丘の上の施設はお城ではないようだし、教会でもありません。
古い農具などが展示されては居ますが、
博物館と言うほどの展示ではありません。
小さなカフェはありましたが、レストランでないし
見晴らしは言いとはいえ展望だとしての施設ではないようだし、
わざわざケーブルカーの料金を払ってまで
来るほどの物ではありません。
しばらく景色を眺めただけで下ってきました。
ケーブルカーの下の駅には開いては居ませんでしたが、
お店が何軒かありました。
エラリアは何の説明もしてくれないから私の想像ですが、
レストラン・ホテル・ブティックなどを備えた総合的な
観光施設を作る途中なのか?
作っては見た物の来客が少ないので細々と
展望台としてだけ営業しているのか?
のどちらかではないでしょうか。
ZEN夫人ビアナが下界を見下ろしています。
息子二人、娘三人のお母さんで孫も三人居るとは思えない
スマートなスタイルです。
イタリア人は以前は若いときには美人さんでも中年を過ぎると
メタボな体型になる人が多かったのですが、
近頃はスタイルの良い中老年が増えてきました。
レストランでも前菜のパスタの量が半減しています。
それでも私には前菜のパスタだけで満腹になる量ですが・・・・
ケーブルカーに乗り込みました。
それほど長い距離ではなさそうです。
200mくらいの高度を登るようです。
線路の脇にある会談は何に使うのでしょう?
点検用にしては立派すぎるし、足を鍛えたいために
利用する客が居るとは思えないし、、、
ZENさんのファーストネームはマリアーノ、奥さんはビアナ、
末娘はエラリア。
この写真はキャノンのGPS機能のついた安価なデジカメで
オートで写していますが、半逆光をうまくとらえて
綺麗な写真になりました。
昔のシャッタースピードと絞りを自分で決めていたカメラで
こうゆう写真を写すのはかなり高度な技術を要したのですが。
教会本堂入り口扉に聖人らしき木彫が施してありました。
素朴な感じで好感が持てます。指先が何を指しているのか?
日本の仏像でも指の形で様々な表現がなされています。
この扉を作った仏師も優れた技量の持ち主のようです。
お祈りをするZENさんです。
お祈りしているのか? この姿勢が楽だからそうしているのか?
彼が他の教会に案内してくれた様子から見て、
私にはどうも後者の方であるように思えます。
やはり当たりでした、彼は祈っているのではなく
カメラを固定するためにこの姿勢をとっていたのです。
お堂内は薄暗いから、手ぶれしない用にこうゆう姿勢をしたのです。
どうゆう訳か欧州の私の友人達は皆さん敬虔な
キリスト教信者ではないようなのです。
ZENさん夫妻と末娘が我々を観光に連れて行ってくれました。
前回通訳役で同道して長男は今オーストラリアに赴任中なので
今回は末娘が通訳役です。
彼女の英語や少々頼りないのですが、
初々しさがそれをおぎなって余りあります。
これはワインと記念写真のコレクション。
ワインは飲むためのものは地下の温度と湿度の安定した場所に
しまっておく筈だから、このワインは土産などで買った、
見るためのワインでしょう。
もしかしたら中身はしっかり味わっていまい、
瓶だけ飾っているのかも知れません。
それにしては瓶を開けた痕は見当たらないのですが・・・
蒸した大豆と炒って粉砕した小麦に糀菌を混ぜ
温度と湿度を管理した糀室に3日間置いて
発酵が進んだ原材料を掻き落とす体験をしました。
糀が粉になって舞い上がるから完全防備のビニールコートと
帽子・手袋を着用させられました。
雑菌を持ち込まないようという目的もあるようです。
靴にもビニールカバーを履きます。
日本一醤油のマイ・オーナーになっているので
今日は小麦と大豆から作った糀を塩水と混ぜて
仕込をする体験の日です。
折からの30年ぶりとかいう大雪のため
参加者は我々二人だけという事になっていました。
社長さん以下十数人の社員さん対二人の体験者というアンバランス。
地元の新聞社も取材に来ていて、もし我々が行かなかったら
日本一醤油さんも困ったことになるところだったのです。
そんなわけで大歓迎を受けました。