絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

一等車の車内   

2006-12-31 00:36:00 | 絵画
車内は綺麗で椅子も良いし広いのでくつろげます。
でも、ガラスは傷だらけだし、製造以来洗った事がないのかと思うほど窓の外側は汚れています。
ガラスの傷はダイヤモンドカッターなどでの悪戯書きです。
参ったのはホームの高さと列車の高さの差です。
優に1mくらいはあります。
狭くて踏みしろの少ない階段を3段上らないと乗り込めないのです。
重いスーツケースを持ち上げてよじ登るのは一苦労でした。
空港とテルミニ駅との間の専用列車なのに、この設計はどうした事なんでしょう?
ポーターを雇おうにもそんな人は見あたらなかったし、、、
健常者でも苦労するんだから、バリアフリーなんてものにはまるで配慮して居ません。
この先の旅が思いやられます。前途多難の予感がしました。

イタリア・ウロウロ旅日記 1

2006-12-30 10:42:45 | 絵画
ローマ、アテネを中心に8日間の旅をしてきました。
例によって、行き先も目的の特に決めないでの気儘な旅でしたが、そのウロウロ旅を、脈絡もなく書き綴ろうと思いますので、お暇な方はお付き合い下さい。

JAL405便のエコノミーシートに12時間拘束された後に、フィミチーノ国際空港(レオナルドダビンチ国際空港)に辿り着きました。
空港からローマの入り口、テルミニ駅までは全車両一等車の列車が直通で走っています。
駅舎はヨーロッパらしく全体が屋根で覆われています。と言っても全ての駅舎が全体を覆っている訳ではなく、始発駅の多くがそうなっているので、途中駅は概ね日本同様ホームの主要部分だけね屋根が付いる造りになっています。
ここから私の5回目?位になる、イタリアの旅が始まりました。

摩周湖        水彩・F0

2006-12-29 17:26:01 | 絵画
霧の摩周湖というのがイメージでしょうが、私は晴れ男だからか、4回訪れていますが、何時もピーカンです。
多分、観光業者の考えた宣伝文句で、「あなたは運が良い、こんなに晴れているのは幸運の女神がほほえんでいるんですよ。」なんて言う台詞をガイドさんから聞かされるんだと思います。
この場所は、観光バスでは行けない、第3展望台?です。駐車場もなく道路脇に車を置いて、崖をよじ登って辿り着く、写真愛好者達が良く来る場所です。
観光バスが行く第一展望台は絵の右にある半島の影辺りになります。

旧北海道庁舎   水彩・F1

2006-12-28 09:07:49 | 絵画
札幌駅に近い場所にある北海道庁旧庁舎です。
赤煉瓦の風格ある建物です。
現在は資料館に使われていて誰でも入ることが出来ます。
私は道庁の駐車場を利用するのにここに入って駐車券に認印を貰います。
そうすると無料で駐車できるし、トイレも使えるから便利な存在です。
ついでに北海道大学のポプラ並木やクラーク像等を見学する時の奥の手をご紹介すると、北大にはタクシー以外には訪問先を言わないと車で入ることが出来ませんから、学部とか教室名をあらかじめ調べておいて、そこを訪問すると言うことにすると、守衛のチェックをパスできます。構内で開催されているイベント名を言うのも有効です。
イベントはポスターなどで確認することが出来ますからね。

富良野春景   水彩・F2変

2006-12-27 00:56:32 | 絵画
ド派手な色彩の絵ですが、富良野の呼び物の光景です。起伏に富んだ、なだらかな大地にラベンダーやらストックやら、色違いの花を植え込んで観光客を喜ばせてくれる演出が憎いです。
写真に撮る人も多いから、フィルムカメラの時代には、富士フイルムやコダックさんが大いに潤ったことでしょうね。
今はデジカメが流行りだから、フィルムメーカーは当てはずれでしょうね。
色彩の洪水に惑わされて、私も絵の具を沢山消費したから、外貨減らしに貢献したかも知れません。水彩絵の具はイギリス製を使っているので、、、、とは言っても、24色の絵の具が2万円前後で買えるし、それを5年以上使えているから、一枚当たりの絵の具代は10円程度のものかも知れません。

函館風景2    水彩・F1

2006-12-26 08:23:54 | 絵画
函館風景その2です。
旅の疲れと時差の影響で普段から頭の働きが十分ではないのに、それに輪を掛けていますから、何を書いたらいいのか纏まりがつきません。
時差呆けといううのは体内時計が狂うから起きる現象ですが、何故か西へ向かう時には余り時差呆け現象は起きません。東に向かった時に顕著に起きるようです。
つまり日本から欧州に行く時には殆ど起きませんが、帰国する東回りの時には時差呆けがひどく起きます。
歳を取ってきたら時差呆けの治まる時間が長く掛かるようになりました。
体内時計の調整力が鈍くなってきたのです。
そんな訳ですから、当分はお恥ずかしい内容のブログ更新になると思います。

函館風景   水彩・F0

2006-12-25 23:37:38 | 絵画
函館と言えば、教会とか修道院が、絵には良く描かれています。確かに絵になるんですね。
私が描いても何となく異国情緒が漂って、もうこれは函館だと誰もが分かってくれる風景になります。
函館は港と街が砂州のような狭い陸地(幅約1km)で繋がっていて、函館山から眺める夜景は正に百万弗の光景ですが、私の腕前では描ききれませんから、教会の絵で我慢して下さい。

*南イタリアをざっと楽しんで?きました。
 ローマ、ナポリなどを歩いてきましたが、路線バスや電車を乗り継いでの旅は、 治安の悪さと相俟って、疲れた!の一言です。
 ホッとしたのは、時季外れの為、貸し切り状態で見て回れた、ポンペイの遺跡巡 りや、ナポリ湾を電車でぐるっと回って訪れた、ソレントの街巡りでした。
 ソレントも時季外れでホテルは軒並み休業中、ナポリとソレントを結んでいるフ ェーリーも出ない日があったりという閑散さが私には好ましい状況でしたが、ひ とたびナポリに戻ると、クリスマス前の喧噪さが私のか細い神経を痛めつけて、
 酷く疲れさせてくれました。
 そんな訳なので、旅のご報告は少し時間をおいてからにしたいと思います。
 

洞爺湖と羊蹄山   水彩・F0

2006-12-17 00:32:22 | 絵画
洞爺湖から眺めた羊蹄山です。
洞爺湖と羊蹄山は20km程の距離ですが、途中に高い山がないから、このように眺めることが出来ます。
逆さ富士という構図ですから、さしずめ「逆さ羊蹄山」でしょうか?

*12月17日から、イタリアでヨコメシを食べてくるので、ブログの更新は暫時中断致します。
再開は新年になってからになるかも知れません。
前回5月のフランス・ベルギー・オランダ他の旅で、携帯から投稿していたのですが、通信料がかなりの金額になったので、今回は経費節減の為、現地からの投稿はしない予定です。
ご覧下さっている皆様が良い年をお迎え下さるよう祈念致しております。

知床連山    水彩・F1

2006-12-16 01:57:46 | 絵画
知床横断道路と後の山は知床連山です。
勿論先端の岬には道は通って居ません。
私は自分の車で行っていたので、カーナビの液晶画面にはしっかり北方領土まで映し出されるのですが、地図上での領土と言うだけで、実権支配は出来ていないのですから、虚しい感じです。
戦争に正面切って戦ってそれで負けて領土を取られたのなら、諦めもつくというものですが、日本の敗戦が決定的になってから、ソ連が参戦し、火事場泥棒的なやり方でむしり取られた領土ですから、悔しさが募ります。
関東に住んでいて、北方領土の事は地図上でしか見ていない時とは違って、その島を目前にすると、戦争の傷跡が未だに癒えていないと言うことが実感できます。

知床五湖    水彩・F2変

2006-12-15 00:28:25 | 絵画
知床は世界遺産に登録するので、汚れた海岸を清掃したりしているようですが、先端部分には道路もないし、立ち入りも出来ないから、汚したのは漁船で漁に出た漁師や、外国などから流れ着いたゴミの類なのでしょう。
知床に行くと、泳いでもいけそうな近さに、国後島が見えます。
伊豆半島から見る伊豆大島程度の近さですから、そこに居座っているロシアの連中まで、望遠鏡なら見えるのではないかと思います。
国後からは目を背けて、半島内部に入ると、自然が程良く保たれていて、気持ちがスッキリしてきます。
五湖の方は特に静寂が支配している秘境という感じです。

大沼公園   水彩・F2

2006-12-14 00:08:09 | 絵画
大沼公園は汽車で函館から走り始めると最初に北海道らしい光景に出会う場所です。
汽車は公園に沿って暫く走ってくれるから、「北海道に来たんだなぁ!」と言う感慨に浸ることが出来ます。
私が高校生の頃最初に北海道を訪れた時には、上野から鈍行の夜行列車に揺られ、青森では貨車は青函連絡船の中に収容され、乗客はホームから連絡船の岸壁まで歩かされて、船上の人になります。
5時間の船旅で函館に着き、またゾロゾロ歩いて函館本線の列車に乗り込む訳ですが、本州の風景とははっきり違った、北海道の景色は、夜行列車の寝不足や疲れを洗い流してくれるような、新鮮な感慨を与えてくれたものでした。
大沼の水辺に咲いていた、水芭蕉の白い花にも感激しました。
本州では高地にしか咲かない水芭蕉が、大沼の水辺に群生しているのですから、緯度の高さを実感できました。
飛行機で羽田からいきなり千歳に着いたのでは、こうゆう感激は味わえませんよね。

川湯硫黄山秋景   水彩・F1

2006-12-13 00:31:18 | 絵画
道東の川湯は屈斜路湖畔東に位置していて、近くには摩周湖などがあります。
北海道の紅葉は、余り赤が強くなくて黄色や茶色の色が豊富なのですが、観光地には人工的に赤く紅葉する木が植えられていて、この絵のように艶やかな色合いの場所もあります。
赤く紅葉する木はモミジやナナカマド、蔦、ウルシなどですが、私は天然林の、黄色や茶色になるものの方が好きです。
内地の紅葉の名所は、長年に亘って赤く染まる木を増やしていったのだろうと想像しています。
紅葉した木々の中に常緑樹の緑が混じって、五色の錦秋を醸し出す光景は日本人が特に執着するみたいで、ヨーロッパなどでは紅葉狩りなんてする風習はないみたいです。
日本人は四季の移ろいに敏感なんでしょうね。

小樽風景 ②   水彩・F0

2006-12-12 00:01:21 | 絵画
小樽運河沿いの倉庫街を、前回の絵とは反対側から眺めたところです。
北海道は食べ物が美味しいのが定評なのですが、小樽は私には特に美味しい店が多いように思えます。
北海道の入り口、函館(今は青函連絡船もないから、函館が入り口というのはおかしいかな?)では、余り美味しい店に出会ったことはありません。
観光客目当てのおざなりなものを出す店が多いように思えます。特に駅周辺は良くないです。
五稜郭展望台の下にあった店は良かったです、味も良いし値段が安かったのは嬉しかったです。
札幌は玉石混淆、特にラーメン屋は友達などに聞きながら評判の店を何軒が食べ歩きましたが、美味しい店には出会えませんでした。
ラーメンに毛ガニを丸ごと一杯入れて居るような、苔脅かしの店があったりして、客を舐めている感じです。
北海道の農産物や魚貝類の素材は確かに美味しいし、安いと思いますが、札幌の食べ物屋に関しては、洗練されているとは思えません。
なにも背伸びをして東京の悪い所を真似することはないのに・・・・
まあ、私が札幌中のお店を試した訳ではないから、安くて美味しくて、感じの良いお店もあるに違いないとは思うのですが・・・

小樽風景 ①   水彩・F1

2006-12-11 05:57:28 | 絵画
小樽の倉庫群は近年すっかり有名になって、この近辺は観光客で溢れているし、観光客相手のお店が軒を連ねて喧噪を振りまいています。
人混みの嫌いな私としては、近寄りたくない場所になってしまいましたが、雪の季節になると流石に人出はぐっと少なくなり、スケッチする気分にも成れるというものです。
小樽には母の同級生が歯科医院を開いていたのですが、同級生と言うことは母と同い年ですし、息子達は跡を継がなかったようですから、もう医院は閉鎖になって居ることでしょう。

浅間山遠望   水彩・F1

2006-12-10 15:41:38 | 絵画
ブログの友人「エセ男爵」さんが広島から遠路軽井沢の任地に赴き、管理なさっている山荘からの浅間山遠望風景です。
冬の軽井沢は、夏の喧噪が嘘のように静まりかえっていて、「エセ男爵」さんは書きかけの著作の執筆に没頭できるという事ですから、その成果をを期待しています。
しかし人気者の彼はご近所の管理人仲間とかその他の友人が毎夜歓迎の宴を設定してくれていて、著作に没頭するというのはもう少し先のことになりそうです。
彼が軽井沢の生活に馴染んだ頃を見計らって私もスコッチ片手に訪問しようと目論んでいるのですが、それも又先のことになりそうです。