四川料理「栄児 家庭料理」(ロンアール カテイリョウリ)サンシャインシティ店。
店主は四川省出身の丸藤栄子(周栄)氏。
祖母から教わった四川家庭料理を伝えたいとの思いで本店(板橋店)を2002年にオープン。
現在都内には数店舗姉妹店を有しており、サンシャインシティ店もその中のひとつ。
場所は東池袋サンシャインシティ・アルパ3階。
商業施設内のレストラン街に入っているためか、とてもカジュアル。
ガラス越しに空席を見つけたので遅いランチに利用した。
入店すると先客は3組。
スタッフさんの「一番奥の席でよろしいですか?」とのお尋ねに、もちろん異存はなかった。
客席はテーブル席のみで、ぐるなびによると総席数30席。
利用は3人掛けのテーブル席。壁に対面する方向で着座した。
卓上には、ランチメニュー、紙ナプキン、爪楊枝、ウォーターピッチャー、箸(箸立てにまとめて)。
フロアを担当しているのは、先ほどの女性スタッフ1名。忙しそうだ。
メニューを手に取り、注文を決めて待っていると、水の入ったグラスがサーブ。
「汁なし担々麵」をお願いすると、辛さを聞かれた。
え?そんなのあるの?
スタッフさんが指さす方向を見ると辛さの段階が1~7まで分かれていた。
無謀な挑戦は嫌なので、ちょっと辛いぐらいはどれになるか、と聞いたところ、
答えは3のしびれ(辛)だった。 私にはそれぐらいがいいかな。
当店はランチタイム、11:00~15:00までは餃子食べ放題というシステム。
次は入口近くに設置されたコーナーからセルフで水餃子を調達する。
ここには自家製ラー油と合わせ黒酢が置かれていて、スタッフさんの話では
黒酢もたっぷりが美味しいとのこと。アドバイスに従う。
汁なし担々麵@1,000
辛さは3のしびれ(辛)。
柔らかめで細い縮れ麺の上には、肉そぼろ、刻みネギ、ピーナッツ。
サラダ付。 と言っても、生野菜をバリバリ食べるわけではなく、
ボイルしたもやし、キュウリ、人参のあっさり甘酢漬け。
口の中の辛さを和らげるには、酢が丁度良い。
利用が遅かったためか、厚めの皮が硬くなり、
待ちくたびれ感ひしひしのもっちり水餃子、餡にはがっちりニラ入り。
自家製のラー油は舌触りがジャリっとしていて、揚げたニンニク他スパイスが効き香ばしい。
やはり、合わせ黒酢たっぷりのほうが、さっぱりして食べやすいように思う。
また、ランチタイムの終わり頃には、どこにいたのか店のおじさんが
「どうでしょう?」と、テーブルまで水餃子をすすめに来てくれた。
汁なし担々麵は器の底にタレが溜まっていますから、かき混ぜなくてはなりません。
くっつき合っていたので、上下左右に振るようにして麵をほぐし、全体をしっかり混ぜると、
黒酢がぷんと香った。この香り大好き♪
花椒が効いて、辣油は先ほどの自家製ラー油かしら?
唐辛子ほか四川の香辛料が使われ香ばしさもある。
食べ進めるほどにジンジン痺れ、唇がこってりするほどにオイリーですが、旨味も強い。
この旨味のせいか、意外に食べやすく、難なく完食。
スパイスは四川なのですが、味は微妙に日本ナイズされつつある感じ。
レストラン街の店舗だからなのかしら。
本店に伺えばまた印象が違うのかもしれませんね。ご馳走さまでした。
栄児 家庭料理 サンシャインシティ店
東京都豊島区東池袋三丁目1-1 サンシャインシティ・アルパ3階
TEL 03-3982-6886
営業時間/ 11:00~15:00 17:30~22:00
定休日 不定休(サンシャインシティに準ずる)
※ランチ満足度数、3.5~5.0