「中国飯店 富麗華 」(チュウゴクハンテンフレイカ) 再訪。
ディナータイム、席のみの予約で訪問。本日はアラカルトでチョイス。
ご案内をうけたのは右手ダイニングの中ほど、テーブル席。
夜の時間帯のテーブル・セッティングは、位置皿の上にナプキン、箸置き、箸(縦置き)。
茶杯とソーサー、小皿、グラス、フィンガーボウル。
温かい白タオル地のおしぼりは手渡しでいただけ、トレー置き。
クロスを2枚重ねた卓上には、醤油、酢、爪楊枝、ティーウォーマーなど。
次いでマスタードと豆板醤もセットされた。
昼とはセットされるものが少し多い様子。
(ノブロー) オラも同行してるんだ。久しぶりの富麗華 さんだで。ドキドキだ。
メニューをもろうても、せかされることなくじっくり料理を選ばせてもらえるだ。やっぱ違うな。
片片金錢牛(牛ホホ肉の冷菜)小盆@1,134 (香港)
当店では、香港出身の総料理長をはじめとして、料理人は香港、上海と本国各地より招聘。
グランドメニューの一部にも、系統分類として「香港」「上海」が表記されています。
まずは、冷菜から。
ホホ肉の質の良さはもちろん、香港的なスパイスの効かせ方も申し分ない。
ポーションが少ないのでシェアしていただくのではなく、一人一皿欲しい。美味。
(ノブロー) 自分で取り分けるのはこの冷菜だけだ。
あとはスタッフさんが、出来上がった料理を見せてくれたあと、すべて取り分けてサーブしてくれるだ。
だども、デザートは違うよ。各自分での提供だ。
蝦醤介蘭鍋(ガイラン菜の自家製えびみそ炒め)小盆@1,998 (香港)
土鍋での提供。その後、取り分けた量がこれぐらい。ちょっと寂しい。
ガイラン菜は、ほんの少し火が入り過ぎたように思う。干しエビ入りの自家製えびみそで
コクが出ていますが、私としてはガイラン菜は細かくカットするのではなく、
もっとダイナミックにいただきたかった。生姜の風味も効き、味は良いと思います。
芙蓉海中蝦 (大海老と卵白の炒め)小盆@2,268 (上海)
卵白はふわっとして羽毛のように軽く、滑らかな口当たり。
ぷりっとした大海老の身質を噛み切りながら、レンゲで卵白あんを余すことなく楽しむ。
優しい塩味が口の中に広がる。餡かけのまろやかな旨味、とろみのつけ加減も妙妙たるもの。
さすが、選りすぐりの料理人を擁しているだけのことはあります。美味い。
次は黒酢の酢豚。当店にお邪魔したからには、試しておきたい名物メニュー。
系列店「潮夢来」さんのランチにいただいたものは、正直ピンとこなかったのですが、
今回はどうでしょう?
富麗華黒排(上海名物 黒酢の酢豚)小盆@2,214 (上海)
――うーん!黒酢の色艶からして違う。
外はかりっと香ばしく、中はしっとりと柔らかくジューシー。
食感のコントラストが効いたひと口サイズの豚肉に、黒酢の風味豊かな餡がぽってりと絡まる。
きっちりと品の良い味わいは、同じ黒酢の酢豚でも系列店の中でトップをいくものだろう。
(ノブロー) 肉は二度揚げすることによって、衣がかりっとなるだ。
(みに) ノブローさん、それ受け売り。魔神さんに教えてもらったのよね。
培根牛油炒飯(ベーコンとエシャロットのチャーハン)@1,512
具材は、ベーコン、玉子、エシャロット、ネギ、アスパラ、キャベツなど。
油が米粒ひとつひとつをコーティングし、唇に油が残りそうなぐらいオイリーなのですが、
味が均一に入り美味しい。これも技量なのでしょうか。
使用されている油も上質、味付けは薄味。
アスパラの食感が良かったなあ。お好みですが、後半には豆板醤を少しつけて。
次はデザート。クルミの温製スープが気になりますが、最近よくジンジャープリンを
いただきますから当店のも試してみたい。
姜汁双皮�垢(温かい牛乳プリン ショウガ風味)@783
温かいというか、あっつあつ。
滑らかでミルキーなプリン。口に含むと生姜の風味が鮮やかに広がる。
しかし、ちょっと私には熱すぎる感があり、少し冷めたぐらいが一番美味しくいただけた。
ミシュランガイド星獲得店 「中国飯店 富麗華」安定感のあるクオリティです。
お酒は、ワイン クラウディ・ベイ@6,912ほかで
お会計は、1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)。
中国飯店 富麗華 (チュウゴクハンテンフレイカ)
東京都港区東麻布3-7-5
TEL 03-5561-7788
営業時間/11:30~14:00L.O. 17:30~22:00L.O.
定休日 無休
※中国料理満足度数は4.8~5.0