夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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入所まで数年待ち「特別養護老人ホーム」は実は空いていた、私は実情を学び、やがて溜息ばかり重ねて・・。

2017-10-29 15:39:23 | ささやかな古稀からの思い

先程、愛読しているネットの『プレジデントオンライン』を見ている中、
【 入所まで数年待ち「特養」実は空いていた
       ~「個室型」は高すぎて入れない~ 】と見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

私たち夫婦は、幸運にも大病に遭遇しないで、お互いに体力の衰えも実感しながら過ごしている。

やがて齢を重ねて、いつの日にか、介護にお世話になる時が到来すると思われるので、
漠然としながらも介護施設について、思案したりしてきた・・。

こうした中で、日本人の平均寿命は、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
おととしの平成27年には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。

そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
平成25年の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。

そして誰しも憂いることは、「健康寿命」と「平均寿命」との間に、多くの御方が介護・要となり、
介護の状況により、やむなく介護施設に入居する事態となる。

やがて「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後には、
特別養護老人ホーム(特養)などに入れない介護難民が、43万人に達すると予測される、
と新聞などで報じられている・・。

          

周知通り、特別養護老人ホームは、本人と扶養義務者の所得によって金額が変わりるが、
月額利用費は、介護保険利用者負担費+食費+居住費=合計5万~15万と格安で入居でき、
医療費・散髪費等の日常生活費は実費負担になる、と報じられている。

そして「待機老人」が52万人いると新聞などで記載され、
やむなく有料老人ホームを選定される御方が多いのが、実態と私は思ったりしてきた。

しかしながら介護付き有料老人ホームを少し調べたりしてきたが、
それぞれの地域、介護の難度、施設の優良度合により、差異があることを学んだりしてきた。

私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市
の外れに住んでいるが、
程近くにある三つばかり参考例として記載する。

A:入居費(0万円~840万円)そして月額(21.1万円~35.5万円)
B:入居費(0万円~1580万円)そして月額(0万円~63.7万円)
C:入居費(0万円~3600万円)そして月額(27.4万円~115.6万円)

入居費が廉(やす)ければ、月額の負担が多い上、
やはり介護の難度、施設の優良度合により、大幅な差異がある、と思われる。

もとより介護
の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、

こうした中で、資金不足となり、やがて私だって介護難民になることが予測される。

私は裕福層には遥か遠い年金生活の身であるので、
改めて有料老人ホームの入居費、そして毎月の負担額が余りにも高価に、溜息をしたりした。

          

こうした心情を秘めた私は、今回の標題、【 入所まで数年待ち「特養」実は空いていた ~「個室型」は高すぎて入れない~ 】
精読してしまった・・。

この記事は、介護に精通しているライターの相沢 光一さんが綴られた寄稿文であり、
『プレジデントオンライン』に2017年10月28日に配信され、無断ながら転載させて頂く。

《・・入所まで数年待ち「特養」実は空いていた ~「個室型」は高すぎて入れない~

民間の半額以下ということで、人気のある特別養護老人ホーム(特養)。
40万人近い「入所待ち」が社会問題になっていますが、
あるケアマネージャーは「担当地域では空きがある」といいます。

しかも「そういう地域は、少なくないはず」というのです。
なぜ空きがあるのに、待機者がいるのでしょうか――。

          

☆民間の半額以下「特別養護老人ホーム」の現実とは? 

在宅での老親の介護が難しい状況になった場合、考えざるをえないのが、施設への入所です。
なかでも入所希望者が多いのが、特別養護老人ホーム(特養)。
全国に約9500カ所あり、約57万人が暮らしています。

社会福祉法人や地方自治体が運営する公的施設であり、費用が安いのが特徴です。
毎月の費用は、介護サービス費と生活費をあわせて月10万円ほど。
「入居一時金」はありません。

一方、民間の有料老人では、一般的に毎月20万円以上の費用がかかり、
さらに数百万円の入居一時金を求められます。

そのため希望する特養に入れない「待機者」がたくさんいます。
厚生労働省によると、2016年4月時点での待機者は、36万6000人です。

このため「空きが出るまで、数百人待ち」とか「入所するまで、数年かかった」といった話をよく聞きます。

          

☆待機者が約37万人「でも、空きのある特養は結構あるんです」

ところが、ケアマネージャーのMさんは
「実は入所者で埋まっていない、つまり空きのある特養は、結構あるんです」と言うのです。

「もちろん地域差は、あると思います。
すべての特養が満員で多くの人が、順番待ちをしている地域もあるでしょう。
でも、私が担当しているエリア(首都圏某市) では、2カ所の特養で空きがあります」

全国的にも特養の待機者が、減少傾向にあることは確かなようです。
その要因のひとつは、2015年4月に施行された介護保険法改正です。

それまで特養には要介護1以上であれば入れたのですが、
改正によって入所条件が、原則要介護3以上になりました。
要介護1と2の人が除外になった分、待機者は減ったわけです。

しかし、Mさんは、「ほかにも要因がある」といいます。
それは「特養に個室のユニット型が増えたこと」です。

          

☆スウェーデンを真似た「ユニット型」が増加中

特養は「従来型」と、2001年以降に新設された「ユニット型」のふたつのタイプに分けらます。

従来型は、4人同室の多床室が主です。
しかし、それでは入所者のプライバシーを保てないということから、
厚生労働省は、特養の個室化を推進。

2001年以降に新設された特養には、個室が設けられるようになっています。
ユニット型とは、その個室の入所者10人程度をひとつの生活単位=ユニットとして職員を配置し、
ケアをする形態です。

ユニット型特養は、福祉先進国のスウェーデンのケアスタイルを取り入れたものです。
入所者は、個室で寝起きし、そのユニットを担当する職員から、個別にケアを受けます。

食事や入浴の介助もユニットごとに行われ、
個室に隣接した共同スペース(リビング)で、入所者同士が交流することもできます。


従来型の多床室でのケアとユニット型の個室でのケア。
入所者のことを考えれば、個室のほうがいいに決まっています。

病院であれば原則として「退院」がありますが、老人ホームはいわば終の棲家。
病院のように施設側で決められた人と同じ部屋で、ずっと暮らすことになるのは、
精神的な負担が大きいといえます。

最近では多床室でも、プライバシーに配慮して、ベッドまわりをカーテンではなく、
建具で覆うことで「個室風」にしているところもあるようですが、
同じ空間にいることに変わりません。

寝ている時のいびきや認知症の人の独り言などが、聴こえることがあるでしょう。
排泄介助では臭気も漂ってきます。


一方、個室ならば、そうした問題はありません。
また、家族が訪問してきても、個室で気兼ねなく話ができる。

ケアに関しても個別ですから、自分のユニット担当の顔見知りの職員に
安心して任せられるというメリットもあります。
自宅の快適さには及ばないまでも、それに近い環境で生活できるのがユニット型というわけです。

          

☆デメリットは月の利用額が4万~5万も高くなること

いいことずくめです。
しかし、問題がないわけではありません。

Mさんはこう語ります。
「ユニット型特養は、多床室に比べ、料金がかなり高いのです。
月額利用料の目安は、多床室が8~9万円なのに対し、
ユニット型は、光熱費や設備の維持費がかかるため12~14万円ほどになります。

老人ホームの利用者さんの頼みは、年金ですよね。
その支給額から見て、多床室の料金なら払えるけど、ユニット型は無理という人は、かなりいる。

にもかかわらず、新設の特養はユニット型ばかり。
その結果、空室が出てしまうんです」

多床室の利用額8~9万円より、月4~5万円ほど高くなってしまう。
このため空きがあるのに、入れないという状況が生じているのです。

          

☆はやりのユニット型は職員の負担が大きすぎる

空室が出る要因として、施設側の事情もあります。

多床室は、介護職員が効率的にケアできますが、
ユニット型は、個別ケアのため職員の負担が大きくなります。

介護施設は、ただでさえ人手不足。
給料はたいして変わらないのに、仕事の負担が重いところに働き手はなかなか集まりません。

老人ホームでは、最低でも利用者3人に対し、1人の介護職員を配置しなければならないという
基準がありますが、その基準を満たすことができず、
空室があるのに、利用者を受け入れられない特養がある、とMさんは言うのです。

「つまり、空きが出ているのは、厚労省の方針で新設が進められたユニット型特養。
理想と現実のギャップが生んだ空室といえます。

たしかに入所者の方々のことを考えたら、個室であることが理想です。
しかし、料金が高くて入れない人がいるという現実がある。

そもそも特養って、利用料が安いのが、最大の利点じゃないですか。
収入が少ない要介護者のセーフティネットでもある。
その辺の目配りを十分にしないまま、空室を出してしまっている状況は、やはりおかしいですよね」

介護関係者でも、ユニット型支持派と多床室支持派に分かれて、
議論が行われることが多いそうです。

「でも、どちらがいいというのではなく、ユニット型も多床室も十分に整備して、
利用者さんの状況に応じて、選択できるようにするべきだと思います」(Mさん)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

            

この記事を読んでいる中で、高価な有料老人ホームには無理としても、
何とか特別養護老人ホームのユニット型には入居でき、やがて永らえても大丈夫と微笑んだりした。

しかしながら、肝要の介護施設の職員さんが不足で、受け入れ態勢ができず、やむなく空き室になっている所もあり、
と私は学び、やがて溜息ばかり重ねたりした・・。

れから「団塊の世代」が後期高齢者となる8年後は、約800万人と予測される中、
私は介護難民にならないことは、ひたすら自助努力して、
介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」を出来る限り長く保つしかない、
と思ったりしている。

私は殆ど毎日、独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。

こうした根底として、いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、
ささやかな願いも叶えられなく困窮するので、ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、
或いは足早に歩くことが多くなっている。

            

そして富も名声も無縁な私としては、歩くこと、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体と信愛し、過ごしたりしている。

いつの日にか介護・要とか大病に遭遇しないことは、自助努力も肝要であるが、
こればかりは神様か仏様の采配に寄るよなぁ・・と微苦笑をしたりしている。

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