「うんとこしょ。どっこいしょ。」…
「けれども、かぶはぬけません。」…そんなに大きなカブは存在するのか?「ルタバガ(スウェーデンカブ)」という品種では、54㎏という記録掲載はあったのだけれど…ロシア民話の「おおきなかぶ」は、ロシア語で「レプカ」であり、アブラナ科の野菜のようである。『おやじぃ』の畑のアブラナ(クキタチ菜)も自然交雑し、原種に先祖返りしてしまったようなアプラナ科の植物は、根張りも強く、ちょっとやそっとでは抜けない力強さを持っているから、そんな『カブ』なのかも知れないなぁ…。
幼稚園の『お遊戯会』で披露した記憶もあるのだけれど、カブが抜けた瞬間に、ジイサン、バアサン…ネズミに至るまで一斉に尻もちをつかなければいけない。それを観た園児たちは大爆笑でおしまい、となるところなのだけれど、変わり者の『おやじぃ』は、子どもの頃からず~っと疑問に思っていたことがありましてね。何故、バアサンはカブの茎ではなくジイサンを引っ張るのだろう?(力の伝わり方が効率的ではない。)お手伝いの犬、猫、ネズミは、お互いに喧嘩しないのだろうか?なんてね。童話の世界に、現実の論理性を求めたら、途端に童話は面白味を欠いてしまうから、素直に『共同作業』の大切さを理解したような顔だけはしておりましたけれど(笑)
地域の課題は皆の手で…
さて、昨夜は「区長と地元議員」の懇談会…ハード(道路等)整備の問題提起があるのかと思いきや役員の高齢化や自治会への未加入問題なども提起されまして、1年間の任期を果たせば終了というだけではなく、それぞれに悩みを抱えていることは確かなようでありましたよ。
はてさて、『おおきなカブ(課題)』は抜けるのか?ジイサンはバアサンを呼んで…独身の役員も増えて来た。ならば、孫娘を呼んで…若夫婦は別暮らしで後継者はいない。仕方がないから、犬、猫を呼んで…日頃は『家族』と言ってはみても、所詮ペットであるからお手伝いしてくれるはずもなく、ネズミにいたっては、カブを齧るだけで満足しておりますよ。(別話では、ネズミがカブを齧ることで、カブが抜けたというお話もあるらしい^^;)『共同作業』の大切さを教える童話も、現代ではバラバラな家族像が浮かび上がる。それでも、一朝有事(災害)の際には、無くてはならないご近所の助け合い。「あま~い、大きなカブ」を抜く時はバラバラでも、苦い思いは分かち合えれば良いのかな?そんな災害は、無いに越したことはないのである。だから、バラバラでも良いのかな…論理が破綻しているなぁ(笑)