神楽坂チャイニーズ 「結華楼」(ユイカロウ)
オープンは2013年7月1日。
総料理長、齊藤雄史氏は鼎泰豐(ディンタイフォン)をはじめ、数々の名店で研鑽を
積まれた方だという。
HPを拝見したところ、紹介されている各シェフの経歴に共通するのが、小籠包の有名店での修業歴。
豊かな経験あってのことでしょう。
当店の小籠包も好評を博しているようで、期待値も高まる。
場所は神楽坂のメインストリートの早稲田(神楽坂)通り沿いで、1階が上島珈琲店。
エレベーターで5階に向かう。
扉を開け、入店すると左手に半個室のテーブル席、右手がガラス越しに眺められる
オープンキッチンを備えたメインダイニングで、カウンター席と片側ベンチシートタイプの
テーブル席というレイアウト。また、一番奥はVIPルームになっているようだ。
黒を基調としたスタイリッシュな店内は、厨房が明るめ、客席のほうは照明を抑えているようで、
まるで舞台を見ているよう。
その舞台の中には3名、そのうち1名が小籠包の蒸し上がりをみるため付きっきりの作業だ。
カウンター席は埋まっていたので、お洒落なギャルソンスタイルのフロアスタッフ(女性)さんから、
ベンチシートへの案内を受ける。
卓上には、たれ、黒酢、爪楊枝、紙ナプキン。
カトラリーバスケット内には使い捨て紙おしぼり、カトラリーレスト、レンゲ、箸がセット。
着座後には氷水。メニューを手渡され、日替わりについても口頭で教えてくれた。注文を検討する。
「新チューボーですよ!」で紹介されたセットも強くアピールしていたが、選んだのは平日のお得なセット(6種類)。
これらは全て名物の小籠包3個、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐、ライスが付く。
Aセット 鶏肉の唐揚げ薬味和え(油淋鶏)@980(税別)
角盆にのせて一緒出し。
スープは溶きたまご。私には塩がきつく感じた。
鶏肉はややスレンダー。ひと口目は甘酸っぱかったのですが、食べ進めていくうちに
醤油が口に残るようになり、後半はしょっぱく思えた。
濃い味なので、少量でも飯の友になり得る。頼もしいおかず戦士だ。
少し遅れて、小ぶりな小籠包が登場。針生姜と小皿も同時にサーブ。
「お好みで卓上のたれ、黒酢をお使いください」とのこと。
味見をしてみると、既に醤油と酢をブレンドしたものだった。
神楽坂の桜をイメージしたという“神楽坂小籠包” は、ほんのりピンク色で可憐。
いかにも女子受けのしそうなルックスだ。
まずは箸で持ち上げてみる。破れない、きちんとタプタプしてくれる。
薄い皮を噛み切るとスープがじゅわ~っと広がる。
これは2日間煮込んだスープを包んでいるとのことで、かなり濃厚そしてこってり。
口に含むと餡は優しくとろけた。 品よく主張してくる味わい。
当店が力を入れているだけあって小籠包は好感触。
しかし、平日のランチセットそのものはボリュームが少なく、男性には物足りないかもしれない。
ランチタイムは神楽坂散策のマダム達を中心に予約で大盛況。
場所柄も良いのでしょうが女子率が高く、私の退店時にはレジ脇で待つグループ客もいた。
神楽坂チャイニーズ 結華楼(ユイカロウ)
東京都新宿区神楽坂3-2 木村屋ビル 5F
TEL 03-6280-7644
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-
※ランチ満足度数は、3.5~5.0