その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋ラボ(眠り)

2010-01-21 17:11:20 | 夢屋ラボ
一昨日、氷点下13℃を記録し、昨日、職場の喫煙所(外)の温度計は日中10℃を示しておりました。そして、今朝の外は雨…「大寒」には不似合いな陽気であります。
恒温動物であるはずの人間は、室内を20℃以上に保ち、外に出ない限りは快適な環境で暮らすこともできますが、この寒空の下、屋外で暮らす動物たちは大変ですわ^^;
昨日、街角の植え込みに見事な(3.5cm程あります。)「ミノムシ」を発見しました。一本一本、枝を身にまとって行く訳ですから、腕の良い野の仕立て屋さんでありますが、ちょっと失礼して中を覗いて見ることにします。
           
「冬眠から目覚めさせるなんて残酷な…」と思われる方もいらっしゃることでしょうが、私の思った通り『蛹化』に失敗しておりました。「ミノ」の大きさからして『オオミノガ』であろうと思ったのですが、この『オオミノガ』…実は、外来種である『オオミノガヤドリバエ』に寄生される事例が増加し、「絶滅危惧種」に指定され始めているとか
折角、マイホームを手に入れた「ミノムシ」でありますが、住宅ローンを払いきる前に他界され、空家は小さな「クモ」と「甲虫」の棲家となっておりました。野菜を食害する、奥様方から嫌われる「アオムシ」も意外と「寄生蜂」や「寄生蠅」に寄生されている事例が多く、羽化率はさほど高くありません。残念ながら、「蜂」や「蠅」は、宿主(アオムシ)が最大に成長した頃、外に飛び出しますので野菜の食害を止めることは出来ないのですが、『商品価値』という基準からすると、最後は寄生虫に防除される虫に殺虫剤を散布しなければならないという野菜農家の苦悩…。
エ"~!!!「もし、蓑の中に蛹が居たらどうするの???」ですか…
当然、木工ボンドで新築住宅を補修してあげてましたよ

お詫びと訂正)
「ミノガ」は終齢(幼虫)で越冬しますので、今回のお住まいは、羽化後の状態だったと思われます。「住宅ローンを払い切る前に他界された。」などと、「ミノガ」のお父さんに失礼な記述をしましたことをお詫びいたします。
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夢屋ラボ(芽生え)

2010-01-20 17:23:15 | 夢屋ラボ

昆虫や実験動物を累代飼育するためには、飼料(エサ)を安定的に供給することが実験の第一歩であります。「モンシロチョウ」なんてさぁ、キャベツの葉を与えておけば大きくなるじゃん…今やスーパーに行けば、端境期などというもの(季節感)を感じることなく野菜を買うことができる訳ですから、確かにその通りなのですが、これが桑の葉や大豆の葉ということになりますと、スーパーでは買えませんから人工的な飼料を作る必要があります。
ペットショップでは、様々な動物が手に入るようになり、同時に乾燥飼料も購入できますので、手軽に飼育できますが、我が在所で冬期間に動物を飼うことは結構大変でした。かつて、ウサギを飼った時に、「豆殻(大豆を収穫した後の莢)を良く食うさ…。」などとお袋に教えられ、半信半疑で与えてみましたが、確かにバリバリ食っちゃう。この場合、ペットと言うよりは家畜的な飼い方ではありますが、こうした知識は飼ったことのある年寄りの知恵が役立つものです。
           
1月10日に「カイワレダイコン」作りに挑戦し、100金で購入した容器に浸して10日間…折りからの寒気でようやく葉が開いた程度です。「カイワレ」は、学生時代に実験材料に選んでいた『コナガ』という小さな蛾の飼料になったのですが、今回は、野菜サラダのツマに作ってみようなどと考えたのであります。手巻き寿司やサラダなどで一世風靡した「カイワレダイコン」は、病原性大腸菌O-157騒動で、一気に店頭から姿を消してしまいました。その後、O-157と因果関係が明確ではないと、当時の厚生省(菅直人厚生大臣)の謝罪会見があった記憶もありますが、今や昔の話となってしまいました。
高温多湿の実験環境では、変なカビが生えてしまって、なかなか上手に飼育できなかったものですが、100金ショップの実験器具で栽培できるのか…結果が出るまでにはもう少々時間が必要なようです。
Oh!!!ビーカーも買えない夢屋研究所に
、2個ビーカーの代用品が手に入りました。日本酒ワンカップのガラス容器でありますが、10個ほど揃えるためには、嫌でも日本酒を飲まなきゃいけない…ん~、100金でガラスのコップを買った方が早い気もするが…^^;

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夢屋ラボ(嗅覚)

2010-01-19 17:08:30 | 夢屋ラボ

大学センター試験の「生物Ⅰ」問1を読んでいると、酵母菌の細胞分画法に関する記述がありました。田舎の秀才が、高校進学を機に落ちこぼれ組に編入された時、私にやる気と自信を与えてくれたのが、大好きな「生物」であります。これだけは、現役高校生に負けたくはない…などと意気込んでみたものの、蛍光灯の照明下では、新聞に印刷された問題文がチラついて良く見えないのであります。これもまた肉体的な衰えの表れであります。
今年開催される「バンクーバーオリンピック」代表に、ジャンプの岡部選手やスプリントの岡崎朋美選手が30代で選ばれましたが、個人の素養と努力の結果を称えるべきなのか、後輩選手の不甲斐なさを嘆くべきなのか、体力維持に何も努力しない「解説オヤジ」は、今日も勝手なコメントをしております^^;
夫婦の会話が途絶えがちな「夢屋夫妻」に、昨日新たな家族が仲間入りしました。ジャンガリアン・パールホワイトの『ころちゃん』であります。夫婦で覗くペットショップに880円で売りに出ておりました。
「コロって書いてある…。」とボソリとオッカァが呟きましたので、当然、その名前が付いているのだろうと勝手に解釈してしまいました。
「名前、何にするの…?」(オッカァ)
「さっき、『コロ』って言わなかった?」(夢屋)
「12月1日『頃』生まれましたって書いてあったのよ…。」(オッカァ)
「あぁ、そうかい。じゃ~『ころちゃん』でいいじゃん。」(夢屋)
十二年ほど前に使っていたケージを取り出して、巣箱用のワラを刻んであげて大忙し…。しかし、コヤツは夢屋の思いとは裏腹に、ペットショップの紙箱がお気に入りのようであります。夕飯の匂いに反応して顔を出す新たな家族の話題で、当分、夫婦の会話はつながりそうデス

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夢屋ラボ(有理化)

2010-01-18 12:46:31 | 夢屋ラボ
夢屋夫妻は、久しぶりに土日の二日間を家で過ごすことになりました((()))ブルブル
由緒正しいサラリーマンの夢屋は、当然、土日休みでありますが、我が家のオッカァは夜勤付きの変則勤務。結婚以来、連休や土日など、二人きりで過ごすなどという経験は、数えるほどしか無い夫婦なのであります。
会話の乏しい夫婦に、突然降って湧いた話題は、
「スカイホリデー」という日本放送系列のラジオ番組で、妻の投稿が読んでもらえたという話。学生時代、滝良子さんのDJで放送されていたものが、3月までの限定で復活し、懐かしさから「学生時代や今」を投稿したらしいのですが…残念ながら、昔、そのラジオ番組を私は聴いていない。妻は感激で、カセットテープに録音するという念の入れようであります。世のオヤジ諸君!!!ここで、妻の話題について行かなければならない。興味が無いなどと無視しては身に危険が迫るのであります。滝良子さんも御歳65才とか、昔と変わらない声に、妻は感激しているのですから…^^;
毎年、センター試験が行われると、自分の記憶力を試すように何問かを解いてみる習慣がついて、さて何年経過したのでしょうか…。今年も数Ⅰの最初の問題に挑戦してみます。
問1  a = √7 - √3  の分母を有理化すると…
      √7 + √3
あれれ、有理化って何だっけ??? 「分母に根号を含む式を根号の含まない式にすること」なのですが、ここで受験生は、a^2 - b^2 =(a+b)(a-b)という公式と(a-b)^2 = a^2 - 2ab + b^2 という公式が即座に頭に浮かばなければいけないのであります。
        a = (√7 -√3)(√7 -√3)  = 7 -2×√7×√3 +3
       (√7 +√3)(√7 -√3)         7 -3

          = 10 -2√21  5 - √21  
        4             2           (答え)

となるはずなのですが、実生活では何も役立たないねぇ…この公式!!!
むしろ、ご機嫌な妻に話題を合わせる術のほうが、命を長らえるためには重要な定理であります。昨日の巻頭画像と本日の巻頭画像が同じと感じられた方…甘い。ガラス面の表と裏…鏡面体なのであ~る(エヘン)
   
(ただ今、一生懸命、お仕事中…)
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夢屋ラボ(温まる)

2010-01-17 17:17:01 | 夢屋ラボ

昨日は、センター試験。全国の受験生を持つ親御さんは、さぞや心配なことでしょう。お気楽「夢屋」は、昨年で受験生の親を卒業しましたので、安心して土曜日の研究に取り組む予定でありましたが、結果が芳しくなく「夢屋ラボ(研究室)」を一日休ませていただきました^^;
           
雪でアイスクリームを作って遊んでおりましたら、『山形組』事務局長「さくら子」ちゃんが、氷と塩の比率が3対1の時、△21℃まで温度が下がるらしいという情報を提供してくれました
「夢屋ラボ」で記録した温度は△15℃でしたから、これは検証実験で鼻を明かしてやろうなどという悪戯心がフツフツと湧き上がったのであります。
           
外気温が氷点下1℃((()))ブルブル
「夢屋ラボ」には、予算の関係でビーカーさえありませんので、ビールジョッキに外の雪を詰めて(凡そ、36g)3:1~1:1までの比で、サンプル3品を準備いたしましたが…△8℃で止まってる…。
実験前から、温度勾配による温度上昇は想定しておりましたが、2時間のビデオ鑑賞がいけなかったようです…とほほ。気を取り直して、雪と塩の比率3:1で再度挑戦すると、開始20分後に△19℃まで下げることに成功しました
本日の実験で分かったこと。
1.実験中は、他のことに(ビデオ鑑賞)気を取られてはいけません。
2.モル凝固点降下という現象を、頭で理解できていても、実証するのは難しい…。
3.熱力学の常識(熱は伝導する)から、雪の中では△21℃は達成出来ないのではないか…?
4.雪:塩が3:1の割合以上で、塩は析出(溶けない)してしまう。したがって、これ以上の割合で混ぜても、温度降下は見られない。
などと、良い大人が中学生の履修範囲を実証するのに、半日を費やしてしまいました。けれども、ジョッキの中の水(△19℃)が周囲の雪(△1℃)に温められるなんて考えるとワクワクしませんか?
この理論を発展させて、上手に熱交換できれば、塩水を最大10℃上げるだけの熱エネルギーが獲得できるはずなのですが、ここから先は、本日もセンター試験に取り組んでいる未来の科学者への課題として残しておきましょう

ちなみに、昨日の地理Bの問題に、山形県最上地方に関する問題が出題されておりました。分かる分からないは別にして、ご当地の問題が出題されているだけで、受験生は心が落ち着くんですよねぇ…。

山形県以外の受験生の皆さんには、お詫びに、本日、窓ガラスにできた「氷の華」をご覧いただきましょう。見事、志望校に合格(華咲かんこと)できることをお祈りいたします。

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夢屋ラボ(凍みる)

2010-01-15 17:09:12 | 夢屋ラボ
「凍みる(しみる)」という現象は、一体、どのエリアまで体験できるのでしょうか。道路の水溜りが「氷る(凍る)」という現象は、関東地方でも経験できるでしょうが、「凍みる(しみる)」は、やはり東北地方以北でないと感覚的に分からないだろうなぁ…。
昨日、『ケサランパサラン』を瓶詰めにしたところ、「停電」という不幸が舞い降りてしまいましたが、さらに、それをブログupしたところ、夢屋に二つ目の不幸が舞い降りました
降りしきる雪の中、消雪設備の水量調整を終え、凍えた夢屋に妻から浴びせられた言葉…
「お父さん!水が出ない…」
これが「凍みる」。そして、私は凍る(固まる)
水道管を地上部から立ち上げている箇所が、寒気で凍ってしまうのであります。
今では、水道管の保温被覆材や凍結防止器具が販売されておりますが、昔は、少しだけ水道水を蛇口から流し続けるという予防対策をしたものですが、日中無人の我が家では、本日の冷え込みに対してノーケアでありました…とほほ。
           
哀れな夢屋少年は、吹き荒ぶ雪の中に、強制送還されたのであります。
「男は、これだから女より長生き出来ないのだ…。」などと、オッカァに聞こえないように、ブツブツ文句を言いながら、唯一の対処法である「やかんの熱湯」を手にして、水道管の立ち上がり箇所に向かいます。
しかし、何かがおかしい(変である)。水道管には凍結防止材も巻いてあるし…今日の冷え込みで「凍みる」のだろうか…。がぁ~!!!凍結防止器のコンセントが抜けているではないか。これもまた、我が家の古老が、冬を迎える前に行っていた作業なのでありましょう。決して、『ケサランパサラン』を瓶詰めにした「祟り」という超常現象では無いようであります。
水道管が凍みたり、台所の野菜が凍みる…北海道では、ビール瓶が凍み割れする。今朝、二年ぶりの氷点下を迎えた東京人には、冷蔵庫の中の方が暖かい(5℃前後)などということの方が、超常現象に違いないのであります
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夢屋ラボ(ケサランパサラン)

2010-01-14 12:33:40 | 夢屋ラボ
本官が、『不思議種(ふしぎだね)』の検索を断念し、ふて寝した頃、未知なる生物は『ケサランパサラン』に進化していたのであります。
『ケサランパサラン』は、桐の箱に穴をあけ、タンスに仕舞って置くと幸運を呼ぶという都市伝説(我が在所の場合、田舎伝説か…)がありまして、何故か白粉を食べると言われております。動物由来説、植物由来説の両説ありますが、一年に一度しか見てはいけないと言われておりますので、このブログを覗いた方はご注意ください。などと、下らない妄想に取り付かれていた頃、突然、PCの電源が落ちてしまいました。
「あちゃ~!!!」山形県米沢市窪田町の東北電力避雷器の漏電事故で、2010年1月13日午前7時20分から約1時間、この寒空に我が家を含む1,250戸が停電に見舞われたのであります。
           
大規模な災害時、我が家に何が起こるのか…。予行演習にしては、出勤前1時間の停電は、非常に痛いのであります。当然、テレビ・照明器具が使えない。暖房は、温風ヒーターを使っておりますので、灯油を備蓄していてもストーブが使えない。(以前、近くの電柱トランス故障で経験しているので、筒芯式のストーブを一台準備しておりましたから、居間の寒さはしのぐことができました^^;)
水が出ない…我が家は地下水を利用(ポンプアップ)しておりますので、停電と同時に水が出なくなります。(我が在所でも、水道は普及しております。)したがって、朝のお勤めであるトイレが使えない…
LPGガスですから、煮炊きはできるが、冷蔵庫が…電子レンジが…。
こうした危機的な状況においては、水は雪を溶かして…当面のトイレの水は浴槽から汲み出して…などと、最低限の生活をあれやこれやと考えてみる良い機会ではありますが、何も寒風吹きすさぶ今朝を狙い撃ちしなくても…
こうして見ますと、私たちの生活は、限りなくオール電化に近い生活をしているものだと、改めて感じさせられますが、この不幸は、年に一度しか見てはいけない『ケサランパサラン』を桐箱ではなく、ガラス瓶に入れてしまったことが原因かもしれません。とばっちりを喰らうこととなった、我が家を除く1,249戸の皆さん、どうもすみません
お詫びに、雪上で必死に通電を祈願する、招運「招き猫」の画像を一枚…^^;
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夢屋ラボ(不思議種)

2010-01-13 17:17:18 | 夢屋ラボ

『たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかおまえも飛んでいくから』(俵万智)
昨日、工場跡地で見つけた蔓性の植物を「不思議種(ふしぎだね)」と命名し、ひとり悦に入っておりましたが、果たして本当は何と言う名の植物なのだろうという思いがフツフツと湧き上がり、調べて見ることにしました。
           
種に綿毛がある植物は、キク科植物に多いと思われますが、キク科の特徴は認められず、蔓性の形状に着目して、カラスウリなどのウリ科の植物を検索しても種の形状が全く違う。莢が発達したものだと考え、マメ科を検索しても要領を得ない状態…結局、本官は検索を断念し、ふて腐れて寝てしまったのであります。
           
こうして考えてみますと「夢屋ラボ」研究室の研究は、どうも中途半端な状態で終わってしまいます。種はデカイ…きっと、外来種であろうと半ば、自分を納得させ、今年夏になれば、また、花を咲かせるだろうと先送りの課題にしてしまうのであります。
それよりも、検索中に出会った俵万智さんの詩が気に入ってしまいました。上の句は、子どもの頃、いや、子どもたちにも見せてやった実体験。そして、下の句は、親としての今の思い…。こうして、子どもたちは親元を離れ成長していくのだなどと、科学的な探究心は一気に文学の世界へと飛んでしまうのでありました。

(それでもまだ思案中…

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夢屋ラボ(成人の日)

2010-01-12 17:19:20 | 夢屋ラボ

昨日、挑戦した『紅大豆』豆腐は、豆乳内の「グルタミン酸」を構成する「カンボン酸coo-」と「にがり」の主成分である「塩化マグネシウムイオン Mg2+」が『イオン結合』して凝固したものである。(いや~、アカデミックじゃ…^^;)
しかし、風味の無い大豆で作った豆腐は、美味しくない。自分で食べて美味しくないものを人に進める訳にもいかない。まぁ、そんなに簡単に「特産品」が出来るのであれば、世の中の加工業者は苦労しないのであります
事実、仕事から帰った我が家のオッカァも「豆腐作ったのぉ」と感嘆しましたが、毒見の段階では、ひと箸手をつけただけで、それ以上の評価は得られませんでした。さらに、残渣で作った「おから」も味付けは、まずまずではありますが、家庭用のミキサーでは大豆は十分に粉砕されておらず、食感がいまひとつなのであります。化学の実験と料理は、両立しませんでした…とほほ。
           
冬空で珍しく晴れ上がった日には、家の中の実験よりもフィールドに飛び出した方が楽しい。何年ぶりかでスキー板を取り出し、我が家の田圃に出かけたのですが、雪原に足を踏み出した瞬間、お袋が古くからお世話になっている食品加工業の社長のお嬢さんに声を掛けられました。
「どこ行くんですか…?」
「散歩!!!(一瞬、自殺しに…と答えようと思いましたが、冗談がきつ過ぎる)」
いい年をしたオヤジが、何も無いはずの田圃にスキー板を着けて出かける姿は、やはり怪しい。何も無いわけではありません。夏場、野ばらやカヤで人間を寄せ付けなかった場所には、こうして「ヨシキリ」の巣の痕跡を確認することができます。
           
ましてや、今まで見たことも無い植物の種を見つけただけで、今日一日、何やら得をしたような気持ちにさせられます。オヤジは勝手に「不思議種(ふしぎだね)」と命名しましたが、後でまた調べておきましょう
そうでした、今日は「成人の日」。
名も知れぬ在野のオヤジから、新成人にひと言。
「行き着く先など誰にも分からない。何かがあるから行くものでもない。日々、生きていることで何かを発見できる。何かを発見できるから、また、明日も生きるのです。」なぁ~んてね…。

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夢屋ラボ(豆腐作り)

2010-01-11 12:44:28 | 夢屋ラボ

昨日は、万華鏡を作ってご満悦の本官でありましたが、連休も3日目になると、そろそろ遊びネタに困っている様子…。いやいや、遊びのネタは色々と持っているのですが、積み残しの用向きがあることも事実。昨年、古老を亡くし、年始の挨拶回りは控えるべきでしょうが、世話になった親戚筋には、やはりお礼もしなければなどと考え、近くの親戚回りを。
積み残しと言えば、秋に収穫した『紅大豆』も悩みのタネであります。この『紅大豆』は、我が在所の隣町「川西町」の特産品開発にと栽培が勧められているようですが、ご飯に炊き込むと風味があって美味しいとの触れ込みを信じて、友人(♀)から種をいただき植えてみましたが、収穫期が遅く、同じ時期に収穫できる「秘伝豆」に比べると、未熟状態の「枝豆」としては甘みが足りず不合格。大豆としての利用価値を考えているうちに雪が降り、一粒ひと粒、剥きながら利用方法を考えているところです。
ムムム…これで豆腐が作れないだろうか?失敗したら「おから」でも炊けば良いか…という単純な発想で、今日一日遊んでみることにします
豆腐作りのレシピは、「男の趣肴HP」を参考にさせていただきました。
           http://www.ajiwai.com/otoko/make/touf_fr.htm

           
「紅大豆」2カップを昨晩から、ポットのぬるま湯6カップに浸し、ミキサーで粉砕しました。(実にクリーミーな泡立ちですが、この状態を『生呉』と言うらしい。)
さらに、6カップの水を沸騰させ「生呉」を加え、煮沸し、にがりを100ccほど加えてみますと…
           
確かに「豆腐の素」らしき塊が発生しました
あれま~!!!豆腐を入れる型がない…年末の大掃除でオッカァに捨てられかけた「押し寿司」の型を思い出し、隙間をコーヒーフィルターで目止めして流し込みます。(危機管理の第一歩は、頭の切り替えの早さデス…)
           
さて、完成品はと言いますと…『生呉』を煮沸させた煮汁を濾し布で搾らなければいけないのですが、目の細かなザルで濾しただけですので、食感の粗い豆腐となってしまいました。男の料理は、豪快かつ大胆に…とほほ。
豆の煮汁がなぜ「にがり」で固まるのか…という疑問は後から調べることにして、今日は、珍しく晴れ間が見えておりますので、「カンジキ」を履いてフィールドに飛び出すことにします。

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