絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

スイス・イタリア国境

2008-12-31 00:01:24 | 海外旅行
西ヨーロッパは殆どがユーロを採用しているのですが、スイスとイギリスが自国通貨を守っています。
国の姿勢のためかスイスとイギリスに入国するときだけは国境に係官が居て時によるとパスポートの提示を求められます。周辺国も対抗上か国境に検問所があることが多いです。(無い場合もあります)スイスから出国するときにはスイスの検問はないしイタリア側も係官は居てもフリーパスです。
此処はスイスからイタリアに入るときの検問所です。私は車を徐行させて係官の顔色を見ていましたが、イタリアの係官は手を振って通って良いよ、と言うジェスチャーをしてくれました。

ふくらんだ尖塔の教会

2008-12-30 06:08:48 | 海外旅行
変わった形の尖塔を持つ教会がありました。
ロシア正教かイスラム教のモスクのような印象です。手前に少し顔を出している橋も木製です。ヨーロッパの田舎を歩いているとこんな珍しい光景に行き会えるのは楽しいです。
言葉をもっと自由に操れたらどうしてこんなのがあるのかと由来なども聞けるのにと学生時代の不勉強が悔やまれます。この辺りの言語は私が大学時代に第二外国語で履修したドイツ語なんですから。

木の橋

2008-12-29 01:12:58 | 海外旅行
木の橋を見つけました。スイスでも古い橋は石で出来ているものが多いですが、まれにこのような木の橋も見かけます。効率第一の日本では現存する木の橋なんて一般に使われているものでは見たことがありません。渡月橋とか神橋など、文化財的なものしか残っていないのではないでしょうか?
木の橋は耐久性、強度、架橋の手間と費用を考えたら、鉄かコンクリートが選ばれるのは仕方ないこととは思いますが、木材の特性を活かしたこのような橋が残っているスイスの度量の深さ、頑固さと言うのもを感じます。
この橋は材木をトラスに組んで強度を出しています。そして脇にも斜めのトラスを使って居るのは面白い構造です。この橋の幅では大きな車は通れません。小型車や人間が渡るだけならこんなに強固な構造は必要ありません。昔、石を運ぶ馬車でも通れるようにと考えたものではないでしょうか?

ベルニナ特急に出会えた。

2008-12-28 07:18:05 | 絵画
ベルニナ特急を写そうと、ベルニナ峠で暫く待っていましたが現れてくれませんでした。
峠を下ってイタリアに近くなってやっとすれ違うことが出来ました。
日本に紹介されるベルニナ特急(氷河特急も)の列車は観光客用の豪華列車で料金もそれなりのようですが、この路線は何も観光専用と言うわけではないから、普通の車両も走っています。それには地元の人が移動手段として使っているわけですから豪華仕様ではありません。それでも色も形も感じの良い洗練されたデザインです。
峠越えの坂道を走るため、路線は所々ループになって居ました。

ベルニナ峠の茶屋

2008-12-27 07:21:56 | 海外旅行
ベルニナ峠にもレストランがありました。昼時なので私も此処で食事を摂りました。
メニューの品数が少ないのは山でのことですから気にはなりません。嬉しかったのは山なのに料金がリーズナブルだったことです。町場のレストランと変わらない値段でした。ヨーロッパでも最近は飲酒運転には厳しくなっているから、ワインもビールも我慢してカレーライス?とコーヒーで済ませました。
周りには山男が勇ましい完全装備でビール付きの食事をしています。彼は山から下りてきて、ベルニナ線で帰るのかも知れません。あるいは駐車場に車が置いてあるのかも?
ヨーロッパで飲酒運転に厳しいとは言ってもかなりのドライバーがワインやビールを飲みながら食事しています。日本ほどは警察が煩くないのか、彼らはアルコールに強いのか定かではありませんが、高速道のドライブインにもあらゆる種類のアルコール飲料が置いてあるお国柄ですから、乗るなら飲むな、ではなく自己責任でおやりなさい、と言うことなのでしょう。こちらの国の人たちの自己管理能力はかなり高いと私は感じています。

ベルニナ峠

2008-12-26 00:28:53 | 海外旅行
サンモリッツから南へ下りベルニナ峠を経てイタリアに向かいます。
ベルニナ峠にはロープウエイとリフトがあって、スキーシーズン前ですが観光登山用にロープウエイは運行していました。峠の標高は2300m程ですが、日向にいると寒さは感じませんでした。
ベルニナ特急の駅がロープウエイ駅のすぐ側にありました。




屋根葺き工事進捗

2008-12-25 00:10:55 | 海外旅行
昨日やっていた屋根葺き工事は大分進んでいました。
工事を横目に見てホテルに戻りマダムにコードのことを聞いたのですが、やはり無いとの事でした。泊まった部屋を見せてくれ、おまけにゴミ置き場まで連れて行かれて、昨日のゴミ袋を探したがやはり無かったと、気の毒そうに言うのです。
もう諦めるしかないので、マダムに丁重にお礼を言って引き返しました。
これからベルニナ特急の路線を道路沿いにトレースする予定です。

此処にもポストバスが

2008-12-24 00:00:53 | 海外旅行
これから電源コードを探しに行くソーリオにもポストバスは上がっていくがこのバスは大型だから、ソーリオへの山道には向いていない。おそらくイタリア国境とサンモリッツを往復しているのではないだろうか?
ホルンの音色を奏でながら走る赤いポストバスは風光明媚なシルスマリアに良くマッチしている。観光立国スイスの心憎いばかりの演出です。

二人の絵描き

2008-12-23 00:10:16 | 海外旅行
シルスマリアの L.da Silvaplauna湖畔から P.Corvatsch山(3451m)方面を写生している人が居ました。
どんな絵を描いているのか覗いてみたい気がしましたが、自分が写生中に覗かれるのが嫌いなものですから、彼もそうかも知れないと思い我慢しました。下の写真は自称絵描きの私です。ろくにスケッチもせずに観光客をしちゃっています。この天気とこの景色、忘れ物を取りにもだったからこそ巡りあえた幸せです。偶にポカやるのも悪くありません。


快晴のシルスマリア

2008-12-22 00:05:15 | 海外旅行
昨日は霧の中で何一つ見えなかったシルスマリアでしたが、今日は快晴、晴れ男の面目が保てました。
湖と山と青い空、絵葉書みたいな景色です。
忘れ物を取りに戻ってシルスマリア本来の景色に巡りあえたのは、災い転じて福、の心境でした。オーストリーにまわっていたら、行程も厳しくなるしするので、ソーリオに戻るのは良かったかも知れません。(負け惜しみかなぁ?)


迂回路から本道へ

2008-12-21 00:09:52 | 海外旅行
車もすれ違えないほどの狭い田舎道をうねうねと走ってやっと本道に戻りました。
これからはダボスは通らずに真っ直ぐサンモリッツを通ってシルスマリヤからソーリオのホテルに行きます。変換コンセントがないとこの先、電話は短時間だけ電源を入れて電池を長持ちさせなければならないし、カメラの電池も節約して使わなければなりません。ソーリオに有ってくれると良いのですが。
それにしてもこの回り道、良い景色に出会えてラッキーでした。

天を目指して!

2008-12-20 00:59:25 | 海外旅行
人間は古来から高いところに憧れを持っていたのか、畏敬の念でのことなのか、塔はより高く作って来たし、更に尖塔を鋭く天を刺し通すごとくに作りました。
五重塔は先端が高く鋭くしてありますが、これは水の輪を象っていて火災除けのおまじないのようです。
ヨーロッパでは山の上に城を造ったり、鷹巣村のように集落を作ったりします。
登り降りや水の確保に大変だと思うのですが、これも防衛の必要性もあるのでしょうが、依り天に近づこうとしたからではないでしょうか?
日本で「馬鹿と煙は高いところに登る」なんて言われているのとは対照的ですね?





慌て者の行く道

2008-12-19 15:46:01 | 海外旅行
スクールの宿でカメラや携帯に充電しようとしたら変換コンセントが見あたらない。てっきりソーリオのホテルに忘れてきたものと思いこみソーリオのホテルへ電話したが要領を得ない。
充電しないことにはこれからの旅で写真も写せないし電話も電池切れになっていまう。仕方ないのでオーストリーへ行くのは諦めて急遽ソーリオへ戻ることにした。
案内書ではスクールからサンモリッツまでは車で15分と書いてある。これは明らかに間違いでどんなに急いでも45分はかかる道程だ。この案内書を書いた人は実査して書いたのではないと思った。英文の45分をア・コーターと誤読したのではないかと思う。湯煙あがる温泉も日本の温泉風景からの類推でいい加減なことを書いたのだろう。
真っ直ぐ国道27号を行けば60km、時速120kmでも30分掛かるのだから15分で行くためには240kmでとばしてノンストップで走らなければならない。
私のカーナビは何故か途中で山道を迂回するようコースを指示してくれた。
時間は少し余計に掛かったがおかげで国道を走っていては見ることに出来ない鄙びた景色を堪能できた。私のカーナビは絵描きのご主人様の意向を先取りして道案内して呉れたものらしい。




GVARDAVALホテルの朝ご飯

2008-12-18 00:01:49 | 海外旅行
GVARDAVALホテルの朝ご飯はセルフ方式でしたが、食堂は清潔できちんとしたセットがしてあり気持ちが良かったです。ヨーロッパでも最近はアメリカンスタイルの朝食を用意しているところが増えてきました。パンとコーヒーだけの朝食では物足りないお客が増えているからでしょう。シャンブルドットやBandBでは相変わらずコンチネンタル方式が多いのですが、費用の面と言うよりは朝の手間を省きたいというのが理由だと思います。民宿でもターブルドットを名乗っているところの朝食は主婦の手料理で美味しい食事を提供してくれます。




ホテルのお値段

2008-12-17 06:14:09 | 海外旅行
温泉のホテルは場所柄私にとってはかなりの宿泊料でした。値切ったら食事抜きなら少し安くなるというのですが、外で食べることを考えると得策とはならないから仕方なく言い値で泊まりました。夕食も朝食もまあまあいける献立でしたし、物価の高いスイスでは仕方ないのでしょう。因みに2食付きの値段は一人15000円位でした。日本に比べたら安いと言えますが・・・