その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

避難情報に『もまいする』?

2022-08-04 07:48:51 | 転職

「言葉遊び」をしている場合ではない!

山形県置賜地方に「線状降水帯発生」…前日から、大雨に見舞われることは情報としては得ていたのだけれど、昨日の雨は凄かった!集中豪雨は何度か経験してきたつもりではあるけれど、断続的に降り続く。『おやじぃ』の家は、『河岸段丘化』した比較的上部に位置しているから、よもやここまで水が押し寄せることはあるまいと過信しております。
『おやじぃ』は消防団員だった頃の経験や、災害情報を収集する仕事の経験もあったから、在所の災害発生場所は、こことココくらいの知識は持っているつもりでいる。がしか~し、テレビから得られる「警戒レベル」は次第に上昇し、家の前の鉄コン水路は、雨水が吐ききれずにあふれ始めていた。(子どもの頃の羽越災害以来の感覚なんですけれど…。)溢水しやすいエリアに住んでいる友人に電話して現状を確認し、まだ大丈夫だろうなどと勝手に判断しながら過ごしていると…行政防災無線からは、今まで聞いたことがないような『警報音』が鳴ったような気がするのだけれど、音声が雨の音で聞き取れないのでありますよ。
そうこうしている内に「高畠町全域 警戒レベル5」…おいおい「警戒レベル5」ならば確か『全員避難』じゃなかったっけ?(正確には、「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難!であり、安全な場所にいる人は、避難場所に行く必要はありません。と国交省HPには記載がある^^;)災害発生の恐れがある場合は、早め早めの避難行動が必要なのだけれど、安全か危険かという判断は、最終的には住民の経験や知識によるものなのねぇと改めて感じたのでありますよ。まぁまぁ、現在の河川堤防の高さと我が家の高さを考えると、万が一、堤防が決壊したとしても、濁流が押し寄せることはないだろう…と高を括っているのでありますよ。(現実には、浸水被害に遭われた方もいらっしゃいますので呑気なことも言っていられないのであります。お見舞い申し上げます。)


行政防災無線も何とかならないかなぁ?

こうして豪雨に見舞われた一夜を振り返ってみると、「警戒レベル」発出は貴重な情報ではあるのだけれど、対象エリアのメッシュが広過ぎる…当然、川沿いの住宅や山際(崖沿い)の住宅など、建っている条件はそれぞれであるから、「高畠町全域」でどこでも災害が発生してもおかしくない状況下にあることをまず理解しなければいけない。そこに個人の経験や知識を組み合わせて非難すべきかどうかを判断しなければいけない。(早め早めの行動が必要ですけれど。)突然の土石流に巻き込まれる…そんなこと日常的に経験できる訳もないから想定外ですものね。
さて、町から配布されている「ハザードマップ」…危険エリア(低い場所)は色濃く染められているから、ピンポイントでその場所は現在どうなっているのかという情報も必要だよなぁ…。(かと言って、わざわざ確認に行くという行為は危険が伴うから止めた方が良い。)各市町村が出す「避難情報等(警戒レベル)」と気象庁が出す「河川水位や雨の情報(警戒レベル相当情報)」が二本立てであるということも知って置かなければいけない。(両者が出されるタイミングや対象エリアが微妙に違うことがあることも知っておかなければ…。)
はてさて、知識が不十分で道理にくらいことを「蒙昧」というらしい。我が在所の方言に『もまいする』という言葉があるのだけれど、「頭がいっぱいでパニックになること」を指しておりましてね…集落の自主防災組織の担当も仰せつかっておりますので、市町村の発出する「警戒レベル」や経験を総動員して『もまいしないで』地域の安全に気を配らなければなどと感じた次第でありますよ。まずは、用語知識を蓄えないとなぁ…。

#戦争反対 自然災害で右往左往…行政防災無線が「空襲警報」なんて世の中は御免被りたい。

コメント
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