先程、ときおり愛読している生活総合情報サイト【All About(オールアバウト)】を見ていたら、
『老後のお金「不安」に対抗するための6つのコツ』と題された見出しを見た。
私は年金生活14年生の73歳になる身であるが、
何かプラス思考の私でも、少し不安を秘めていることもあり、記事を読んでしまった・・。
この記事は、ファイナンシャルプランナーの拝野 洋子(はいの・ようこ)さんの寄稿文であり、
【All About(オールアバウト)】に2017年9月5日に配信された記事であり、
無断であるが転載させて頂く。
《・・老後のお金「不安」に対抗するための6つのコツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d2/5b58dde96aead5cb26a94d30cc90ec11.jpg)
☆老後のお金、どうして不安になるの?
生命保険文化センターが行った、平成28年生命保険文化センターの「生活保障実態調査」
(全国18歳から69歳までの男女に個人調査)によれば、老後の生活に不安を抱く人が85.7%います。
不安の理由として挙げられたのは、「公的年金だけでは不充分」が80.9%と1番の理由です。
☆どこからか来ている不安、それを解決する方法は?
実際、現役で働いている人は、給料が上がっても、
税金や社会保険料なども上がっていて、手取りが増えなくて貯金がしづらくなっていることが
不安につながっているのでしょうか?
ゆとりある老後では、月34.9万円が必要(平成28年生命保険文化センター 生活保障に関する調査より)とのこと、
月約35万円を25年で計算すると、確かに1億円を超えます。
5000万円貯金をもっていても不安という人は、こういう具体的な計算から不安になっているのでしょう。
月35万円が必要なら、具体的に何に使っているのか考えてみませんか?
平成28年度家計調査報告(家計収支編)によると、
高齢無職世帯(世帯主が60歳以上の無職世帯)の持ち家率は94.2%です。
この支出の中身を具体的にチェックしてみましょう。
高齢夫婦(夫65歳以上妻60歳以上)の無職世帯、具体的にはいくらで生活している?
総務省で行われた、平成28年度家計調査報告(家計収支編)によると、収入と消費の平均は以下の通りです。
これを見ると2016(平成28)年で、
手取り(可処分所得18万2980円)より消費支出合計(23万7691円)の方が5万4711円も多く、
毎月赤字になり、これが25年続くと、貯金が約1641万円必要という計算になります。
不安になりそうな調査結果ですが、その内訳には節約できる項目はないでしょうか?
☆老後不安に対抗する、6つのコツとは?
内容を考えながら、老後不安に対抗するコツを6つに分けてみました。
1.収入≧支出を意識して生活する。
図の中で実際の高齢者世帯の消費内訳をみたとき、
「自分ならこんなにかからない」と思った項目はありましたか?
ちなみにガイドは、自分の老後では「食費6万4700円」を節約できると考えています。
理由は子供が生まれる前の夫婦2人のときランチを週3回、
外食していても、食費は月約4万円だったからです。
今の家に住み続けたいか、食事では週に何回くらい外食にいくか、
旅行は年に何回いくか、友人とのランチや飲み会は月に何回くらいか、
大事な趣味には月にいくらかかりそうか。
どうしても譲れない出費は何なのか、節約しても抵抗のない出費は何か、
ノートに記録してもいいでしょう。
実際、平成27年度から28年度にかけて、
可処分所得は18万1537円から18万2980円と約1000円しか増えていないのに、
消費支出は24万3864円から23万7691円と約6000円も減っています。
節約しようという意識が高まったのでしょうね。
「でも現実的に節約は厳しい」、そう感じるときは、収入アップの方法を考えてみましょう。
2.元気なら働こう!共働きは家事分担。
元気なら老後も働くことが、収入アップには一番の方法です。
無理のない仕事探しが必要かも。
年配なほど、「家事は妻の仕事」と考えがちですが、老後の共働きもお互い思いやりをもちましょう。
若い共働き夫婦と同じく、家事もなるべく分担しましょう。
3.年金、社会保険の給付金をしっかりもらう。
もらっている年金(受給前は年金見込み額)が少ないと感じたときは、
年金の加入期間が漏れていないか、ねんきん定期便で確認を!
老齢年金と失業給付も額を比べ、しっかり多い方を受け取りましょう。
働き続ける人に、高年齢雇用継続給付金、老後も再就職する人に高年齢再就職給付金など
雇用保険の給付金もしっかり受け取りましょう。
これらの雇用保険の給付金を受けるには、雇用保険に5年以上加入していて、
60歳時点の給料が60歳前の給料の75%未満に減っていることなど条件を満たしている必要があります。
4.貯金はやはり天引き・積み立てで。
定番ですが「余ったお金を貯金」より、やはり財形などの給与天引き、
または決めた日に積み立てが確実に貯金をする方法です。
無理ない額で、例え1000円からでも積み立てを実行しましょう。
財形は勤務先が金融機関と契約を結んでいることが必要なので、職場に確認してみましょう。
5.保障・補償が適正な生命保険・損害保険を続ける、見直す。
保障・補償不足、過剰に保障・補償、どちらも良くないのが生命保険・損害保険です。
子供がすでに成人しているのに、3000万円の死亡保障があったり、
若くて寝込む可能性も少ないのに日額1万円の医療・介護保障、地震保険、損害賠償保険に未加入など・・・。
一度保険を見直してみましょう。
年を取ると新たに保険を契約しづらくなりますので、
今までの保険を全部解約してしまうのも考え物です。
必要な保障・補償だけを残し、保険料も小さくして続けるのがベターでしょう。
6 資産運用は割合も気持ち的にも無理なく現実的に。
退職金などを受け取り、気が大きくなってしまう方もいるようですが、
資産運用は、現実的に考えましょう。
目減りする可能性もあるからです。
退職金は基本的に「老後の虎の子」です、
投資経験にもよりますが、全額を投資に回すなど極端なことは絶対避けましょう。
退職金や給料は夫婦の共有財産ですので、配偶者とも相談し使い道を検討しましょうね。
生命保険文化センターが行った、平成28年度「生活保障に関する調査」によると
「つつましい老後」を考える人が70.1%、「今と同じ程度」を考えるのが21.4%。
「経済的に豊かな老後」を望む人は1.8%に過ぎません。
「ゆとりある老後生活費」は、平成28年度調査では34.9万円ですが、
最近25年の調査では最高額だった39.4万円(平成8年度)より4.5万円も低く、
やはり「ゆとり」の中にも、節約志向が広がっていると見受けられます。
収入≧支出を実行できる人は、多いのではないでしょうか?
いたずらに老後不安に陥る必要はないのです。・・。》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
この記事は、これから年金生活を始める方達の寄稿文と思われ、
確かな指南役として適格に表示されているが、一部は欠落していると私は感じている。
私は東京の調布市に住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、日常を過ごしている。
そして私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中、私は年金生活でもプラス思考であるが、少し不安を秘めていることがある。
私は日本人の平均寿命は、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
おととしの平成27年には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。
そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
平成25年の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。
そして誰しも憂いることは、「健康寿命」と「平均寿命」との間に、多くの御方が介護・要となり、
介護の状況により、やむなく介護施設に入居する事態となる。
やがて「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後には、
特別養護老人ホーム(特養)などに入れない介護難民が、43万人に達すると予測される、
と新聞などで報じられている・・。
周知通り、特別養護老人ホームは、本人と扶養義務者の所得によって金額が変わりるが、
月額利用費は、介護保険利用者負担費+食費+居住費=合計5万~15万と格安で入居でき、
医療費・散髪費等の日常生活費は実費負担になる、と報じられている。
そして「待機老人」が52万人いると新聞などで記載され、
やむなく有料老人ホームを選定される御方が多いのが、実態と私は思ったりしてきた。
しかしながら介護付き有料老人ホームを少し調べたりしてきたが、
それぞれの地域、介護の難度、施設の優良度合により、差異があることを学んだりしてきた。
私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の外れに住んでいるが、
程近くにある三つばかり参考例として記載する。
A:入居費(0万円~840万円)そして月額(21.1万円~35.5万円)
B:入居費(0万円~1580万円)そして月額(0万円~63.7万円)
C:入居費(0万円~3600万円)そして月額(27.4万円~115.6万円)
入居費が廉(やす)ければ、月額の負担が多い上、
やはり介護の難度、施設の優良度合により、大幅な差異がある、と思われる。
そして今回の記事が、明確にされた通り、月額に含まれる範囲の費用は、
それぞれ施設によって、差異がある。
もとより介護の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、
こうした中で、資金不足となり、やがて介護難民になる。
私は裕福層には遥か遠い年金生活の身であるので、
改めて有料老人ホームの入居費、そして毎月の負担額が余りにも高価に、溜息をしたりした。
これから「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後は、約800万人と予測される中、
私は介護難民にならないことは、ひたすら自助努力して、
介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」を出来る限り長く保つしかない、
と思ったりしている。
私は殆ど毎日、独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
こうした根底として、いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、
ささやかな願いも叶えられなく困窮するので、ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、
或いは足早に歩くことが多くなっている。
そして富も名声も無縁な私としては、歩くこと、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体と信愛し、過ごしたりしている。
いつの日にか介護・要とか大病に遭遇しないことは、自助努力も肝要であるが、
こればかりは神様か仏様の采配に寄るよなぁ・・と微苦笑をしたりしている。