夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

認知症になりやすい生活、そして認知症セルフチェック、高齢者の私は学び、やがて少しばかり安堵を重ねて・・。

2018-05-07 15:18:30 | ささやかな古稀からの思い

昼過ぎ、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 こんな生活は認知症予備軍のサイン! セルフチェックで判明  】と見出しを見てしまった。

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の73歳の身であるが、
恥ずかしながら70歳を過ぎた頃から齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、

独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。

日頃の私は、 いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受しながら、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。 

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わない上、
何よりも自身が自覚できない言動をする認知症は、私は何よりも恐れたりしている。

このような深情を秘めた
私は、どのようなことですか・・と思いながら、
真摯に学びたく記事を精読した。

この記事の原文は、週刊朝日増刊「ハレやか」4月号に於いて、
国立長寿医療研修センター長の遠藤英俊医師にインタビュされて、明確に回答された記事で、
【AERA dot.】に於いて5月7日に配信されていた。

もとより高齢者にとっては、老後の難題のひとつであり、多くの御方と共有いたしたく、
あえて無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。

            

 《・・人間は、ただ長生きすればいいわけではありません。
健康な脳を持ち、友人たちと楽しく外出できる足腰を保ち、心にハリがなければいけません。
つまり、健康寿命を延ばすことが重要といえます。


認知症にならないための大切なポイントは3つです。
1つ目は「定期的な運動」、
2つ目は「バランスのよい食事」、
3つ目は「人に関わる」こと。

特に1と2は、糖尿病や高血圧、がんなどの生活習慣病の予防で言われていることと同じです。
つまり、生活習慣病を予防することが、認知症予防の第一歩なのです。


【認知症になりやすい生活】

□肉ばかり食べる
□野菜をあまり食べない
□間食が多い
□喫煙者
□毎日2合以上のお酒(日本酒、ビール、ワイン等)を飲む
□外出を好まない
□運動をほとんどしない
□耳が聞こえにくい、目が見えにくい 

            


■チェックシートで確認し、かかりつけ医に相談を 


認知症は、ある日突然、脳に異変が起きるというものではありません。
5年、10年と少しずつ変化が始まります。
認知症を発症したとしても、予防対策を生活に取り入れることで進行を遅らせることができます。
認知症に怯える必要はないのです。


でも、「最近、同じことを言う」、「家への帰り道なのに迷った」。
そんな症状をいくつか自覚してきたら、認知症の一歩手前のMCI(軽度認知障害)の可能性があります。

MCI(軽度認知障害)は、生活を送る上では支障はないものの、もの忘れがあったり、
認知機能が低下したりしている状態をいいます。
このタイミングで適切な対応を始めることが重要です。

 
認知症は自分自身の気づかないところで、進行しているかもしれません。

下のチェックシートで確認し、14問中、3つ以上、当てはまったら専門医に相談することをオススメします。

認知症専門医に診てもらうのが最善ですが、抵抗がある場合は、かかりつけ医に相談したり、
地域包括支援センターの相談窓口に行ったりしてみてもいいでしょう。


「本を読む。頭を使った生活を心がける」、「週に3回は適度な運動を行い、足腰を丈夫に保つ」、
「深酒やたばこはやめて、規則正しい生活を送る」、「生活習慣病の予防、早期発見、治療に努める」、
「何事にも好奇心を持つ」、「人づきあいを大切にし、社会参加をする」。
認知症を予防する習慣は決して難しくはありません。


            

【認知症セルフチェック】


□同じことを何度も言ったり、聞いたりする

□物の名前が出てこなくなった
□置き忘れやしまい忘れが目立ってきた
(財布や通帳などの金銭の管理や、鍵などの場所を忘れるなど)
□以前はあった趣味をやめてしまった、物事への関心や興味が失われた
□身づくろいや整理整頓、掃除などが面倒くさくなった、だらしなくなった
(服を選ぶのが面倒になった、など)
□毎日続けてきた日課、習慣をやめてしまった、面倒になった
□時間や場所の感覚が不確かになった
□慣れたところで道に迷った、目が見えにくい
□財布などを盗まれた気がする、またはそう言う
□些細なことで怒りっぽくなった
□蛇口・ガス栓などを閉め忘れたり、火の用心ができなくなったりした
□複雑なテレビドラマが理解できない
□夜中、急に起き出して騒いだ
□料理などができなくなった、以前より面倒に感じる、鍋を焦がすなど失敗をする

■3つ以上当てはまったら病院へ。2つ以下でも頻度が高い場合や強く出ている症状があれば相談を。・・》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
                    

回の記事を読み終わった後、【認知症になりやすい生活】の中で、
「喫煙者」の私は、困ったなぁ・・と苦笑した。

過ぎし学生時代よりタバコを喫い始めて、自制心が少し欠けた私は、未だにやめられなく、
年金生活を始めた当初より、我が家では室内厳禁と自主的に宣言して、
玄関の軒下、テラスに降り立ち、タバコを喫ったりしている。

もとより『嫌煙』の世の中であり、外出の時は場所をわきまえて喫ったりしている。

「毎日2合以上のお酒(日本酒、ビール、ワイン等)を飲む」に関しては、
私は65歳まで、お酒大好きなひとりで、毎晩呑んだりしてきた。

しかしながら66歳以降は、冠婚葬祭、懇親会、国内旅行以外は、
原則として5日に一回、ウィスキーの濃い水割りを呑み、これ以外は休肝日となっている。

これ以外は、【認知症になりやすい生活】の各項目、該当しないょ、と微苦笑している。

            

私たち夫婦は、子供ら恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭であるが、
私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、

何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

こうして歩く時の私は、紳士バックを園児のように斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された情景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりして、記憶のかたみとしている。
             
このように歩いていると、ほぼ1キロを15分ぐらいであるので、
やはり時折、足早に歩いたり、或いは意識して、大股で歩いたりしている・・。


             

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行を私たち夫婦は幾たびか重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

             

私は午後の大半は、私は随筆、ノンフィクション、近現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

こうした中、ブログの投稿文を綴ったり、数多くの御方の投稿文を読ませて頂き、
多々シニア世代の日常生活を学び、人生の確かな教科書と学んだりしている。

このように日常生活を過ごしてきたので、今回の【認知症セルフチェック】の各項目、
幸いにも該当しないなぁ・・と少しばかり安堵を重ねて、微苦笑をしたりした。

しかしながら、この世はまさかの出来事に遭遇することもあり、
認知症だけは勘弁して欲しい、と念願しながら歩く時もあるのが、現状となっている。
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