その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

やせカエル…

2023-10-27 09:47:19 | 転職

負けるな 一茶ここにあり…

俳人 小林一茶が詠んだ句は、弱い者を応援する句として受け止められておりますが、どうやらヒキガエルの求婚行動を見て詠んだ句という解説もある。『おやじぃ』の在所では、ヒキガエルは一般的ではないので、どうしても普段目にするニホンアマガエルをイメージしてしまうのでありますが…。♀が強い♂を選ぶのか、強い♂が勝ち残るのかは不明でありますが、生物界では強い♂が勝ち残ると解釈されているようであります。
昨日、開催されたプロ野球のドラフト会議。例年に比べ話題性に乏しかったのは、球団やメディアにとって話題性(有望な)の選手が少なかったということでしょうか?2000年の日本の出生数は119万人(2022年は77万人)であったそうだから、野球に親しみ、野球を職業としたいという子どもの時からの夢を叶えた選手はエリートということになる。何たって育成枠を含め122名の指名選手ということだから、生まれた子ども1万人に1人の割合ですから^^;
はて、次の指名を待つ『ニホンアマガエル選手』の場合は…彼の場合は、指名(選択)されなかったから、今ここにある。自然環境や天敵という『死の選択』から、逃げおおせた結果に違いない。次には厳しい冬が来て、果たして年を越し、来春に再会できるのか?ドラフト会議が話題となる一方で、野球界を去る報道があるのもこの季節でありますなぁ…。


ドラフト会議よりドラフトビール^^;

さて、「ニホンアマガエル」の寿命は自然界では4年程度という説がある。葉っぱの上では緑色に体色変化し、土の上では『土色』に変化する。巧みに『色』を変え、外敵から逃げおおせても4年ですか…。(飼育下では5年から7年といわれているようですが。)『目立つ』ことより『隠れる』ことの方が彼らにとっては長生きの秘訣のようでありますなぁ。
はてさて、『目立つ』ことがプロとして生き残るための必須条件ならば、『目立たない』ところでコツコツと業務をこなす人がいるのも『人間界』のようである。小林一茶が『やせ蛙』を応援したのは、判官びいきということもあるかも知れないけれど、晩年に授かった子どもを次々に幼くして亡くしたということも原因らしい。華やかなドラフト会議の後に戦力外通告を受けたり、今回、選に漏れたとしても『大化け』する選手がいらっしゃるのも事実であるから、決してチャンスを失ってしまった訳でもないのである。幸か不幸かなどということは、その時点では分からない。『目立たない』ということが、『アマガエル業界』での生き残り戦略だとすれば、仕事をしないで『目立たない』という選択はアリやナシや…この場合か「仕事をしない」ということが『目立って』しまうから、よくよく注意をした方が良さそうである(笑)

コメント
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