中国料理 「皇家龍鳳」(コウカリュウホウ)
2010年リーガロイヤルホテル東京「中国料理 皇家龍鳳」料理長に就任された安川 隆久氏は
台湾で修行を積まれた経歴もあり、広東料理の伝統を重んじ、更なる研究を怠らない方だという。
最寄り駅は都電荒川線の早稲田駅徒歩3分。リーガロイヤルホテル東京1F。
※JR山手線高田馬場駅、早稲田口東側ロータリー内よりシャトルバスも出ています。
重厚なエントランスをくぐり、スタッフさんの案内で店内奥へと足を進める。
メインダイニングの大きな窓からは大隈庭園の緑が清々しく目に飛び込み、
マホガニー張りの壁と、高い天井には美しいシャンデリア。
欧州調でまとめアンティークでシックなインテリアはどれも格調高く
ここが中国料理店であることを忘れさせるクラシカルな特別空間だ。
まるで、フレンチレストランのようだなあ。
それもそのはず、のちにネットで知ったのですが、以前フレンチレストランであった時の
内装をそのまま活かしたものだそう。
席数は70席で、個室は3室(4~20名様)完備されている。
中ほどの4人掛けテーブル席の利用。荷物は片側の空いている椅子に置いた。
テーブル・セッティングは、箸置き、箸(縦置き)、レンゲ置き、レンゲ、ナプキン。
テーブルクロスを2枚重ねた卓上には、醤油、酢、辣油が置かれ、着座後にはメニューと
タオル地のおしぼり(トレー置き)をいただけ、お茶(ジャスミン茶)は茶杯でのサービス。
麵・飯のページを開く。ランチタイムは割増料金で各種セットにできるとのこと。
せっかくなので、2種蒸し点心&杏仁豆腐をつけよう。+@600(@713 税・サービス料込)
担々麵@1,600(@1,901)
受け皿付きでのサーブ。
ラー油が散らされたクルミ色のスープは見るからにぽってり。
表面に確認できるのは、チンゲン菜、肉そぼろ、カシューナッツたち。
いつものように麵をたぐる。
湯気の中から覗くのは極細ストレート麺。おお、いい感じだ。こいつは質の良いものに違いない。
レンゲでスープを掬い口に含む。
辛さや酸味を抑え、ゴマゴマ濃度たっぷりですが、コクが深く、こっくりとまろやか。
上質のゴマをふんだんに使い原価のかかっていそうな味わいだ。
スープにも重厚感があり、ずっしりと腹に溜まりそうなので飲み干すまでにはいかないものの美味い。
2種点心
フカヒレ入り蒸し餃子(右)、海老と翡翠の蒸し餃子(左)。 蒸し時間を要し、遅れて登場。
豆板醤とマスタードもセットされ「お好みで点心につけてお召し上がりください」とのこと。
味見をすると、豆板醤はピリッとした辛みに塩気のバランスが整い、
マスタードは酸味がフレッシュだった。
歯を入れると軽く下味をつけた餡がみっちり。
ホテル中華のクオリティを保たれていて、2個で356円ならお値打ちだと思う。
杏仁豆腐
デザート時には爪楊枝がサーブ。お茶の注ぎ足しもこまめに気を配ってもらった。
空いた器を下げてもらったあとにはデザート。
少し大きなスプーンで口に運ぶ。すっきり爽やかな甘さが広がり、滑らかに舌の上でとろけていく。
口当たりが軽やかで後味も綺麗な杏仁豆腐だ
これも356円ということになる。
値段以上の満足感を得れ、セットにして正解だった。
ラグジュアリーな空間でいただく安らぎのランチタイム。サービス料がかかりますが、これも納得。
会計時には「お味の方はいかがでしたでしょうか」と支配人さんらしき男性より声掛けを受け、
心地良い満腹感で店を後にした。
皇家龍鳳(コウカリュウホウ) 東京店
東京都新宿区戸塚町1-104-19 リーガロイヤルホテル東京 1F
TEL 03-5285-1121
営業時間/ランチ 平日 11:30~14:00 土・日・祝 11:30~15:00
ディナー 17:30~21:30
定休日/ 無休
※ランチ満足度数は、3.9~5.0