「おやじぃ」の足跡が点々と^^;
宮沢賢治は、「雪渡り」という創作童話の冒頭で「雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。」と綴った。さすがだなぁ…『おやじぃ』は、朝から凍み渡りキラキラ輝く雪原は、歩いて遊ぶものという発想しか出て来ない。普段の除雪された通学路は使わず、それまで膝上までぬかってしまうような雪原と化した「田んぼ」をショートカットして学校に向かうのである。(この場合、田んぼの用水路の雪の薄くなった場所に足を取られ、『かぶだれを喰う』ことがあるので注意が必要である!)今朝は、『おやじぃ』の足跡の他は、野良猫『ごんぼ♂』の足跡が点々と続いており、やっぱ、野良猫は逞しいなぁと感心する一方で、『おやじぃ』の生活ぶりは野良猫並みかと考えてしまうのでありますよ^^;
これでも精一杯の青空なのでありますが、振り返れば西の空からどんよりとした雲が迫っている。そう明日からまた大荒れの予報であり、雪囲いをしたハクサイと雪の下のキャベツを掘り起こすために出動したのであって、決して童心に返って遊んでいる訳ではないのでありますよ。
ハクサイに続いて「雪中キャベツ」であります。
もう少し早く定植すべきだったなぁ…画像では大きく見えますが小さい^^; まぁ、自家用で食べる分には何ら問題ない。問題はないのだけれど、手が冷たくて『かなしい(つらい)』のでありますよ。今は、手袋の素材も良くなったので、雪の下に埋もれたダイコンやキャベツを掘り出しても辛くはありませんけれど、軍手しかなかった頃は、素手と同じようなものなので泥や雪で軍手が濡れると指先が千切れてしまうのではないかと思えるほどかじかんでしまうのであります。(これも農業体験ツアーには良い経験かも^^;)
一度はイヌイットが造る「イグルー」を作ってみたいと思うのでありますが、中々、雪が固まる条件が整わなくて、薄いブロックでは潰れてしまう。秋田県横手で有名な「かまくら」なら、子どもの頃から何度も作ってますけれどね。雪質と気温が違うんでしょうなぁ。(当たり前かぁ^^;)まだ「孫」という存在が居ないから、『おやじぃ』は「孫」というものに「かまくら」を作ってやることも出来ないのでありますよ。『おやじぃ』が大きな「かまくら」を作って、中で晩酌でもしていたら、只でさえ変人、奇人扱いなのだから、その評判はさらに高まってしまうだろう…。(まだ、外聞というものを気にしている。)「イグルー」ならば「田舎の冬季観光の目玉のひとつに試作しております。」なんて言い訳が出来そうである!がしかし、今朝は猛吹雪…「イグルー」作りは、またの機会でありまして、朝から除雪作業でありますよ(笑)