仁義礼智といった儒教思想と封建社会の安定の礎である「忠義」…忠臣蔵を愛し、クリスマスを祝い、大晦日に除夜の鐘を聞いて、元日には神社に初詣…こうなると日本人の思想や宗教観といったものは、八百万の神々の如く、何でもアリの世界に突入するのであります。敬虔なる仏教徒(曹洞宗)であるはずの『夢屋国王』も、一仏二祖と言われる曹洞宗の教義すら知らず、三宝(仏・法・僧)に帰依するに至らない…大体、身近であるはずの僧教に触れることがありませんから^^;
そこで、何でもアリの『夢屋国王』は、突然、クリスマスリース造りを始めたのであります。畑のアケビ蔓を適当な長さに切って、グルグルグルと束ねたところまでは良かったのですが、はて、飾り付けは何でしたっけ?こんな時はグルグルではなくて、ググッてみれば…松ぼっくりが基本かぁ~!まぁ、明日拾ってこよう。柊の木はご近所に植えてあったはず、何か赤い実が欲しければ、ナンテンの実でも付ければ良いだろう…仏教徒が造る和洋折衷のクリスマスリースでいいじゃん^^;
もうこうなると「我が家は仏教である。」と、頑なにクリスマスを拒否し続けた我が家の古老が懐かしいのであります。お隣の奥さんは、最近、ラジオCMにスポンサー出捐する某宗教団体だったような気がしますが、年々玄関先のXmasイルミが派手になっていくようであります。もう宗教行事ではなく、イベントなんだなぁ…。
『夢屋国王』が、まだサンタクロースの存在を信じていた頃は、部屋に靴下をこっそり吊るしたこともありましたが、何故か我が家にはサンタクロースがやって来ませんでした。貧乏な家にサンタクロースは来てくれないのか、煙突が無いとサンタクロースが入って来れないのかと真剣に悩んだものでありますが、敬虔なる仏教徒の子どもの所には、さすがにサンタクロースは信仰に配慮してやって来てくれないのであります。
これは…ススキの葉であります。ススキの葉柄に赤紫色の部分があるので、当然、ススキの葉にも赤い色素はあるのでしょうが、枯れてしまったススキしか目にしませんので非常に珍しく感じました。赤…サンタクロースの服は赤かったですねぇ。
またふと、子どもの頃の言葉遊びを思い出しました。
「三角四角、四角は豆腐、豆腐は白い。白いは兎、兎は跳ねる。跳ねるは蚤、蚤は赤い。赤いは富士、富士は滑る、滑るは親父のハゲ頭。」クリスマスイヴに三角帽子を被って、ケーキ片手に飲み歩く、赤ら顔のオヤジなど、最近見なくなりましたねぇ…我が家の子どもたちのところに、サンタクロースが来なくなってから、もう何年経つのだろうか^^;
明日は、何故か奥州藤原三代…世界遺産となった平泉の「中尊寺」に出掛けて来ます。