その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(鳥瞰)

2011-12-30 09:56:03 | 夢屋王国

銀世界などと申しますが、冬の晴れ間は気持ちの良いものであります。
俗に『馬鹿と煙は高い所が好き』などと申しますが、私『夢屋』も高い所が好きであります^^; ちょっと高い所に登っただけで、毎日眺めている景色も新鮮に見えたりもします。本日は、作業小屋の屋根の雪を下ろしておりますが、余りにも眺めが良いので、屋根の上で一服…椅子でも持ち出してコーヒーブレイクと洒落込みたいところですが、只でさえ畑仕事に精出す変わり者と見られておりますから、余り目立った行動は控えておきましょう^^;
我が在所では、年末に正月用の餅をつき、重ね(鏡餅)と延し餅を作るのですが、12月29日だけは『にくのもち』などと申しまして餅つきをいたしません。『にくのもち』は、憎しみも搗き重ねてしまうなどという言葉遊びのようであります。したがって、大掃除でもしなければ、ぽっかり一日空いてしまうので、釣り仕舞いに遠征に出掛けることが恒例となっているのですが、今年は雪下ろしに精出しているところであります。

 

屋根の上から『夢屋王国』の領土を眺めておりますと改めて広いと感じるのであります。南西方向は、水田とアスパラ畑が見えますが全て雪の下。友人である『貧乏父さん』や『ノロ君』のニンニクもすっかり雪の下であります。北西方向は、ワラビやコゴミといった山菜園となっておりますが、これまた雪の下であります。来年の計画では、水田エリアに「ヒメノモチ」を栽培し、ワラビの塩蔵とコゴミの出荷、フキを整理したいと思っているのですが、どこまで体力が持つでしょうか^^;
冬場の仕事として、平面図上に栽培エリアの色分けをしてみたり、栽培計画表を作りながら作業の重なりをチェックしたりしているのですが、こうして高い所から「鳥瞰図(ちょうかんず)」を描いてみるのも楽しいものであります。子どもの頃は、背中にビーチボールを着けて、飛び跳ねてましたからねぇ…本気で空を飛べると信じていたんです。こうして屋根と地面の境目が判然としない情景を見ていると、そのまま歩き続けると空中を歩けるのではないかなどと妄想が浮かんだりするんです。やっぱり、おバカと夢屋は高いところが好き…^^;

コメント
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