絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

セーヌの観光船

2006-07-31 09:22:05 | Weblog
セーヌ川には観光船が走っていて川面からパリの観光が出来るのですが、私は乗った事がありません。
パリに観光に来るのだから乗ってみるのも一興でしょうが、自分の足でセーヌ河畔を散策する方が楽しいと思うからでも有りますが、一つ位、やり残し居ておくのも良いかな?と言う思いもあるんです。
日光も何十回も写生に行っていますが、未だに華厳の滝には行った事が無いのも、同じ思いからです。
でも、セーヌの水面の高さから見たパリの景色はどんなものかと考え、オルセーの前に繋留しているレストラン船に入り、コーヒーを頼んで、川面からのパリを見てみました。
目線が低くなるから、見える範囲は狭まりたいしたこと無いな!と言う感じでした。
レストラン船の直ぐ脇を通り過ぎる観光船の乗客と目が合って、会釈したり、と言う経験は楽しかったですが、、、

 レストラン船の内部


 セーヌ観光船

パリジェンヌ

2006-07-30 00:38:28 | Weblog
歩き疲れてビールを飲みに入ったレストラン。
遅めの昼食にビールとオムレツを頼んで、ゆっくり昼下がりのパリを楽しんでいた時のスナップ。
パリはこの時、三連休で、近郊からの人も大勢来ていたが、この女の子達も、話している様子からパリっ子ではなさそうな感じでした。
だったら、何で表題が「パリジェンヌ」なんだと突っ込まれそうですが、パリにいた女の子、くらいの意味合いです。
話の内容までは分かりませんが、明るくて楽しそうな様子です。真面目な良い子達です。
我が国で、この年齢層の子が4人集まったら、声も大きくなるし、はた迷惑など考えない騒がしい行動になる事が多いのですが、この子達は、互いが聞き取れるくらいの小声で楽しそうな話が続いていました。
お陰で私は美味しいビール付きの昼食と楽しい雰囲気に浸って至福の一時を過ごす事が出来ました。

ルーブルのピラミッド

2006-07-28 00:06:59 | Weblog
ルーブル美術館の中庭に出現したガラスのピラミッドは、出来た時には凄く違和感があったけど、出来てから10数年、見慣れてくると不思議に違和感は感じなくなり、ルーブルの顔だとも思えてきた。
第一回のパリ万博で出来たエッフェルタワーが、凄い非難の的だったのに、今ではすっかりパリの臍みたいにガッチリ納まっているのと同じなのだろう。
ルーブルは毎年工事を続けていたけど、この所、工事は一段落したようだ。
しばらく来ていなかったから知らなかったが、この広場の地下が、一大商店街になっているのにはビックリした。
ブランドショップあり、本屋あり、レコード(CD,DVD)店あり、土産物屋からデスカウントの店まであった。
ルーブルなんだから、高級路線で行ったらいいと思うのだが、スーペスを埋めるのに精一杯だったのだろう。
とにかく広いモールが出来上がっていた。

恋人達のポーズ

2006-07-27 08:30:06 | Weblog
近頃は日本でも若者が電車の中などでキスシーンを展開して居たりするのを見掛けます。
でも、その格好が様になっていないんですよね!
見ていて、良い感じ…(*'-^)-☆ というカップルには出会った事がありません。
パリでは頻繁にラブシーンに出くわしますが、それらは悉く様になっているんです。
セーヌの観光船が夜間航行するときには船から川岸の恋人達をライトアップするサービスがありますが、照らし出された恋人達は悪びれることなくキスシーンを展開してくれます。
まるでパリの観光資源という感じでさえあります。
まるで映画のラブシーンの一齣みたいに、パリの風景に溶け込んでいます。
パリの恋人達は、見られている事を意識してスマートに振る舞っているのだと思います。
それに引き替え、日本のカップルは、本能の赴くままに貪り合うという感じで、「見られてもかまわない。」とばかりに、自分たちの世界に没入しているから、見せられる方にとっては、いぎたない、と言う感じになるのではないでしょうか?







オルセーの庇の謎

2006-07-26 08:57:15 | Weblog
セーヌ河畔にあるご存じオルセー美術館です。
此処にはゴッホやセザンヌなど日本人好みの絵が収蔵されているから、パリ観光には外せないスポットです。
私もオルセーに行くと真っ直ぐ最上階のゴッホに会いに行きます。勿論セザンヌも
ロートレックも見逃しません。
最上階にあるカフェにも必ず立ち寄ります。丸窓越しに眺めるセーヌの風景は、エスプレッソの味をいっそう引き立てて呉れますから、、、
オルセーに入るときに気になったのが頑丈な足場で支えられている庇状の構造物でした。
以前から気になっていたのですが、パリの、と言うより欧州の建物には外壁に石の彫刻が取り付けられています。
石が劣化して剥落とかしないのかが気がかりだったのです。
何せ装飾してあるものは大きな石の固まりですから、落ちてきたらかなり危険ですからね。
オルセーでは、その落下するかも知れない危険防止対策として、この庇を取り付けたのでしょう。
そして落下防止対策を講じるのだろうと思います。
次回のオルセー訪問時までにこの足場が取れて居ると良いのですが、、、
そして、願わくば、広島の原爆記念館の補修工事みたいにプラスティックで塗り固める安普請はして欲しくないものです。
オルセー美術館は以前は鉄道の駅舎だったものを改築して美術館にしています。
パリでは駅舎さえもが美術館に変身できる程、お洒落な建物だったのですね。
パリに来て綺麗な観光スポットを紹介しないで、工事の足場の話なんかしている私は、我ながら変な観光客だと思いますね。
そんなブログにお付き合い下さって有り難うございます。








オランダの高校生達

2006-07-25 00:01:54 | Weblog

ルーブル宮とコンコルド広場に挟まれたチェルリー公園で花を写していたら、高校生の女の子がポーズを取ってくれたから、早速一枚写した。
それを見ていた男の子達も写してくれと言うのでまた一枚スナップした。
どこから来たのか聞いてみたらオランダの高校生達だった。
メルアドを書いて貰い帰国後写真を送ったら、アドレスがないと返送されてしまった。
私が送らなかったみたいに思われるだろうが、インターネットは一字違っても受け付けてくれない非情の世界だから諦めるしかない。
メルアドを書いていて、先生に遅れるからと叱られていたのに、気の毒なことだ。
遠足(修学旅行?)に、外国旅行とは豪勢だと思ったが、フランスとオランダは、間にベルギーが挟まるが、バスで5~6時間もあれば到着する距離だから、東京の生徒が関西に行く程度の感覚だと気付いた。
パスポートもビザも要らないし、通貨もユーロだから、言葉が少し違うくらいで、外国旅行という言う程のものではないのだろう。
欧州の人はバイリンガルどころか、3~4カ国語を操る人が多いから、言葉の壁の障害も小さいのだろう。
       (サイケな空の色はアドビの悪戯です。)




エッフェル塔

2006-07-24 18:06:05 | Weblog


パリの街を歩くときにエッフェル塔とサクレクール寺院を目印にすると自分の居る大凡の位置が分かるので迷子になる事が少ない。
この二つの目印がどこからでも見えるという訳にはいかないから、見えない場所に居るときにはメトロの駅に降りて、其処にある路線図で確かめるという手もある。
近くにいる人に聞くという手もあるが、これが意外に上手く行かない事が多い。
パリは観光都市だから、外国人観光客やフランス人でもお上りさんも多いから、そうゆう人に道を聞いても分かる訳がないからだ。
それにパリっ子はセカセカと忙しそうに歩くから、そうゆう人に道を聞くのは憚られる。
今回でパリに来たのは10回目以上になると思うが、その間、二回エッフェル塔に登っている。
エッフェル塔は一番上まで登るコースと、その下までのコースに分かれている。
当然上まで行く方がお値段が高い。
私がエッフェル塔観光が気に入った理由はその眺望の素晴らしさもさることながら、その気になれば子供でも乗り越えられそうな手すりが気に入ったのだ。
東京タワーだと頑丈な檻に閉じこめられて下界を見下ろす感じだが、エッフェル塔はそうゆう閉塞感は感じない程度の柵で観光客の安全が保たれている。
これならパラシュートを付けて飛び降りた奴が居るという話しも頷ける。
塔を登るエレベーターの構造も気に入っている。塔の橋脚部分が斜めになっているが、エレベーターはこの斜めになったカーブをなぞって上がっていく。乗っている箱は水平を保ったまま、斜めに登るのがとても不思議で、どうゆう構造になっているのか知りたいと思っているが未だに謎の儘です。

自治宮殿広場(ルクセンブルグ)   水彩・F0

2006-07-23 00:48:23 | Weblog

自治宮殿は背後の建物で、広場の名前は正式には、ダルム広場と言うらしいですが、市が立っていて賑やかです。
日本でも近年、フリーマーケットとか言う市が立つ事がありますが、行ってみるとプロのおじさんやおばさんがガラクタを並べて売っていたりするのが多いみたいです。
フリマも最初はお役所の主導で場所を割り振ったり、広報をしたりしてくれても、何回か続くと、後は自主的に運営して下さい。なんて事になります。
予算や人員配置の問題があるんでしょうが・・・
そうした隙間にテキ屋の親分が乗り込んできたり、ヤーさんが割り込んできたりで素人ははじき飛ばされ、しかるべく所場代を払ったプロの人達に占拠されるという図式です。
この広場の市はフリマではなかったですが、その筋の人が仕切っているというものでもないようです。たわいのないものを並べて、売り手も買い手ものんびり楽しんでいました。
 *次回からはパリのスナップを掲載します。

アドルフ橋   水彩・F0

2006-07-22 09:43:32 | Weblog

ルクセンブルクに入ってホテルを探していたらこの橋に出くわした。
市の(国の?)中心にあって深い谷を挟んで街の中心が2極に分断しているのを繋いでいるのがこの橋です。
谷底の方もチャンと町になっていてそちらにも降りていってホテルを探したけど見あたらなかった。
仕方ないからどんどん郊外の方まで探し回って三つ星を見つけたのはこの橋から10kmくらい離れたところでした。
ルクセンブルクは小さな国だから、国外に出てしまったかと思い、フロントで聞いたら未だルクセンブルク国内でした。
ルクセンブルクは通過した事はあるけど、泊まるのは初めてです。
初体験って、こんな事でも少し気持ちが高ぶるのは不思議です。

我が家の野菜達

2006-07-22 09:20:25 | Weblog

我が家の野菜達が、この長雨にも負けずに育ってきた。
トマトは知り合いの農家から戴いたラッパ水仙に寄生して我が家にやってきた。
水仙が終わって茎の枯れた後に、突如トマトの芽が伸びてきて、実を結び色づいてきた。実は8個付いている。



ゴーヤはこれ又大きな鉢に3本植えたのがぐんぐん茎を伸ばして、あちこちに実をぶら下げている。最盛期になると食べきれない程出来てくる。
瓜科の植物は連作を嫌うから毎年大鉢に新しい土を入れ替えて育てています。


茗荷も可愛い芽が出始めた。これ又最盛期になったら食べきれない。



葡萄畑から、、、   水彩・F0

2006-07-21 09:12:19 | Weblog

ドイツというと先ずビールですね。
ドイツでもベルギーでも、ビールと言えば日本で言う地ビールが当たり前で、お店に入ってビールと言ったときに、アサヒですかキリンにしますか? なんて聞いてきません。
大メーカーのビールは輸出用?だからでしょう。
店によって置いてあるビールは地ビール数種類、中には一銘柄だけ、と言う所もあります。どの店に入っても美味しいビールが飲めますが、気に入ったからといって別の店には先ず同じ銘柄は置いていません。

ドイツのワインも捨てたものではありません。ワインはフランスの専売特許ではないから、スペインのも、イタリアのも、スイスのもそれぞれ特色があって美味しいです。
勿論外れもありますが、日本のワインよりは外れる確率はずっと低いです。
この絵、何処までも続く葡萄畑の向こうに集落がありました。お決まりの教会の尖塔も二つもあって、そこそこ大きい町なのでしょう。
山の向こうは、もうルクセンブルグとフランスです。

デュッセルドルフ   水彩・F0

2006-07-20 08:27:58 | Weblog

デュッセルドルフ(Dusseldorf)はハイネが生まれた町だから学園都市みたいな所かと思っていたが、商業都市として日本の商社とかも多い町だという。
商業都市と言っても大阪のような感じではなく、この絵のような瀟洒な雰囲気も随所にあって、流石ハイネを生んだ町としての面目躍如たるものもある。
私がドイツを旅していたのは、ワールドカップ開催の直前であったが、その熱気みたいなものは、どの町に行っても感じる事はなかった。ホテルでTVを見てもサッカーの話題は取り上げていないし、日本チームの滞在地ボンでも、サッカーのサの字も見あたらなかった。
日本に帰ってきたら、TVも新聞もサッカーの話題で溢れていたのには違和感を感じた程だった。

ズィルト(Sylt)風景  水彩・F0

2006-07-19 00:17:57 | Weblog

ヨーロッパの空は日本とは少し様子が違うようで、雲の出方も絵になる感じです。
空気が乾いているからかも知れません。
日本だと遠景はかすんだように描く事が多いですが、こちらでは遠くの山もくっきり描くようです。水蒸気が少ないからクリヤーなのでしょう。
私が描くと日本での癖が抜けないから、どうしても遠景はぼんやりさせてしまうのですが、よく観察して描かないとならないと自戒してはいるのですが、、、
此処はドイツ最北の島Sylt、カジノまであるリゾートの島で夏の観光地です。
画面の茅葺き風の建物は、島の歴史博物館とか土産物売り場になっています。

清滝酒造のレストラン   

2006-07-18 11:09:03 | Weblog

清滝酒造のレストランはちょっとしたグルメスポットです。
蓮田市関山、122号線沿いにあります。
前にこの蔵造りの建物を描いてUPした事があります。
造り酒屋の道楽かと思う程、優雅な商売振りです。
レストランをやっているのは昼時だけでそれも一回きりの予約制です。
最近は季節膳とかのコースが出来たり、金曜土曜はディナーもやり出しましたが、
入れ替えなしの客が食べ終えたら営業はお仕舞いです。
レストラン脇にあるいろりの部屋では、落雁付きのお抹茶がどなたでも無料で飲めます。
この日は、事前に予約して母と妹を連れて出かけました。
この昼膳が1000円です。味は☆☆☆☆クラスです。
板長が出てきてご婦人方にご機嫌伺いするのも人気の一つです。
(料理が出たから、板長の仕事はもう終わっていますからね。)
利き酒セット(特別吟醸、大吟醸、とか4種類がぐい飲みに入ってきます)400円もいけます。
土産には、純米酒の辛口度+5がお薦めです。1升1250円です。
母は明治44年生まれ、95歳ですが、私より健啖です。この料理もすっかり平らげ、私の分のデザートの餅菓子もちゃんと食べ、食後のコーヒーも飲んで、ご満悦でした。






小さな刎ね橋   水彩・F0

2006-07-18 09:31:48 | Weblog

小さな船が通れるだけの可愛らしい刎ね橋です。
向こうの島に住む人が通る生活道路、車だって小型車くらいしか通れない木造の橋に備えられた刎ね橋もやはり木で出来ています。
何処かの国なら議員さんが飛んできてコンクリートの無骨な橋を税金で造り、住民には恩を売り、請負業者からはしっかりリベート、いや政治献金を受け取るという構図なのでしょうが、この木造の橋なら、住民が力を集めて手作りでも出来そうな感じです。
これなら補修だって素人にも出来そうだし、貝や魚の集会所にもなりそうです。
何より木の暖かみと柔らかな感じが周囲に溶け込んで、美しい風光に一役買っています。