「ハマヒルガオ」…傘の花は?
北原白秋作詞の「あめふり」…「ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン♪」というあの歌。関東地方は梅雨入りしたようでありますが、南東北もあと一週間くらいでしょうか?大正時代生まれの「あめふり」の歌詞に、小学生低学年の頃を思い出します。下校の頃に降り出した雨…歌詞の中では、かあさんがお迎えに来てくれるのでありますが、昭和40年代の頃の田舎は、三世代同居率も高く夫婦共稼ぎ…かあさんがお迎えなどという光景は無かったような気がします。ならば、どのようにして帰ったのだろうか?商店の軒下を渡り歩きながら?歌詞のようにずぶ濡れになりながら?残念ながら記憶が定かでありません。当たらない天気予報(我が在所では『てんつ予報』と言っていた。『てんつ』…「うそ」…当たらない^^;)を信じ、傘を持たされた同級生を運良く見つけては、半ば強引に傘の中に入れてもらったかも。
今は、学童保育がある。天気予報も当たる。傘もコンパクトになりました。今や雨に濡れるのは、雨合羽を着ることを良しとしない自転車通の中坊くらいですかねぇ^^;
当時は、子どもたちを気遣うほどの生活に余力が無かった。子どもたちも逞しかった?下校途中に危害を加えるような輩は居なかった…ご近所の子どもと分かっていても、安易に「車に乗って行け。」なんて気軽に声がけも出来ない世の中であります。憂鬱な雨…いやいや、声がけも出来ない世の中の方が憂鬱でありますね。