この辺りは川や湖沼が多く湿潤な気候のようです。
欧州=大陸性気候=乾燥気候というように考えがちですが、霧が発生したりもするのです。
ブラインドを閉め切っている家は別荘としての用途なのでしょう。
村で雄一のレストランも休眠中でした。
閑静な環境のためかフランスでは珍しく制限速度は30kmです。
この辺りは川や湖沼が多く湿潤な気候のようです。
欧州=大陸性気候=乾燥気候というように考えがちですが、霧が発生したりもするのです。
ブラインドを閉め切っている家は別荘としての用途なのでしょう。
村で雄一のレストランも休眠中でした。
閑静な環境のためかフランスでは珍しく制限速度は30kmです。
車を駐めた周りの景色です、さすが美しい村の認定を受けただけのことがあります。
どちらを向いても絵になる景色です。
電柱も電線も見えません。このままで時代劇のロケに使えます。
川の流れもゆったりとしていて、この村の時間の流れと同じようです。
石可部綾音の趣も時代が付いています。駐車している車も私の車一台だけです。
オフシーズンとはいえこの景色を独り占めできるなんて、日本の古都では考えられません。
サンジェレには人影がありません ,offシーズンだと有名な観光地でも休眠してしまうようです。
パリのデパートを始め飲食店以外は日曜日にはみな休業するのと一脈通じるものが感じられます。
橋を渡った村の入り口にパーキングしました。
木の枝に風船が飾られ丘の上には教会が見えます。
ランニングして居る人は村人でしょう。
観光客は我々だけのようです。
フランスには国公認の美しい村が百村余あります。
今までにもあちこちで美しい村を訪れたり、泊まったりしています。
藤田のアトリエの係員から教わった美味しいレストランで満腹だし未だ午後も早い時間なので
近くの美しい村に向かいました。
この看板が美しい村の標識です。
林の中に見える村落がお目当ての美しい村です。
藤田のアトリエの係の女性から教わった美味しいレストランのある街へ赴きました。
彼女の話では車で15分くらいの所だそうです。
フランスの郊外では車は90km/h以上の速度で走るのが普通ですから
15分と言うと約20kmくらいの距離になります。
小さな街なので車で一回りしてレストランの場所を確認し、公共駐車場に車を置きました。田舎のことですから無料です。
行列の出来ているパン屋さんがありました。お菓子もワインやシードルも売っています。
シードルとパンとマカロンを買いました。
この道は右側がこちらからの、左側は向こうからの一方通行になっています。
お目当てのレストランです。
お店に入れてくれたのですがオーダーは10分待ってくれ、とのことです。
お店のウエイトレスやウエイタ、シェフ達がまかない飯の最中でした。
大満足で藤田のアトリエをあとにしました。
車は街の中心にある無料のParkingに置いてきたのですが
アトリエの前にある空き地が専用のParkingだと係のお兄さんから聞きました。
車が3台ほど置けるスペースです。
此処はフランスに個人旅行される方にはお薦めのスポットです。
案内書をご覧の上お出かけ下さい。
藤田のアトリエの見学が終わり退出しようとすると、スタッフが写真を撮って良いか?
と聞いてきました。落ち論お断りする理由は無いので写して貰いました。
この日のスタッフは3人です。なんと各自の似顔絵まで持ち出してきました。
庭はアトリエから緩やかな下り斜面になっています。
下草を刈っただけの自然な感じの庭です。
↓ 藤田のアトリエの全景です。
切り倒された木がありました。
広葉樹ですから薪に最適です。
松笠は点火剤としてはこれまたよく燃えると思いました。
フランスではよく見かける装置です。
なんだか分かりますか?
蜂に住処を提供しているのです。
小鳥用に巣箱を設置するのと同じ発想です.ここに住む蜂はミツバチではありません。
害虫を退治したり、花粉を媒介したりする人間に役立つ蜂が住むのです。
蜂の家の下に小さな石灯籠がありました。
藤田の旧居の横に拡張された庭が出来ていました。
フランス人の庭師が日本風に設えたのか、和洋折衷の奇妙な庭です。
奇妙でも何でも、市がお金を掛けて少しでも良い物にしようと言う姿勢が嬉しいです。
スイスのオードリーの墓の隣に日本の援助で造られた彼女の記念館が日本からの援助が途切れた途端に記念館は廃止され、町民の体育施設になってしまっているのとは好対照です。
市の意気込みあふれた庭をご覧下さい。
私のコメントは差し控えますので・・・
二階の出口から外の路に誘われました。
アトリエ二階の出入口から道路に出て、正規の門を通ってまた庭に入ります。
このルートも見学ルートという事なのでしょう。
この辺りの庭は藤田の遺族から寄贈された市が買い足して広げた部分です。
アメリカ松の大きな松笠が落ちています。
案内人のお兄さんから許可を得て拾ったら松ヤニが手について手がべたついて困りました。
絵の具を自分で造る事もあったのでしょうか?
いろんな材料が並んでいます。
この写真の説明とか解説は必要ありません。
来場者を全面的に信用している展示方法には感激します。
この藤田の旧居を市に寄贈した遺族も立派ですが、寄贈を受けた市の管理する姿勢にも
謝意を表します。
無料で開放し、資料館を新たに建設し庭も拡張しています。
嬉しいことです。
藤田嗣治はシャンパーニュに小さな教会を造りました。
通りを挟んだ前側にあるシャンパンメーカーが藤田の熱心なスポンサーでしたから
この会社が協力してくれたのでしょう。
この教会には藤田の絵が壁一面に描かれています。
そして藤田夫妻も此処に葬られています。
この下絵はその教会の壁画用の物でしょう。