「難題」とは…字が見えないことである^^;
日曜日の『おやじぃ』は暇を持て余し、前日受験生が挑んだ「共通テスト‐国語」に挑戦した。「国語なんざぁ、勉強しても中々点数が上がらないし、勉強しなくてもそこそこの点数は取れる。」と、余り勉強しなかった分野であるけれど、ここいらで『おやじぃ』の実力(じつりき)をご覧に入れようなんてね^^;
第一問は「妖怪観」の変遷を論じた論評に関する設問…『大人の常識』として漢字だけはは間違えられないと『記憶の漢和辞典』をめくることしばしば…何とか合格。しかし、論調が理屈っぽくって嫌になる。(論評だから当然かぁ^^;)
第二問は「羽織と時計」小説…人生の酸いも甘いも味わって来た『大人の常識』で、主人公-私の気持ちを考えれば、何とか解けるもんだわぁ^^;
第三問は「栄花物語」古文…妻を亡くした男の心情を『大人の常識』で類推すればねぇ…しかし、平安時代の生活習慣も頭に入れながら…キーワードの微妙な意味を取り違えている^^;
第四問は「欧陽文忠公集」漢文…「韓非子」の訓戒を『大人の常識』で、これまた類推すればねぇ…押韻を踏んだ詩文に返り点を打てれば…壊滅(笑) というより既に長文を読み過ぎて集中力が萎えてしまいましたよ^^;
必死に勉強してきた受験生の皆さんには失礼かな?しかし、続く社会にも挑戦したけれど、単なる知識の確認ではなく、問題文を読み込む「読解力」を試されているようであり、『大人の常識』で「現代社会」に挑んだけれど、まだ解答は半分…『おやじぃ』世代が経験した「共通一次試験」よりは読み込みに時間が掛かって疲れますわぁ(笑)
こっちの方が楽だわなぁ^^;
さて、『大人の常識』って何なんだろう?もう「受験勉強」なんてものは、遠いとおい昔に卒業し、世界史の年号なんか「共通一次試験」の翌日には頭の中からすっかり消えてしまっていた。けれども、人の生き死にを経験し、職場の中では相手をおもんばかった「同調」をし、世界の紛争が経済や宗教の成り立ちによって、今も尾を引いているという現実は、後天的に身に着いた知恵ではなかろうかなんて考える。
これからのキャリアアップのためには、大学合格がその入り口であり、そこを通り抜けなければ振り落とされてしまうと考える向きには、重要な過程ではあるのだろうけれど、正直「生きていく」ためには余り重要ではないなどと考え始めております。(俗に言う『負け組』が、発する意見ではないわなぁ^^;)それでも何とか生きている。古文の和歌に現れる淡い恋心や死を悼む感情は、古今東西変わるものではなく、歴史観はその国の成り立ちを知ることで、微妙なすれ違いを理解するのに役に立つ。グローバル社会なんてね、横文字を使わなくても、これから世界を相手に活躍しなければならない若者たちには、重要なアイテムにはなるはずである。まぁ、大学に入学(卒業)することも重要ではあるけれど、大学で何を学んだかが重要であり、物事の学び方を学ぶことが最も重要だと『おやじぃ』は考えるのでありますよ。そしてね、高卒だろうが大卒だろうが、社会に出て何が出来るか出来たのかが「生きてきた意味」であると思うのでありますよ。
世の中、暗い話題ばかりで「若者」だけが何か悪者のように報道されますけれどね…用の無くなった『おやじぃ』とは違って、これからは「若者」たちが切り開いていく世の中でないとね!これもまた『大人の常識』でありますよ(笑)