預金」増加と「振り込め詐欺」急増の密接な関係。』
と題された見出しを見てしまった。
私は年金生活のまもなく73歳になる身であるが、
体力の衰えは実感しているが、何かと好奇心ばかりは強く、どのようなことなのよ・・
と思いながら記事を精読してしまった・・。
この記事は、公式サイト【マネーの達人】に於いて、
経済ジャーナリストの荻原博子さんが寄稿された文であり、9月5日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。
《・・「現金の落とし物」がバブル末期を上回る36億円に。「タンス預金」増加と「振り込め詐欺」急増の密接な関係。
☆なぜ、ゴミの中から次々と大金が発見されるのか
8月14日、石川県加賀市のゴミ集積場で、
重箱に入った現金2000万円が発見されて大騒ぎになりました。
実は、このところ立て続けに、ゴミの中から現金が見つかっていて、
4月には群馬県沼田市で収集された廃棄物の中から4251万円、
5月には奈良県でゴミの中から1000万円が発見されています。
また、6月には、福島県田村市で回収されたごみと一緒に捨てられていた現金の中から1000万円を
清掃員が自宅に持ち帰っていたことが発覚して大騒ぎになりました。
実は、昨年4月も、京都市の収集ゴミの中から現金2300万円が見つかっていて、
それほどの額でないなら、東京都江東区で家庭ゴミの中から現金120万円、
諫早市で鉄くずの中から現金300万円と、かなり頻繁に現金が見つかっています。
それもそのはずで、警視庁によれば、昨年の現金の落とし物は36億円。
バブル末期でも35億円だったそうなので、それを上回っているということです。
■マイナス金利で「タンス預金」が急増
バブルの時のような景気の良さはないのに、
なぜ、こんなにゴロゴロ現金が落ちているのかといえば、
日銀のマイナス金利の影響が大きく、どうせ銀行に預けても利息がつかないのだから
という人が増えたからではないでしょうか。
中には、マイナス金利と聞いて、自分の預金が目減りするのではないか、と思った方もいたようです。
結果、「タンス預金」が急増しています。
日銀によると(資金循環統計・2016年9月速報値)、
個人のお金は1752兆円あり、そのうち78兆円が1万円札として市中に出回っています。
ただ、このお金の中には、みなさんが買い物をするために、
お財布に入れているお金も含まれているので、こうしたお金を差し引くと、
第一生命経済研究所によれば、今年2月末で43兆円が「タンス預金」になっているようです。
しかも、「タンス預金」は、ここ3年で約3割も増加しているのだそうです。
☆「タンス預金」急増で、減らない振り込め詐欺
「タンス預金」が増えているいっぽうで、振り込め詐欺やオレオレ詐欺などの特殊詐欺も増えています。
検察庁によると、今年上半期の特殊詐欺による被害は、6月までで8863件。
昨年の同じ時期と比べると、約37%も増えているとのことで、
被害額も約187億円とかなりなものになっています。
特殊詐欺は、2014年をピークに減少傾向ではあったのですが、
ここにきてまた急に増えています。
被害者は高齢者に集中していて、約72%が65歳以上。
中でも発生数の最も多い「オレオレ詐欺」は、被害者の96%が高齢者とのことです。
あんなに、あっちでもこっちでも「オレオレ詐欺に気をつけろ!」
といっているにも関わらず、高齢者だとコロコロ騙されているというのは、
私は、「タンス預金」と振込詐欺が増えていることと関係があるのではないかと思います。
なぜなら、「タンス預金」だと手元にお金があるので、
ついつい口車に乗せられ、右から左にお金を出してしまうケースが増えるからです。
■「タンス預金」にせず、貸金庫だと思ってしっかり預入
お金を銀行に預けていると、わざわざ銀行まで行って、おろさなくてはいけない。
老人が銀行で大金をおろそうとすると、
今は必ずと言っていいほど「何にお使いになるのですか?」
と窓口の係員に聞かれます。
また、高齢者のATMでの現金の引き出しについては、制限をかける銀行も増えています。
昨年7月に、いち早く70歳以上の利用者に振り込み制限を導入したのが愛媛銀行。
以来、現在、約4割の銀行が高齢者に対しての引き出し制限を始め、振込額の制限をするところも出てきています。
結果、今年上半期だけでも約9000件の詐欺が、銀行の窓口で未然に阻止されています。
ですから、確かに銀行にお金を預けても、ほとんど利息はつきませんが、
「タンス預金」にせず、ただの貸金庫だと思って、しっかり預入しておきましょう。
年配の方の中には、2000年前後に多くの金融機関が破綻した記憶があって、
銀行不信に陥っている方も多いかもしれません。
けれど、今はそんなに簡単に銀行を倒産させない仕組みになっているし、
もし倒産したとしても、預金保険機構で銀行(信用金庫等も含む)一行あたり、
預金1000万円プラス利息までは、確実に守られることになっています。
ですから3000万円あってどうしても破綻が心配というなら、
1000万円ずつ3つの銀行に分けて、預けておけばいいでしょう。
■「もし詐欺にあったらどうしよう」と考える事
今年3月発表の内閣府の調査では、
「自分は詐欺被害にあわない」と回答した方が39.6%。
「どちらかといえば、被害にあわない」を含めると80.7%と、
約8割が、自分が騙されるということは、想定していないようです。
年代別に見ると、30代以上では高齢になるほど騙されない自信のある方が増えていて、
70代では50.7%の人が「自分は被害にあわない」と思っているようです。
けれど、現実問題としては、「オレオレ詐欺」の被害者の96%が高齢者。
「詐欺に合わない」と自信を持つよりも、
「もし詐欺にあったらどうしよう」ということを考えたほうか良さそうです。
詐欺を防ぐ手段としては、まず、大金は「タンス預金」ではなく、銀行にしっかり預ける。
そして、大金が必要になるような誘いが来たら、
念のために身内や、身内がいなければ最寄りの消費者センターに連絡し、
詐欺でないことを確認しましょう。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私は記事を読み終わった後、微苦笑を重ねてしまった・・。
私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、日常を過ごしている。
そして私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、「タンス預金」に関しては、我が家はない。
私は平素は何かと単細胞でロマンチストであるが、虎の子と称されている老後資金は、
シビアな面がある。
そして我が家は、国債はある信託銀行、貯金はある地方銀行、郵便局(ゆうちょ銀行)に預けて、
無念ながら我が家は金庫がなく、最寄のある地方銀行の貸金庫を年に数万円でお借りしている。
そして私たち夫婦は、お互いに『へそくり』もしていない。
こうした根底には、やがて家内となる人より婚約する前に、
お互いに隠し立てをしないようにしましょうねぇ・・と私は言われたりしたからでもある。
我が家で現金があるとすれば、お互いに数万円を所有し、
これ以外には特別予備金として10万円を保存している。
この特別予備金は、突然の親戚、友人、知人が、ご不幸で、
土曜日、日曜日にお通夜、告別式に備えて置いてある。
「詐欺被害」に関しては、私は国債のわずかな利子でも、これ以上の甘い事柄は、
この世に巧い話はなく、何かしら裏表がある、と小心者の私は思い続けているので、
甘くて危険な話には避けてきたりし、当然ながら詐欺には遭遇していない。
そして「詐欺被害」に遭遇する御方は、認知症の御方以外は、
欲深い御方が殆どと思ったりしている。
「オレオレ詐欺」に関しては、私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
息子、娘もいなく、もとより孫もいなく、発言権はないが、許されるならば、
幾ら親愛の情が増しても、簡単に第三者を通して、X00万円とかX000万円などの大金は払わない。
あるとすれば、ともかく私の前に本人が来て、事情を話せ・・相談はそれからだ・・、
と私は認知症にならない限り、明言する、と思われる。
しかしながら、老後の大切な資金を祖父、祖母は孫の為に、
安易に第三者を通して、支払う心情は、私は判らないでいる・・。
今回、この記事を読み終わった後、少し変わった私は、微苦笑をさせられたりした。
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