Chinese Dining 「嘉賓」(カヒン)
当店は四ツ谷の老舗広東料理「嘉賓」(カヒン)の姉妹店。
場所はJR渋谷駅新南口を出て、道を挟み斜め前のGEMS渋谷 8F。徒歩1分
お洒落なBGMが流れ渋谷の年齢層を意識したスタイリッシュな店内は、
メインダイニングのほか個室を完備し、大型モニターも設置。
そこではスポーツ観戦もでき多目的に使用可能というのだから、
“嘉賓”と言うと四ツ谷店のクラシカルなイメージしか頭に浮かばない自分にとって、
ある意味新鮮な驚きだった。
フロアを担当するスタッフのお姉さんも、くたびれ感がなくテキパキ動作がこなせるきりっとしたスタイル。
彼女に案内してもらったのは、片側ベンチシートのテーブル席で、
この時間帯は2名使用に卓を離しセットしている。
テーブル・セッティングは、使い捨て紙おしぼり、割り箸(横置き)、ランチメニュー。
着座後には氷水の提供を受けた。
ランチメニュー(11種類)から選んだのは、嘉賓おすすめの逸品と銘打たれた牡蠣ソース和えそば。
白粥・サラダ・お新香・デザート・ドリンク付き。
四ツ谷店のあの懐かしい味が、渋谷で再現されるだろうか、楽しみだ。
ランチは何を選ぶかによってセットが若干異なる。
しかし、サラダ・デザート・ドリンクは必ずついてくるようだ。
注文時、「飲み物はどうされますか?」と聞かれた。
セットのドリンクはサービスドリンク(6種類)の中から選ぶシステムで、チョイスはアイス烏龍茶。
店側では昼を見越して準備しているから、サラダ・お新香・ドリンクが登場するのも早かった。
お新香は3つ仕切り皿で、大根、ザーサイ、塩豚。大根の漬物が甘く、口に合わない。
牡蠣ソース和えそば@900(税込)
程無く、そばと粥が到着。自分で注文しておいてですが、炭水化物に偏った食饌だ。
セットのサラダは食事のバランスを考えてのことと思うけれど、これではなく、
“青菜の炒め”あたりで提供していただきたかったなあ。味の組み立て的にしっくりこない。
(レンタロー) な、具がねえの?上のネギだけだで。
箸を入れ麵をほぐし、口に運ぶ。細く縮れたぽそぽその麵は、私の記憶に残っている
カキソース和えそばとは(麵の)状態や味わいが微妙に違う。甘さの舌残りがある。
似て非なる四ツ谷カキソース和えそばのそっくりさんだ。
白粥には鶏のささ身入り。ほぼ米の原型がなく、ぽってりとろっととした粥で、
特筆すべきものはないけれど、塩加減も整っていて普通にいただける。
大きく外すこともなく安堵した。
デザートは杏仁豆腐。
本格的中華を愉しむというより、小綺麗な店内で中華を肴にワインやハイボールを片手にして
話を弾ませるカジュアルチャイニーズダイニングというイメージを持った。
昼の時間帯、客入りはまばら。 当店の勝負は夜の営業かもしれない。
Chinese Dining 嘉賓(カヒン)
東京都渋谷区渋谷3-27-11 GEMS8F
TEL 03-6427-2239
営業時間/ 月~金 11:00~15:00(LO)14:30 17:00~23:00(LO)22:30
土日 11:00~23:00 ※15:00~17:00は、アイドルタイム
定休日/ 無休(年末年始を除く)
※ランチ満足度数は、3.2~5.0