ハエと剣豪

これは「ニクバエ」だわなぁ…

ニクバエは、「肉蝿」と書き、『憎蝿』でも『醜い蝿』でもないことをお断りいたします。とは言え、死肉や糞便に産卵するので不潔…汲み取り式のトイレ（今や都会では死語か？）や有畜農家の数も減りましたので、田舎でもやや小ぶりのイエバエの数さえも、以前に比べたら減ったような気がします。（今時、飲食店でハエが飛び回っていたら、指弾されるに違いない！）
さて、出稼ぎ先の我がパソコンの前に、イエバエが一匹現れました。昨夜の蚊に続き、嫌われ者の蝿が、同類の『オジSUN』とお近づきに成りたいらしい。出来ることなら、蚊と同じように♀であって欲しい。（♂♀関係なく嫌われ者ではありますが…。）
『オジSUN』は、剣豪「塚原卜伝」をまね、やおら両手を蝿のやや上方に構え、手を打つ。勝率50％以下…運が良ければ、蝿を手のひらに捕らえることが出来る。決して両手を強打してはいけない。蝿を気絶させる程度の打ち方に留めないといけない。万が一、両手で潰してしまったら、称賛の声は、婦女子の悲鳴と憎悪の声に変わってしまうから^^;
『五月蝿い（うるさい）』とまで書かれるほど嫌われる昆虫のハエでありますが、行動を観察していると結構、愛らしいポーズを取ることも…嫌われ者同士、同類相哀れんでおりますが、勝負は勝負。今年もハエとの戦いが続くのであります。