その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

寒稽古

2020-01-21 02:51:10 | 転職

「寒晒し」を謳ったらサギだわなぁ^^;

冬場の手慰みに「切り干し大根」を作ってみました。食品衛生法では、乾物は許可、届出の対象外とのことであり、今のところ食品表示法に準拠した表示を徹底すれば出品可能なようであります。試作品の第1号は「切干大根」であり、小型の食品乾燥機で数時間…それなりの製品が出来上がりました。まずは、知り合いに配ってモニタリング調査と行きたいところですが、自分で食べてみて、美味しくなければお勧めも出来ないでしょうと調理してみました。水で戻して、薄味に仕上げてみましたが、オッカーの評価は「Good!」でありましたけれど^^;
生乾燥では電気代もバカにならないので、第二弾は「大寒」でもありますから、「寒晒し」にした上で、機械乾燥してみる予定であります。


恥ずかしがらずに「一曲」どうぞ…

テレビからは「寒晒し蕎麦」のニュースが流れております。寒中の行事として「水垢離(みずごり)」や「寒中水泳」「寒稽古」と日本は、いつまで経っても精神論が大手を振る世界のようであります。肉体の強化と言うよりは、精神の鍛錬の先に何かがあるという考え方かも知れませんが、無理な荒行は筋肉を傷めるだけと考える私は『ヒヨリ』でありますかねぇ^^;


「始めは処女の如く後は脱兎の如し^^;」

「寒晒し蕎麦は喉越しが違う。」と某国営放送局の女性アナウンサーがコメントしておりましたが、そもそも「寒晒し蕎麦」って、経時劣化いていく蕎麦の実の雑味を取るところから始まっているんじゃなかったっけ?新米は確かに美味しい。美味しいのではあるが、昨今では機械乾燥し(含有水分量14.5~15%)玄米保存しているので、切り替え時期に以前ほど美味しさの感動が少なくなりました。(自分の舌がおかしくなっているのかも知れません。)
8年間ほどもち米を天日乾燥しておりますが、勤め人時代は天気に恵まれなかったこともあり、適正水分量16%未満まで、干し上げることが出来ませんでした。昔はそれはそれなりに食べていたのかも知れませんが、今は買取りの対象にならないんですなぁ…今季は天気にも恵まれ、上々の仕上がりでしたけれどね。凍みては融けて、次第に水分を飛ばしていく「寒晒し」の切干大根は、確かに美味しいのかも知れない。頭(数値)で理解するか、感覚で味わうか…本当の味すらどこかに忘れ去ってしまったような気もするのでありますがねぇ…やっぱり、精神から鍛え直しますか(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする