やっと見つけた「ゴギョウ」
『夢屋農園』の仕事始め…農場長は偉そうに年頭訓示を行いました。(ただ今、従業員1名^^;)
農場長としての指示は、きゅうり部長である長男『ポン太郎君』に、令和2年の生産目標を同一圃場対前年比で1.5倍にすること。新たな試みとして「無加温ハウス栽培」に着手することの2点であります。
「最近のボンクラ大学生は、物事は先生から教えられるものと思い込んでいる。」…じじぃが嫌われる要素たっぷりの訓示^^; しかし、若者たちが、これから誰も経験したことのない超高齢化社会や経済力の低下する日本を生き抜くためには、「教えてもらえなかった。」という言い訳は通用しないのであります。(大人たちのツケを払わされるのにねぇ。)
1年目は今後の基準となる生産活動を行っただけであり、この数値をベースに改善、改良を実践していく…そのためには、閑散期の1月~2月に勉強を重ねること。『ポン太郎君』からも①生産量のアップと②作業の効率化という目標が口から出ましたよ。農場長も同じで、勘と経験だけの作業から脱却し、経営を軌道に乗せなければならないのでありまして、親子で役所と図書館通いが続きそうであります^^;
今年初見の昆虫は『ハムシ』でした。
さて、「七草粥」を前に、農園内の『春の七草』探しは、最後の「ゴキョウ」でハタと困ってしまいました。標準和名「ハハコグサ」を私は知らないし、イメージも湧かない。ネットをググって全草画像を見て、なるほど夏の草刈り作業で、田んぼの畦畔にポツリぽつりと出ている黄色い花であることに気付き、探索場所を農園から『夢屋本田』に移して探しますが…無い。同級生♀が耕作している畑の法面を舐めるように探すこと15分…ようやくひと株だけ見つけることが出来ました。一度対象物を見つけると意外に簡単なもので「あ!ここにも、そこにも。」といった感じで見つけることが容易になります。「知る」という喜びはこんなものであり、景色が陳腐化すると、また一般的な光景として目に馴染んでしまい、新たな発見の妨げになってしまいます。(農場長が、仕事始めから遊んでいて良いのか…場合によっては、栽培して「春の七草」として出荷しますよ!と言い訳だけはちゃんと準備しております^^;)
「ハハコグサ」は『母子草』とは書きますが、花が「ほうける草」が転じて「ハハコグサ」となったとか…『母子家庭』があるならば『父子家庭』だってあるぞい!ちゃんと「父子草」という似た植物もあるんですなぁ。余裕があったら今度探しましょう。「ドクゼリ」を含めて「七草」達成!「ホトケノザ」なのか「ナズナ」なのかと悩んだ草が、どうやら「ミチタネツケバナ」のロゼットであることも分かり、出だし好調…明日からハウスの骨組みをコツコツと組み立てていきますから!仕事始めは、ゆっくりと(笑)