「セグロアシナガバチ」の巣ですかねぇ…
朝、久し振りの雪景色…降雪5cmくらいでしょうか?これが当たり前の冬の日々(5cmの雪なんて、降雪の内には入らないけれどね。)なのでありますが、そろそろ青菜の収穫も限界かと思いつつ、採れる内は採っておこうと早朝から若菜摘みをしております。幾ばくかの現金収入を求めて、鼻水を垂らしながら作業しておりますが、時としてバカバカしくなって来ますよ。時給単価に見合わない作業を続けていて、この先どうなるのだろう?「指揮官(経営者)の気持ちが萎えてどうする!」と自分を奮い立たせるものの、降る雪を眺めていると将来不安で落ち込んでしまいます。
進むべき方向に光(希望)があるから前に進めるのであり、今しきりに降る雪が、このまま一生消えないとしたら、早々にこの地を捨てるかも知れない。雪が溶けて春が来ると信じているから、雪国にも住んでいられるのでありますよ。朝方降っていた雪は、いつの間にか雨混じりのみぞれとなり、晴れ間が見え出すという変な天気。積もりかけた雪がまた消えてしまいました。就農2年目の今季は、ハウス栽培で売上を2倍にする。(元々の売り上げが低いので、発展途上国並みの成長率を目指すことが出来ます^^;)そんな目標を持ちながら、雪の降る露地畑に若菜を摘みに行く『おやじぃ』であります。
森に入って森を見ない…性格は変わらないなぁ(笑)
「森に入って森を見ないどころか、木すら見ようとしない。お前らのやっていることは、木の根元の苔をピンセットで剥ぎ取って顕微鏡で覗いているような学問だ!」とお世話になった大学の農場長は良く語っていた。森という大きな生物群があるのに、小さな小さな苔をむしり取って調べている。農業という大きな可能性を秘めた分野の極一部分を垣間見ただけで、儲かる儲からないと一喜一憂している自分。「やってもみないで勝つか負けるか決めるのか?」これは、かつてお世話になった『ヒゲ先生(Dr.)』の言葉…だから、還暦を迎える歳になっても挑戦だけはし続けている。が、失敗したら後がない。失敗を恐れているのではなく、失敗して再チャレンジするだけの時間的余裕が少なくなっているという焦りが不安を助長しているようであります。「雪で倒壊したら、今度はお前が直さなければならないのだから、今日はお前がやってみろ!」かなりの無茶振りではありますが、長男『ポン太郎君』は手際は悪いが、昨日経験した要領で、コツコツとハウスの間口を組み立てて行く。「やっぱりやらせてみないとなぁ。出来たら褒めてやらなければなぁ。」…『おやじぃ』は次の段階へ進むための試作を始めている。自らのリザーブタンクの残量は少なくなっているけれど、次につながる燃料は『ポン太郎君』が持っているのかも知れない。本格的な雪になる前に、何とか2棟完成させたいと焦る『おやじぃ』の心の内でしたとさ。