絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

古い墓石と鬼瓦

2006-01-31 08:20:39 | Weblog

前出の善長寺境内にあった古い墓石を供養する宝塔と鬼瓦です。
古い墓石を眺めていると、墓のデザインにも流行みたいな物があることが分かります。
昔のお墓は素朴で石工がコツコツ鑿で刻み込んだ手作りの愛おしさみたいな物を感じます。
彫ってある文字とかも彫りが浅くて判読出来ない物もあります。
今の墓だと機械の鑿がコンピュータの命令で彫るから1~2cmもの深さで彫ってありますが・・・
じっくり時間を掛けて、一つ一つ、墓の建立年とか、仏の没年とかを調べてみたくなります。
鬼瓦はおそらく古い本堂の屋根に鎮座していた物なのでしょう。
何の説明もなく台座に置かれていますが、脇に見える黄色い物は花梨の実です。
かなり大きな鬼瓦であることがお分かりになると思います。


大きな金木犀

2006-01-31 08:03:34 | Weblog

館林のつつじヶ丘公園北の、城沼北岸にある善長寺本堂横にそびえ立つ大モクセイです。
看板に、これより大きいキンモクセイは近在に見かけない、と有りますが、私も同感です。
近在では、と言う控えめな言い方が好もしいです。これほどの大物なら、観光の目玉に県内随一とか、関東で一番とか、日本一の、とか言ってもそれほど違和感はないと思うのですが、ご住職さんがきっと奥ゆかしい方なんでしょうね?
寺の直ぐ近くには山王山古墳があります。


多々良沼の白鳥

2006-01-30 08:31:00 | Weblog

群馬県館林市に隣接する邑楽町にある多々良沼へ白鳥を見に行った。今年の多々良沼には例年より多くの白鳥が飛来しているようだ。
東京近郊では千葉県の牛久沼とかにも飛来しているが、私は多々良沼へ毎年見に行っている。
近くには躑躅で有名なつつじヶ丘公園もあるし、行きつけの安くて美味しい寿司屋もある。
向井ちあき科学館もお気に入りのスポット、何がお気に入りかというと、記念科学館の中庭に自製しているネジバナ(蘭科の植物、ねじれたような形の花を付ける)の群落である。
皇后の生家前にあるうどん屋もお気に入りだ。此処には皇后が小学生の時に描いた百合の絵が飾ってある。
分福茶釜の茂林寺もお気に入りで、何点か桜の時期に絵を描いている。
追々これらのスッポットもこのブログで取り上げてみたい。


是好さんの色紙

2006-01-29 09:48:35 | Weblog

ひれ酒に酔うほど話はずみけり・・・・前出の中村是好さんの色紙です。書もご本人が書いて下さったものですが、何を使って書いたと思いますか?
弘法筆を選ばず、を正に地でいったと言うのか、筆ではありません。マッチの軸を墨に浸して書いています。
是好さんは、ひれ酒どころかまるっきりの下戸で、とびきり上等のブランディーでもワインでも全てお料理用になってまいます。
お料理もですが、お料理前の味付けようの高級酒も是非そのまま戴きたいものだと思いました。

*注:下戸(げこ)=お酒を飲めない人のこと。かなりいける人のことは上戸(じょうご)という。

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光陽展出品作品の進捗状況

2006-01-28 12:05:03 | Weblog

上半分は少しずつ進んでいますが、下半分の水の部分は一応色を置いたと言う程度です。
この絵の狙いは奥入瀬渓谷の中で最も流れの激しい阿修羅という場所ですから当然激流の表現です。
水は単に上から下へ流れると言うだけでなく、渦巻いたり、盛り上がったり、深く沈み込んだりと、様々な動きをしています。その動きをいかに表現出来るかが、この絵の成否を分けると思うのです。それだけになかなかメインの部分に手が付けられません。
周りから攻めていって、気分の盛り上がったところで描き込んでいかないと勢いのある表現にならないと思っています。


冬桜  水彩・葉書

2006-01-27 22:05:10 | Weblog

冬桜、まさに冬の桜で11~12月頃が見頃ですが、他の桜が咲き出す4月にも律儀に花を付けます。
緋寒桜とは違って花は染井吉野を小振りにした感じで、花色は薄いピンク、花付きも幾分控えめです。
鬼石町に桜の山があり、町外持ち出し禁止の天然記念物です。
冬桜は持ち出し禁止ですが、そこは逞しい商魂の植木屋さんが居て、紛らわしい名前を付けて売っています。
やはり野に置けレンゲ草・・・冬桜は鬼石まで足を運んで鑑賞するのが風情があるようです。


茶の花  水彩葉書

2006-01-27 07:53:32 | Weblog

お茶の葉は葉を蒸して撚ってから乾燥し飲用に供されますが、花は産地にでも行かない限りお目に掛かることはあまり無いですね。花屋にも売ってはいないようですし、、、、
東京近郊では狭山茶が有名です。所沢辺りの丘陵地帯に茶畑が散在しています。
江戸時代には金町茶(葛飾区)が有名だったそうです。茶の木は肥料に人糞を好むのだそうで、人糞の大産出地・江戸に近いことから金町が地理的に有利だったからだそうです。


侘助(わびすけ) 水彩葉書大

2006-01-26 09:13:55 | Weblog

今朝(26th Jan.)の朝日新聞に白花侘助が紹介されていました。わざわざ白花と断るとこを見ると普通の赤系の侘助とは別種なんでしょうね。
侘助は椿の仲間で楚々とした咲き具合から茶花として好まれていますが、近頃はやりの大輪、八重咲きの品種に比べたら風情があってお茶室に置くには相応しい花だと思います。


山茶花と雪とミッシェル

2006-01-25 09:34:53 | Weblog

関東では山茶花は12月から咲き出しますから、雪の中に咲く山茶花どころか梅も椿も時には桃だって雪と出会う事があります。
童謡♪犬は喜び庭駆け回り猫は炬燵でまるくなる♪というのがありますが、ミッシェルも雪は好きらしく、公園の広場を駆け回って居ました。
猫には出会いませんでしたが、融けかかった雪の中から普段は滅多に見かけない犬の落とし物が幾つも有りました。見ぬもの清し、で、雪に埋もれたのを良いことにして、落とし物をそのままにした、不心得者の飼い主が居たんですね。

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戴冠した富士山

2006-01-24 06:04:21 | Weblog

しばらく好天が続くという天気予報に誘われて、山梨、長野方面に写生に出掛けました。
北杜市明野地区からの八ヶ岳や甲斐駒が岳の眺望が素晴らしいので立ち寄りましたが、駒ヶ岳には薄雲が掛かっていて、絵には描けませんでした。
富士山が山頂に帽子のような形の雲を戴いていました。
明野地区は年間日照時間が日本一という晴れ間の多い地域です。
富士、南アルプス、八ヶ岳などの眺望にも恵まれた、自然豊かな場所ですが、山梨県は此処に産業廃棄物処理場を建設しようとしています。
山梨県は見返り施設として、県立のフラワーセンターを作ったり、立派な道路を造ったりしています。
旧明野村の時には村が一体となって産廃処理場建設に反対していたのですが、町村合併で北杜市になってからは、問題意識が希薄になってしまい、反対運動を進める人たちは苦戦しているようです。

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ミッシェルの散歩

2006-01-23 05:09:18 | Weblog

雪の公園に散歩に行き、ミッシェルは新しい友達を見つけました。
可愛い三人の女の子達です。
ミッシェルは良い勘をしていて、自分を可愛がってくれそうな人を見つけるのが上手いのです。
大抵は小学生くらいの女の子とか、乳母車の親子連れがミッシェルのターゲットです。
そうゆう人が居るとミッシェルはすかさず駆け寄っていき身体をすり寄せます。
十中八九は、まあ可愛い!と、頭を撫でて貰え居ますが、中には外れもあって、
怖がられて逃げていく子や、泣き出す子もいて、ミッシェルを当惑させられます。
今日は大成功、と言う訳です。

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ゼラニューム 水彩 葉書大

2006-01-22 06:13:04 | Weblog

ゼラニュームは丈夫な植物で、春から夏にかけてなら挿し芽で増やすことが出来ます。
この花も花色とかのバリエーションは豊富です。
絵に書きやすいというか、バランスが良い花なので、見たままを描くと様になると言う
有り難いフォルムを持っています。
和名は天竺葵と言い、南アフリカ原産だそうです。
日本では本来初夏から秋にかけて開花する花ですから、今の時期は屋内で鑑賞しないと
霜げてしまいます。これから当分の間、私のモチーフを務めてくれそうです。

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シクラメン(水彩・葉書大) 

2006-01-21 06:57:40 | Weblog

                 

シクラメンの鉢植えを買い求めて、スケッチしました。
シクラメンも毎年のように新しい品種が出てくるようですが、花の形が変に複雑
になる傾向があり、私は昔ながらのオーソドックスな形の物を選んで買ってきます。
新しい品種の物は、花の形が複雑化していて八重であったりフリルが付いていたり
花色に複数の色が混ざったりで、私は好きになれません。
シンプル・イズ・ベストは、多くの物に当てはまる考え方だと思っています。

この絵は同じ鉢植えを時間を空けて二枚描いてみました。
写真では無いから、色合いも形も少し違います。
描写力が貧弱だからですが、そこが印刷ではない手描きの良いところでもあると
自画自賛したりしています。

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中村是好さんのミニ植木鉢

2006-01-20 09:16:50 | Weblog

是好さんから頂戴したミニ植木鉢です。川蝉は是好さんのお好きな題材と見えて、色紙に描いたのも私は秘蔵しています。
是好さんは九州佐賀地方のご出身だから、焼き物は絵付けしたら佐賀の窯元に送って、焼成していたようです。
是好さんは気前の良い方で、好きなのを持っていきなさい、幾つでも良いよ。なんて仰ります。
この箱の大きさが横幅8cmです。鉢は3~6cmくらいです。
この鉢に盆栽を仕立てるのです。
盆栽は何百と育てていて、デパートで展示即売会があるとテレビが取材に来るなど人気イベントでした。
私にも気に入った盆栽があったら持って行きなさい。と、言って下るのですが、私には難しくて出来ません。と申し上げると、
「何、簡単ですよ、毎日朝晩きちんと水さえやれば大丈夫。」と、軽く言われます。
毎日、朝晩、きちんと私にはとても出来ません。寝坊も出来ない、夕方出掛けることも、旅行なども駄目。宝の山を目の前にして、泣く泣くご遠慮申し上げました。

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石蕗(ツワブキ)

2006-01-20 06:12:08 | Weblog


石蕗の花、水彩(葉書大)ツワブキは観賞用として、庭の片隅に植えられますが、蕗というとおり、ちゃんと食べられます。軸の部分を皮を剥いて食します。もう、お亡くなりになりましたが、中村是好さんという、俳優さんと親交がありました。この方は器用な方で、絵も書もなさるし、ミニ盆栽では第一人者でした。陶芸も手がけていて、ミニ盆栽用の植木鉢に絵付けまでしておられました。その是好さんが、この石蕗もミニ盆栽に仕立てて居ました。私が是好さんに、この石蕗は矮性の品種ですか?とお聞きすると、普通の石蕗の種を蒔いて、毎日朝晩可愛いね、丈夫に育てよ!と、声を掛けながら撫でてやっていると、こうゆう風に育つんだよ。と教えてくれました。その石蕗は、直径5センチほどのお手製の植木鉢で7センチ程の背丈のまま、綺麗な花をつけていました。


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