その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

風物詩(納豆汁)

2020-01-09 05:04:38 | 転職

久し振りの雪?雨ですぐに消えました。

『七草粥』の素材探しをしていたら、同級生『園ちゃん♀』が耕作している畑に菜の花が咲いておりました。我が在所では一般的な『茎立菜』にしては、葉が薄く縮れており、この節ハクサイの花が咲くはずもなく、還暦同級会の日程予告も含めて電話して聞いてみました。「なばな(菜花)or はなな(花菜)?」本人も何を作ったのか定かでは無いのだが、種を蒔いて、早い段階で虫に食害され、このひと畝だけが奇跡的の残ったとのこと。彼女が参加している直売所では出店手数料の他に送金手数料も徴収されるらしく、「月3,000円以上の売上を上げないと合わない。」とのこと。「青物が少ない時期にもったいない。」という『オヤジィ』に「どうぞ勝手に取って食べてください。」ですと…早速いただきました^^;
『茎立菜』同様、やや苦味があり、初春を愛でるには手頃な食材ではなかろうかと思うのでありますが、例年は雪の下になり、今頃は失せてしまうのですと。(ならば、今年はハウス栽培で冬期の出荷品候補としてメモ、メモ^^;)商品名の代表例としては『な花(寒咲花菜)』などが上げられます。


山形県(村山地方かなぁ?)では納豆汁が定番!

松が取れて『七草粥』を食すよりも、代わりに山形の風習では『納豆汁』を食べる。我が家では、今は亡きお袋も我がオッカーも里が「村山地方」なので、『オヤジィ』の要望に応えてくれました。(彼女自身が好きであるということと、晩ご飯のメニューを考えることに辟易しているからであって、旦那への愛であるとは思えない^^;)
東北地方では、冬場に不足しがちな繊維質(野菜)、タンパク質(豆腐、納豆、味噌)、油脂(油揚げ)をバランス良く摂取できる食品ではなかろうか。先人たちの知恵とも言えますなぁ。
義父も正月から我が家で静養中…お客様扱いをするつもりはありませんが、不自由な身体でトイレや寝室、居間を往復しております。我が両親の老後・介護のためにバリアフリーを意識して建てた離れでありますが、現実に受け入れてみると不具合な箇所が結構あるようです。お客様が求めている野菜、不自由な老人が過ごせる環境etc.問題点は当たってから考える。先に頭で考えたところで、設計図通りにはいかないものでありますよ。長い年月を掛けて残っている風習(風物詩)というものは、それなりに無駄が省かれ、研ぎ澄まされたものではなかろうか…なんてね、『納豆汁』から、思いを巡らす『夢屋農場長』でありましたとさ(笑)

コメント
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