その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋国王(黄金郷の旅)

2011-12-17 17:39:03 | 夢屋王国

『国破れて山河あり 城春にして草青みたり と、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。』今から322年前、松尾芭蕉は奥の細道紀行で、この旅の最終目的地である奥州平泉の地に立っております。最近、ブログネタに困っている『夢屋国王』は、雪の舞うこの時期に、何故か奥州のエルドラド(黄金郷)に足を踏み入れたのであります。
源頼朝が征夷大将軍に任ぜられた1192年の鎌倉幕府成立以前から、奥州藤原氏は、武家政権である平氏と源氏の争いを尻目に、白河以北の東北の地を実質支配し、産出する砂金で独自の黄金文化を醸成してきたのであります。東北地方は、中央文化から遅れた辺地であったのか?常に、中央の権力闘争に翻弄されて来たものの、独自文化を築けるだけの資源に恵まれた豊かな地であったと自負するのであります。

 

まだ、夜も明けきらぬ朝6時に家を出発し(バスの中でビールを飲む都合もありますので、少々不機嫌なオッカーに集合場所まで送ってもらいました^^;)朝からハイテンションで平泉に向かいます。芭蕉が曾良と苦労した奥の細道の旅も、今ではビール片手の悠長な旅なのであります。予算の都合でバスガイド無し^^;中継地である「厳美渓」に到着するも『夢屋ご一行様』は、どこへ歩いて行けば良いのか分からない…添乗員『夢屋』は、厳美渓名物「郭公団子」を探すのでありますが、冬季休業!!!歩道も凍るこの時期は、観光客もまばらで名物もお休み。ここで諦めては、何のために団子を食べに来たのか分からない(当初の目的が違っておりますが…)近くの売店で団子を探すのであります。

 

先輩の命令で、休業の看板を手にお詫びさせられた若手のために、対岸で営業している売店で『いつくし団子』をご注文!お代は、年長者の奢りであります^^;

 

たかが団子と言うなかれ。この地「厳美(げんび)」には広島県厳島神社と同じ三女神が祀られた大社があり「五串(いつくし)」と呼ばれ、五串…厳(いつくし)…厳美と名を付けられたとか。団子三兄弟の歌詞と違って、団子も五個であります。
『夢屋国王』の黄金郷探しの旅は、団子屋探しの旅から始まるのでありました^^;
この時点で、同行の『タムラどん』は、大好物の缶ビール(350ml)を7缶空けておりました。(午前9時30分の出来事であります。)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする