その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(夏をあきらめて)

2011-12-14 21:42:46 | 夢屋王国

「波音が響けば 雨雲が近づく 二人で思いきり 遊ぶはずの on the beach ♪」
突然ですが、桑田佳祐さん作詞作曲の「夏をあきらめて」であります^^;
1982年7月のリリース、研ナオコさんもカバーしている曲であります。何と言うことはない、今にも雪が降り出しそうな季節に、夏を思い出しているのであります。朝起きてストーブに火を点け『第2サティアン』を暖める。レギュラーコーヒーを入れながら夜明けを待たないと何も出来ない季節になってしまいました。薪を割るのは苦になりませんし、ストーブに火を点けるのにも、小型のバーナーがありますので苦労はしません。こんな時はのんびりすれば良いのでしょうが、性格なんでしょうねぇ…じっとしていられないのであります^^;
さて、こんな時はどうして過ごしましょうか?アケビの蔓を利用して、クリスマスリーフを造るのも悪くないし、正月用の門松を造りも満更悪くもなさそうだ…日が昇り出勤準備までの時間が30分しか確保出来ない…電気の無い『第2サティアン』で自然児は、空想だけを巡らせるのであります。

「季節のうつりかわりに敏感なのは 植物では草 動物では虫 人間では独り者 旅人 貧乏人である。」私の大好きな漂泊の詩人、種田山頭火の随筆集の一節であります。何も無いと思っているところに、日々わずかな変化があって、そのことに気付ける楽しみ…冬という季節は、その変化さえ気付かせてくれないのであります。否、本当は僅かな変化が訪れているのかも知れませんが、虫や草の僅かな変化に気付けないのかも知れません。肌に心地よい風は、皮膚に刺さるような冷たい風になって来ました。これもまたひとつの変化なのでありますが、ストーブに逃げ込んで感じようとしていないのかも知れません。(敢えて、北風に挑もうなどという気も起きませんけれどね^^;)今年、仕事に使っている手帳は、5月以降、珍しく毎日の作業記録が真っ黒に書き込まれております。残り18日…新しい手帳に移る前に何かをまた感じ取りたい。ワクワクするような日々を待つ『夢屋国王』であります。

『夢屋国王』のお狩り場である「大沢山」で見つけたカメムシ…クサギカメムシと思っておりましたが、トゲカメムシのようであります。今年は、あちらこちらでカメムシの大量発生が報告されております。カメムシの多い年は大雪になるなどという俗説もありますが、今のところ雪が降る予兆がありません。こんな年は、年明け前後にドカッと大雪になる場合が多いのですが、そうなると何をしようかなぁなんて、のどかなことが言って居られなくなります。何たって毎朝、雪かきをしなければならないのですから^^;

コメント
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