その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

イタチの最後っ屁

2022-08-07 08:16:08 | 転職

彼女は鋭い爪を隠している^^;

ペットとして「猫の爪切り」をされる方もいらっしゃいますが、『おやじぃ』は同居猫『シロ♀』を自由奔放に活動させているし、鋭い爪は、外で獲物を捕らえたり、自分の身を守るために大切なもの(外には、ノラ猫も多いのでね^^;)と思っているから、あるがままにしておりますよ。お陰で、事務室の内装として張ってあるコルクボードの一部は、彼女の「爪砥ぎ」の恰好な場所となっております。(高価な家具など入っていないからご勝手に^^;)
子どもの頃にも家飼いの猫がいて、可愛がるつもりが彼女のご機嫌をそこねて引っ掛かれることが多かった。痛い思いを知っているから、『シロ♀』が近付いて来ない限り、余計なちょっかいはしないことにしている。(但し、薄着の夏にお腹の上に乗られてフミフミ行動…彼女は、爪を立ててはいないのだろうけれど、鋭い爪がチクチクと皮膚を指すこともある。)
こうして彼女との適度な距離を保っているつもりなのではあるけれど…「抑止力」なるほどねぇ。彼女の反撃能力を知っているから、嫌われるようなことはしないのか、放任主義なのか…只々、餌を与える同居人としての関係性だけでも『おやじぃ』は満足しているのでありますけれどねぇ。人種や民族、思想信条の違いがあったとしても、同じ『地球』という棲家に同居している関係なのだから相手が嫌がることはしない。只、それだけでも、要らざるトラブルは避けられるとも思えるのですが…。
昨日は「広島平和記念日」…子どもの頃は、夏休みに延々と式典の様子がテレビから流れる『退屈な日』と思っていたのだけれど、「核抑止力を否定する人は無責任である。」などというコメントを聞いて、ふと、猫と『おやじぃ』の関係に思いが及んだだけでありますよ。


犬は噛み、猫は引っ掻く^^;

犬だって猫だって、嫌なことをされれば「反撃」を試みる。『おやじぃ』だって、家(国)の中に無断で侵入されて、どうぞどうぞと招き入れるつもりは毛頭ないけれど、「武器を持った相手と戦うか?」と問われれば、わが命が惜しいから逃げるに違いない。せいぜいが「警察(自衛隊)に通報するぞぉ~!」と叫ぶのが精一杯の弱っちぃ『おやじぃ』でありますよ。むしろ「抑止力」であるとか「国家を守り抜く」と威勢よく語る方が、高齢(自分は決して銃を手に戦地に赴かないであろう地位、立場という意味ですけれど。)であることが気に掛かる。
そうそう、若い頃(青年団員だった頃)、核廃絶運動のカンパ集めに参加して、「はて、このカンパどうするの?」と尋ねたら、長崎の平和大会参加者への費用に充てるというご回答…我が町からは誰も参加しないとのこと。「なら、オラが行く。」と即決、夜行列車と新幹線と特急を乗り継いで、長崎まで行ったのでありますが…。当時は「原水禁」、「原水協」と二大勢力の主導権争いのようにしか思えなかった。平和を祈り、願う気持ちは同じはずなのにね。
はてさて、それから40年の年月が流れ、冷戦状態が解消されたかと言えば、むしろ核兵器の脅威が増しているような昨今の情勢でありますよ。「核の傘に守られている。」…「核抑止力」…相手が『鋭い牙と爪』を持っているから手を出さない。至極当たり前のように思える論調なのではあるけれど、世界で唯一の被爆国であり、福島原発事故を知っている日本だからこそ、その悲惨さや無益さを訴えることができる国であるような気がするのだけれど…。『イタチの最後っ屁』という諺もあるけれど、それとて、相手を死に追いやるまでの手段ではない。「平和を祈ったところで問題解決にはならない。」…確かにね…お互いに『爪』を研ぎ合っていても、これまた紛争解決には至らないのではないだろうか。適度な距離を保つ(外交交渉)こともまたひとつの方法と思えるのでありますが…甘いか?

#戦争反対 奇しくも、チェルノブイリ原発事故を知っているウクライナが、世界で二番目の被爆国になってしまうことだけは止めにしましょうよ。

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