その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋国王(ゼミナール)

2011-12-08 12:10:07 | 夢屋王国

昨日は、出稼ぎ先で関係する研修会と懇親会。そして本日は、自主研修と称して公開講座に参加してきました。いや~濃縮された情報を提供されて、頭が重いこと^^;
自分から志願して参加した講座ですから眠気なんか起きません。募集定員50名の会場に、それを上回る参加者がいたような気がします。公的機関が主催する公開講座にしては大入り盛況といったところでしょうか。テーマは「農産物直売レベルアップセミナー」…農産物直売所とは言うものの、加工所を起こそうとする主婦層、商店主、農業青年(壮年^^;)、実際に直売所を運営する方々、各種団体からの参加者etc.様々であります。
従来、第1次産業から第3次産業といった産業分類が行われて来ましたが、最近では、「第1+第2+第3=第6次産業の創出」などと言われ、さらには「第1×第2×第3=第6次産業化の創出」と言われるようになりました。即ち、第1次産業が衰退し、0(ゼロ)となれば、「第0×第2×第3=0」産業界全体が衰退するという考え方であります。一方では、TPP参加により関税障壁を無くし、輸出入量の増大により外貨を稼ぐという経済界の考えが今議論されておりますが、本日の参加者を見る限り、第1次産業を衰退産業と捉えるのではなく、生き残りを掛けて何とかしたい、何とかしようという意欲ある方々だったような気がします。

 

講師は、全国直売所研究会事務局長 青木隆夫氏であります。出身大学が一緒でした^^;
講演の後は、お決まりの質疑応答でありますが、当たり前と言えば当たり前の質問に対し、青木さんは懇切丁寧に体験を交えて応えて下さいました。そうそう、レベルアップセミナーなんだから何でも有りなんです。上から目線ではない講師と参加者のキャッチボールを拝見していただけで楽しかったですよ。それでは、国王は何かレベルアップ出来たのでしょうか?ひよっ子のお百姓さんとしては当面の課題として栽培技術の向上、栽培計画書の作成、こだわり産品の創出…この辺を課題として取り組む必要があると感じたところであります。
高ぶる思いを夜風でクールダウンしながら、『第1サティアン』所有者の友人『ノロ君』と久し振りに熱く語り合ったのでありました。目出度し目出度し^^;

さて、巻頭画像は今年6月に春白菜の葉に現れたアカヘリサシガメであります。口吻をご覧いただけますでしょうか。サシガメの類は、肉食系の昆虫です。ガやハバチの幼虫を捕らえては、口吻を刺して体液を吸汁するタイプなので、一般のカメムシより口吻が太くて丈夫であります。黒い鎧と装飾の赤い弦を思わせるその姿に、今、読んでいる「楊令伝」の楊令率いる黒騎兵をイメージしてしまいました。晴耕雨読ならぬ『夏耕冬読』…冬期間は、農作業が無い分だけ、頭の筋肉を鍛える『夢屋国王』であります^^;

No.072 アカヘリサシガメ  Rhynocoris ornatus  昆虫綱 半翅目 サシガメ科
黒に赤の縁取りがオシャレですよね。嫌いな方からすると毒々しいと感じられるかもしれませんが^^;
似合わない毒々しい柄のファッションやお化粧を嫌う『夢屋国王』からすると、コチラの方がシャープで美しいと感じてしまうのですが・・・失礼!

コメント
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