絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

ホオズキ    水彩・はがき

2007-08-31 00:45:28 | 絵画
この酸漿(ほおずき)も犬の散歩道で荒れ地(勿論誰かの所有地でしょうが)に雑草に混じって生えていたものです。
栄養不足と雑草との生存競争に疲れているのか、貧弱な実を付けていました。
幾つか摘んできて描いてみましたが、モチーフが情けない恰好のものですから、出来上がった絵もそれなりです。
ホオズキは疳の虫に効くのだそうですが、私には当面必要ないから、描いた後は部屋の飾りに置いてあります。

葉鶏頭     水彩・F0

2007-08-30 00:01:48 | 絵画
葉鶏頭は頭頂部にはトサカのような花は付けませんが、茎の途中にちゃんと鶏頭らしい花を付けます。
葉鶏頭はその名の通り、葉を観賞する花? ですから本当の花の方は慎ましやかに葉の陰にひっそり咲くのです。
葉の方は絢爛豪華に様々な色でアピールしています。
前掲の私が初めて描いた油絵のモチーフはこの葉鶏頭でした。

蝉    水彩・はがき

2007-08-29 00:02:13 | 絵画
今年は暑いせいか蝉が多いように思えます。
蝉は6年とか7年、或いは17年も地中の生活をして地上に這い出すのだから、暑いのは関係ないのかも知れませんが、暑ければ元気に鳴くから多いと思うのかも知れません。
庭に落ちていた抜け殻と、寿命が尽きて落ちてきた成虫を拾って描いてみました。
蝉の抜け殻は耳の病気に効くと聞いたことがありますが、煎じて飲むのか、軟膏にして塗るのか定かではありませんが、あまり信用出来ないように思えます。

日日草   水彩・はがき

2007-08-28 00:00:50 | 絵画
花の名前では、ニチニチソウ以外にも、日にちの付いたものがありますね。
千日紅、百日草はどちらも花もちが良いから、百とか千が付いているのでしょう。
ニチニチソウは一日しか保たないのかなぁ?
一日草ではないから数日は保つと思うのですが・・・
一夜花は多いですよね。朝顔とかハイビスカスも一日だけです。

そんな花たちも絵に描けば永久的に咲いています。
絵の具の褪色とかで鮮やかさは衰えるかも知れないですが、良い絵の具を使った油絵なら数百年、水彩でも良い絵の具で描けば、油絵に劣らない耐久性があります。
水彩紙も酸性紙は劣化しますが、チャンとした画用紙なら中性紙を使っていますから半永久的に保存出来ます。
私が最初に描いた油絵をいまだに保管していますが、50年ほど経過した現在、チント絵の具を使った部分は少し変色してきましたが、高価なカドミュウム・イエローの黄色の部分は少しも変色していません。
絵の具は良いものを使いたいものですが、貧乏絵描きには辛い選択です。

ひるがお    水彩・はがき

2007-08-27 00:41:01 | 絵画
ひるがおも雑草の類で、バラ等に絡み付いてくれるから見つけると引き抜いていますが、うっかりしていると花を咲かせて存在を誇示したりします。
朝顔のそっくりさんですが、花は小さくて色もピンクだけのようです。
我が家の庭にも、いま一本だけ抜かずに置いてあります。
トリカブトに絡んでいるので、花の時期がトリカブトは未だ先だから、ひるがおの花を観賞しようという魂胆です。
折角咲いてくれたのだから一枚描いてみました。
雑草とはいえ、可憐で優美だと思いませんか?

スベリヒユ   水彩・はがき

2007-08-26 00:00:25 | 絵画
スベリヒユは畑に蔓延って農家を悩ませる厄介者の雑草ですが、園芸種はご覧の通り可憐な花を付けて花壇を彩ってくれます。
畑に迷惑をかける雑草の方は繁殖力が旺盛で、ちょっと目を離したら畑一面に生え広がり、伸ばした蔓の先が又根付いてその先へと拡がります。
スベリヒユの蔓は食用にもなるそうですが、私は未だ試していません。
園芸種の方の繁殖力は、野生のものほど強力ではないようで、花壇を占拠するほどの力はありませんが、乾燥にも強いからあまり手のかからない扱い良い花です。

ハイビスカス(黄色)    水彩・はがき

2007-08-25 00:07:37 | 絵画
ハイビスカスは先日も赤いのを載せましたが、黄色いのも描いてみました。
仏桑花云々のコメントもその時に書いたので、今回はコメント・レスで、ご勘弁下さい。

とは言っても、何も文章がないのは無愛想ですから、我が家の昆虫たちの近況をご報告しておきます。
①蛍・・・産卵を終えて一生を終わらせ、いま卵が孵化して幼虫の誕生を待っているところです。卵は1ミリ以下の大きさですから生んだのかどうかも確認していません。
②鈴虫・・・我が家の鈴虫は奥手で7月になってやっと孵化しました。いまは餌をもりもり食べて成長中です。成虫になって鳴き出すのはおそらく10月頃だと思います。我が家の鈴虫が奥手なのではなくて、売っている鈴虫がおませなんだと思います。
③クワガタ・・・望水で土産にくれたクワガタのつがいと、我が家の椎茸の原木が朽ち果てたのを置いておいた場所から見つけたクワガタの雄2匹、雌1匹の計五匹が居ますが、姿は見掛けません。夜行性だから昼間は土に潜っています。餌が減っているから多分元気なのだと思います。
④アゲハ・・・これは飼っているのではなくて庭の山椒と柚の木で勝手に生活しています。私はなるべく殺虫剤を散布しないように心掛けています。毛虫・芋虫の類は大嫌いですが、アゲハの幼虫だけは可愛いと感じるのは不思議です。親の蝶々も黒アゲハ、キアゲハなどが訪れてくれます。 

白粉花    水彩・はがき

2007-08-24 00:13:50 | 絵画
縞々模様の花です。
白粉花は結構変化があって、単色、縞々の他に一部だけ黄色だったり、赤だったり、バラエティーがあります。
縞々は描きにくそうだから敬遠していましたが、思い切ってやってみたら意外と上手く行きました。
去年、この花を女郎花とも言う、と書いたら、女郎花は違う花だとのご指摘を戴きました。
拘るようですが、私はこの花を祖母から女郎花と教わっているので、いまでも女郎花とも言うのだと思っています。
三途の川の向こうまで確かめに行くのも億劫ですから、題名からは外しましたが。

豪徳寺本堂   水彩・F0

2007-08-23 00:03:31 | 絵画
前に豪徳寺を描いた葉書サイズの絵を掲載しましたが、これはここで葬儀をした知人の奥さんに頼まれて描いたものでした。
私が描いたのは豪徳寺の山門から入った所にある古い木造のお堂でしたが、絵を依頼主に見せたら、これは古い本堂で裏に新しい立派なのがあるのでそっちを描いて欲しいとのことでした。
裏にあるのはたしかに新しくて大きなお堂ですが、コンクリート造りの味も素っ気もない、絵心を誘うモチーフにはちょっとね、というものなのです。
ご主人が眠る墓がある寺の、それも葬儀を執り行った場所の絵を飾りたいという奥さんの願いは理解できるので、頑張ってエスキースのつもりで描いたのがこの絵です。
頼まれたから、頑張ってもう少ししっかり描いてみたいとは思っていますが、巧く行くと良いのですが、果たしてどうなる事やら・・・

西伊豆風景    水彩・F2

2007-08-22 00:09:24 | 絵画
静物画が続いたので、風景画にしました。
西伊豆は春に行ったときのものですが、この絵は未だアップしていないはずです。
図書館に勤務したことがあるのに、資料の整理は苦手で、何時、どんな内容のものを掲載したのか、記録していません。
絵や写真は新しく描いたり写したりしたものを掲載すれば、似たものではあっても同じものではないのですが、それらに付けるコメントは、苦し紛れに同じような事を書いてしまうこともあるのではないかと危惧しています。
掲載回数も900回を超えているのだから、記憶だけに頼るのは無理ですね。
整理整頓が得意な人がいればなぁ~?

リンドウ   水彩・はがき

2007-08-21 00:01:54 | 絵画
これも望水の廊下にあった花です。
ちょっと部屋まで借りてきて描きました。
旅行に持ってきた画材は、はがきサイズのスケッチブックと12色の水彩絵の具、筆は携帯用に短く切りつめたものです。
このセットは海外にも持っていきますが、色数が少ないし、絵の具の質も良いものではないから、発色などイマイチですが、飛行機の中でも邪魔にならないのが取り柄です。
弘法筆を選ばず、といいますが、素人は腕の到らないところを道具で補おうとしがちですから、つい良いものを使いたくなります。
江戸時代の粋人にも、「道具道楽」なんて言葉があるくらいですから、素人芸は道具に凝るのも楽しみの一つなのでしょう。
因みに私も普段使う水彩絵の具は英国製のニュートンの固形えのぐです。
単色でも買えるし色数も多いので、好きな色を買い足して使っています。

なでしこ三題   水彩・はがき

2007-08-20 01:01:00 | 絵画



撫子には河原撫子、ヒゲ撫子、等ありますがこの絵のは頭に何が付くのか分かりません。カーネーションも同じ撫子の仲間です。
望水の私の部屋にはあちこちに花が活けてあったから、撫子を何枚か描きました。
客室に花を生けるのは宿の女将の大事な仕事だと聞いていましたが、近頃は花屋に任せている宿が多いようです。
ロビー・客室は勿論、廊下やエレベーターホール、脱衣所まで花があるのは安らげます。

ムール貝    水彩・はがき

2007-08-19 00:37:07 | 絵画
いままでに見たムール貝は黒茶色のものか少し紫かかった色けのものでしたが、望水の鍋料理に入っていたのは、緑色の縁取りがある珍しいものでした。
これは面白い、と、食事の後、早速スケッチしました。
ムール貝はワイン蒸しやバター炒めで食べると、とても美味しい貝です。
私がフランスやイタリアに行く楽しみの一つがたらふくムール貝のワイン蒸しを食べることです。
日本ではあまり流通していないのは、ムール貝が外来の貝で、それも外国船の船底に潜んで密入国した不法滞在者? だからかも知れません。
或いは、この貝を開くと、女性の何かにそっくりで、毛まで生えているから、「似たり貝」なんて別名が有り、かぶりつくのを躊躇する人もいるからでしょうか?
スケッチした貝もそうですが、屋内で売られているムール貝はサイズが大きすぎて
大味のものが多いです。
ムール貝は精々、手の親指から足の親指サイズが美味しいです。

ミニ鶏頭と鬼灯   水彩・はがき

2007-08-18 00:02:01 | 絵画
伊豆北川の望水旅館に泊まったときに出された箸置きとそれに活けられたケイトウ、あしらいに付いてきたホオズキをスケッチしました。
望水は掛け流しの良いお風呂ですが、そう風呂ばかりに入っても居られないから、周りにあるものをいろいろ描いて暇つぶししていました。
ケイトウはゴルフのウッド型をした箸置きに活けてあるのですが、ガラス製で中に水が入っている様子は、どう見ても寝たきりの病人が使用する器具に見えてしまい、箸を置く気になれませんでした。
ケイトウは箸置きの大きさに合わせて5cmほどのミニサイズです。


夏の果物   水彩・F2・F0

2007-08-17 00:07:32 | 絵画
マクワウリ、ブラックベリー、イチジクを描いてみました。
マクワウリは近所の畑で栽培されていて、以前通りがかりに、収穫している農家の人から分けて貰ったら、お店で買うのと変わらない値段でしたが、その後、通りかかっても、マクワウリが畑にうち捨てられていました。
スイカとかメロンなどの果物的瓜類は元なりの一個以外は商品価値がないからなのでしょう。
味はともかく絵に描くには支障はありませんから一個頂いて描いてみました。
後の二枚はオマケです。