その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

かきちゃん

2023-10-13 07:24:00 | 転職

「柿色」ってどんな色?

相方『チャオちゃん』の稲刈りがようやく終えました。(正確には、小さな田んぼがもう一枚ありますけれど^^;)『おやじぃ』のお仕事は「マメ刈り」…田んぼに生えてしまったクサネムの種子が混入しないようにコンバインを先回りして刈り取っていくのだけれど、10aの田んぼを何度もグルグル回り疲れました。『疲れ直し(慰労)』に『チャオちゃん』と焼酎を飲んで、疲れが倍増したような気分でありますが…おバカは治らない^^;
最近、仕事をしない代わりにネット配信のドラマを見続け、遂には観るべきドラマも見尽くしてしまった状態…難病や身障者を題材にしたドラマも何点かあって、その筋立てや結論の導き出し方に苦労されていることは分かるのだけれど、果たして理解が深まったかというと甚だ怪しい。
こんな話題になったのも『チャオちゃん』宅で『かきちゃん』という名の茶トラ猫と一緒になったから…娘さんに拾われて3年ほど経つらしいのだけれど、左目は白濁し、右目も傷めていてほとんど視力がないのではと思われる。捨て猫のままならば1年ともたなかったような気もするし、飼い主に巡りあえて良かったねとか、幸せだねなんて月並みな感情が湧いてくるのだけれど、果たしてどうなのよ?などという捻くれた感情もかすかに浮かぶ…。


『とら次郎』も逞しく生きていた…

さて、ノラ猫の寿命は5年程度という説もある。ましてや雪の降り積もるこの地で生き永らえることは至難の業に違いない。親切な友人『ノロ社長』にエサをもらいながら、それでも一度たりとも触れることすら拒み続けておりました。ノラ猫にもノラ猫なりのプライドがあるに違いない。果たして家に囲い込まれて飼い猫となることが幸せなのかというとそれは勝手な人間のエゴなのかも知れないと思った次第でありますよ。
はてさて、猫と人間の関わり合いは約1万年前まで遡れるらしい。やはり「ネズミ捕り」が最大のお仕事だったのか?子どもの頃は、満足なエサも与えなかったし、充分なエサを与えるとネズミを捕らなくなるとまで教えられたからなぁ…。(その代わりに、食卓の魚を奪われることもしばしばあった^^;)人間にも猫にも何らかの『役割』があって、そこに生きている価値がある。『お仕事』ばかりが価値ではないはずであり、年老いても、身体が不自由であっても、何がしかの『役割』を担っていると信じたい。目の不自由な『かきちゃん』が幸せかどうかは分からない。しかし、周りの人間に幸せを感じさせてくれるのは確かなようでありますよ…。さて、出掛ける準備をしないと…。

コメント
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