その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

あれれ?問題の本質は?

2022-08-20 08:47:11 | 転職

お地蔵様の表情が穏やかで…

お地蔵様(地蔵菩薩)は、お釈迦様が入滅してから弥勒菩薩が成仏するまでの無仏時代の衆生を救済されることをお釈迦様から委ねられたようでありますなぁ…。「菩薩信仰」というものを『おやじぃ』は良く知りませんが、「お地蔵様は子どもの守り神である。」と祖母が教えてくれたことだけは良く憶えている。我が家の菩提寺の参道脇にも赤い頭巾を被った地蔵堂がありましてね、「子どもの守り神」という言葉を信じて、通るたびに手を合わせている。「親より早く子どもが死ぬと、親孝行の功徳も積んでいないことから、三途の川を渡れずに、賽の河原で鬼のいじめに遭う…そんな幼子に仏法を聞かせて成仏の道を開いてくれる。」という逸話が元になっているとは思うのでありますが、我が祖母も四人の幼子を亡くしておりましてね、残った5人の息子たちもさることながら、失った子どもたちを最期まで気に掛けておりましたよ。こうした逸話に対して『科学的にどうか?』などと論じてみても仕方がない。祖母は『心の救済』を求めていたのだから、それはそれで良しとしよう…。さて、『おやじぃ』はといえば、「お地蔵様は子どもの守り神である。」という言葉を信じて手を合わせているのだから同じようなもの…親(祖母)の影響は大きいものよと今さらながら感じております。
はてさて、連日報道される政治家と宗教団体との関係…『救済(票)』が欲しくて近づき、『お手伝い』いただいたということでしょう。『問題の本質』は、宗教団体に有利な働きかけなど、宗教によって政治が歪められてしまったか?ということであって、「反社会勢力である。」とか「被害者を救済しなければならない。」という宗教団体が抱える問題点とは切り離して論じないと、『宗教結社の自由』と言いますか、マスコミが創り出した『正義の踏み絵』を踏まないと政治家としてどうよ?といった論調にうんざりしてきた。『一般的な常識』でおかしいと思っても、未だ信じて疑わない方(信者)がいらっしゃる訳で、『魔女狩り』的な手法に少々疑問を感じているのですよ。


サルスベリには「不用意」という花言葉もある^^;

一方、新型コロナ新規感染者数は…山形県でも連日、過去最多を記録しております。以前に比べて「重症化率」は低いと言われておりますが、感染者数が増えれば「重症者数」は必然的に増えて来る。医療ひっ迫を防ぐために「全数把握」を改め「定点把握」にする…確かに、ひとつの策ではあるのだけれど、これまた、『問題の本質』から次第に離れて行くような気がしてならないのでありますよ。既にこれだけの感染者数になると、保健所による追跡調査や医療機関への振り分けは不可能の域に達しており、押しなべて「軽症だから自宅療養で良し。」という訳にもいかないのではないかと思うんだけれどなぁ…。「軽症であっても、不安ならば医療機関で受診できる。」それが安心というものであり、『国民の命を守る』ということだったんじゃないかと…。
国会の閉会中審査の状況を見ていると、野党の皆さんは「定点把握」で医療機関の負担軽減を求めていらしゃるようだけれど、「あの時、しっかり調査していれば良かった。」なんて、いわゆる『ブーメラン効果』が起きないだろうかなどと心配してあげておりますよ。「全数把握」にしても「定点把握」にしても、統計のサンプリング手法の違いだから、『確からしい現状』の推測は可能ではあると思うのではありますが、感染者数を減少させるという『問題の本質』には影響しないのでは…感染者総数が増えれば、自主的な行動制限が起こるとは思いますけれどね。
もう、どこで感染してもおかしくない現状の中で、どう対処するか…政治家に求められているのは、『踏み絵』を踏んで身の潔白を示すことよりも、責任を持って方策を練り決断することだと思うのだけれど。

#戦争反対 国防も重要だと思いますよ…けれどね、宗教と感染症で右往左往していなければならないとすれば、『国民を守る』ことなど出来ないと思うのでありますよ。

コメント
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