ご主人の席を取ってしまう『半三郎君』^^;
線状降水帯が発生し豪雨に見舞われて一日たち…ようやく落ち着いたと思っていたら、今度は新潟県下越地方(村上市、関川村)が集中豪雨に見舞われたようである。そして、石川県でも…。特に関川村では1時間雨量161ミリを記録した(国交省設置の雨量計)というから、すさまじい雨だったに違いない。『おやじぃ』は時間雨量90ミリ(非公式記録)の経験はあるけれど、それでも降った雨が吐ききれず道路が水没した記憶があるから、想像を絶するものであったに違いない。
テレビ報道を見て、知人からお見舞いのメールを頂いたりもしたのだけれど、おかげ様で『おやじぃ』の居所には被害はありませんでした。一夜明けて、被害の状況が次第に明らかになり、山形県と新潟県をつなぐ「米坂線(米沢・坂町間)」の鉄橋が崩落したとのニュースも…交通弱者にとっては貴重な『足』ではあるけれど、採算の取れないローカル線である。果たして、復旧にどれだけ時間が掛かるのか…『この機に乗じて一気に廃線』などと言うことがないことを願うばかりであります。また、山形県大江町では、二年前に水害に遭った旅館がまたもや浸水害を受けたとの報道もあった…ようやく復旧し、コロナ禍に見舞われ、またもや水害では、踏んだり蹴ったりである。「お見舞いを申し上げる。」などという表面的な言葉では報われないが、それでも人々は逞しく復旧作業に再び取り組むに違いない…生き残るための人の力強さを感じる瞬間でもあります。自然に抗っても勝ち目がない…しかし、堤防や河川改修で回避できる水害はある。「国民の生命、財産を守る。」ための防衛費増額論議も良いのだけれど、こうした地方の身近な「安全」を守るための施策にも重点的に予算が配分されても良いのではないかと『おやじぃ』は思うのでありますよ。
被害状況だけを見ていたら落ち込むから…
「住めば都」とも言うけれど、被害を受けやすいエリアは確かに存在するから、改善・改良すべきところは改修する。「その場を離れれば…。」と言うのは、外野席に居る方々の発言であり、そうそう、その地を離れられない事情というものもある。「安全で平穏な暮らし」を願っても、一夜の豪雨によって奪われてしまう自然災害に陰鬱な気持ちになってしまいますよ。
さて、暗くなってばかりも居られない。自分の暮らしは自分たちで守れということならば、働き続けるしかありますまい。ウダウダとその日を過ごしていたら、ラジオから方言に関する投稿が流れてきた。「ししゃましする」だが?「ひしゃましする」だが?…地方放送局のアナウンサーも全国から集まってくるから、今では使われない方言には疎いし、山形県出身のフリーアナも分からないようである。『おやじぃ』は即座に「ししゃました」だべぇと思い浮かんだのであるけれど、発音的には「し」と「す」と「ひ」の中間音のような会話だから文字で表記するのは難しい。
「豪雨による土砂を片付けるのにししゃましした~。」であり、「釣った魚を頂いたのは良いけれど、下処理にししゃましした~。」なのである^^; 「手におえない。」「持て余す。」といった意味で使っていた。なぜかしらご主人の椅子を占領したがる『半三郎君』は、「大雨で外にも出られず、退屈でししゃまししたぁ~!」と言ったに違いない^^;
はてさて、忘れた頃にやって来ると言われる自然災害なのだけれど、最近では「記憶にある内に、またやってくる災害」が多くなったような気もするなぁ…トラブルに見舞われても何とか解決できたことを他人に話せるのが「ししゃましした」である。言わぬ苦労があっても、復旧できることを切に願う『おやじぃ』でありますよ。
#戦争反対 「飛び交うミサイルにししゃましした。」…自然災害に立ち向かっているんです。人災なんて防げるはずだと思いたい。