今期最大の寒気が大陸上にあり、日本海側はこの3連休大雪の予報であります。今、外は雨…♪雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう♪などと、山下達郎さんのように能天気に歌ってなど居られないのであります。クリスマス・イブは大荒れ…彼女が来ないのは、決して雪のせいだけではないはずでありますが、天気と同じように大荒れのクリスマスを迎える男性諸氏よご愁傷さまでございます^^;
彼の共和国の序列第1位の後継者とその取り巻きも、このクリスマスは慌しいことでありましょう。突然、降って湧いたような権力の継承は、サンタクロース(偉大なる父)からのプレゼントだったりして…。
さて、平安末期に興った奥州藤原三代の仏教文化も中央文化の流入であって、独特な文化が興ったということではないと思われます。御本尊様が「阿弥陀如来」であったり、毛越寺の庭園造りを見ても、当時流布し始めた「浄土教」の影響が色濃く出ているのであります。金色堂や伽藍の建設を進めた背景に、西方十万億土の彼方にあるという阿弥陀如来の極楽浄土への道を「藤原さん」のお身内にのみ拓こうとしたのか、庶民にも開放しようとしたかなどということを私には知る由もありません。所詮、庶民派の夢屋は、船首に鳳凰をあしらった船を「大泉が池」に浮かべ、日がな一日のんびりと日向ぼっこでも出来たなら、極楽気分を味わえるかもしれないと思いつつ、いやいや貧乏暇なし…一日のんびりなんて性格的に出来ないと我に返るのであります。
出土品が三代秀衡公の時代に重なると言われる「柳之御所跡」(政務の中心地)には、田舎の集会所のような資料館が建っておりまして、出土品が展示されております。歴史は時の権力者を中心に語られ、遺構もまたしかり…権勢の裏側の庶民の生活ぶりなど窺い知ることなど出来ません。漆塗りであったであろう大型の下駄に「弁慶」なんて書いてあったら愉快だろうし、かわらけ(瓦笥)の絵が「義経さん」の筆だってさぁ…意外に下手ぴぃ^^; などという庶民の声が聞こえてきたら楽しいんですけどねぇ。まぁ、約900年の時を経て、悪戯書きが笑われることの無いように、権力者は書画に長けていた方がよろしいかと考えるのであります。
ただの板切れの様に見えますが、これは今回の旅のお宝画像であります。「ちゅう木」と呼ばれるこの木端は、現代の「トイレットペーパー」であります。(これホント!)
「昔の岩手県は、米が極端に採れなくて粟・稗を食べていたものだから、ウ〇コしたら木のヘラでたたくと用が足せたのだよ…。」
↑これは、『夢屋国王』中学生時代の社会科教師の発言でありますが(決して、岩手県民をバカにした内容ではありません。)約40年の時を経て、実物を見るとは思いませんでした。昔のポットン便所の中央には、一本の縄が吊るしてありまして、これが明かりの無い時代に便器に落ちないように中心を知らせる目印だったとか、いや、この縄を使って用を足したのだなどというトイレにまつわる伝承がある訳で、田舎のトイレなどと言うものは似たり寄ったりなものであります。田舎のトイレットペーパーの変遷を調べただけでも、立派な民俗学のレポートになると、俄かトイレ学者は膝を打つのであります。
こうして『夢屋国王』の奥州黄金郷の旅は、黄金色のウ〇コへの話題と変化し、トイレに落ちない…オチの無い話で終わるのでありました^^;
追記)AM5:30 まだ雪は降っておりません。今日から3連休じゃ^^;