絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

水彩 エモッソン湖への道すがら ⑤ F3

2008-07-31 00:33:25 | 絵画
この絵は前回の絵を描いた場所から更に30mほど左に移って描きました。前景の気が低いから遠景のモンブラン山塊左翼部分が遮るもの無くはっきり見渡せます。
こんな良いロケーションなのに訪れる人はそれほど多くはありません。駐車場の上に小さなレストランがありますが、他にはなんの施設もなく、広告看板も垂れ流しの騒音音楽もありません。

水彩 エモッソン湖への道すがら ④ F3

2008-07-30 00:14:59 | 絵画
この絵は前回の絵から100mほど左側に移動して描いたものです。
遠景の山並みは殆ど同一です。手前の木立と草原が少し変化しています。
10月の高原でしたが空気が澄んでいるから日差しは強くさほど涼しいと言う事ではなかったですが、昨日今日の関東地方に比べたら天国でした。
蒸し暑さと、夕立なんて風情をかなぐり捨てた雷雨のおかしな天候です。皆様お体をお労りになって下さい。私の絵が少しでも涼をお届け出来ればいいのですが、、、、

水彩 エモッソン湖への道すがら ③ F3

2008-07-29 00:04:29 | 絵画
この場所はエモッソン湖の駐車場からすぐの所です。
画面下の道を右に下るとエモッソン湖のダムサイトに出ます。
巨大な堰堤が築かれていますからエモッソン湖は人造湖のようです。
後方に見えるのがモンブラン山塊の左翼の山々です。
この辺りで2000mくらいの標高だと思われます。
道の脇に咲いている花たちは高山植物らしい風貌です。
志賀高原辺りで見かけた花と似たものが咲いていました。

水彩 エモッソン湖への道すがら ②  F3

2008-07-28 00:09:11 | 絵画
エモッソンへの道すがらシリーズも何回かの連載になります。マッターホルンで懲りた方は暫く当ブログへのご訪問は手控えられた方が良いでしょう。
この絵に描いた山も日本なら百名山に名を連ねるような名峰だと思うのですが、スイスでは国全体が山また山ですから、500名山でも名を連なれる事はなさそうです。
右下にある看板はこの山について書かれている訳ではなさそうです。
ではこの看板は何なのだ?と言われても、読まなかったので(読めなかった、と言うのが正しいですが)分かりません。
どだいこちらでは「この方向に見える山は△△山です」等という標識は建っていません。勿論広告看板なんてものは存在しないし、スピカーで演歌(クラシックでも)を流すなんてサービスはやっていません。

水彩 エモッソン湖への道すがら ①  F3

2008-07-27 00:02:17 | 絵画
スイスの友人達に連れられてエモッソン湖観光に行く道すがら、良いポイント毎に車を止めて貰い、スケッチしました。
彼らも休憩は大好きで、30分に一度はコーヒーブレイクを取ります。コーヒーブレイクと言いながら、飲むのはワインです。私はアルコールが入ると絵が描けなくなる質なので本当にコーヒーを貰いますが、彼らはしっかりワインです。
シモンさんもダニエルさんも運転しているのですが、飲酒運転の基準というかボーダーラインがかなり高めに設定されているのかも知れません。
私もグラス一杯位は付き合いますが、大人6人で大体2本、時には3本のワインが空きます。ガードレールなんて軟弱な設備は無い山道を運転するのにはその位きこしめしている方がなめらかな運転が出来ようと言うものです。

油彩 MATTERHORN ⑩ 天使の行進 F15

2008-07-26 00:23:50 | 絵画
マッターホルンの連載はこれで打ち止めです。
Breuil-Cervniaの街の教会で結婚式に行き会いました。少年少女達が式服を纏って手には矛や十字を象った祭具、花などを掲げて行進していきます。その後ろには神父さんと親族とおぼしき人々が続きます。
行列は広場を一回りしてしずしずと教会に入っていきました。
教会の背後に聳えるマッターホルン、厳かな挙式には最高の舞台装置です。
天使達の履いている靴がスニーカーだったのはちょっとミスマッチな感じでしたが、その辺も気取らないフランクさが好ましいと思いました。 

水彩 MATTERHORN ⑨ F2

2008-07-25 00:02:35 | 絵画
仏の顔も3度、と言いますが、マッターホルンは10度はゆるされるかな?おそらくご覧下さっている方々はいい加減にしろよ、と辟易されている事でしょうが、描き手としてはせっかくの好天で初めて顔を拝んだマッターホルンに舞い上がってしまっているのですから、大方の思惑(困惑?)など眼中になく、延々と続けている次第です。
山を描いていると山頂が雲に隠れたり、光線が変わってしまったりと、長く写生を続けられない事が多いのですが、今回は幸いそのような障害も起きずに描く事が出来ました。おそらく3度振られて4度目の写生行に山の神様が哀れんでくれたからだと思います。

水彩 チェルビニアからのチェルビーノ ⑧ F2

2008-07-24 00:00:07 | 絵画
絵を描いたときにスケッチブックの余白へ、覚え書きに「チェルビニアからのチェルビーノ」と書いてあります。いつもならスキャナーで読み込むときにメモ部分はカットするのですが、うっかりそのままスキャニングしてしまったのです。
チェルビーノというのはマッターホルンのイタリアでの名前です。マッターホルンはスイスでの呼び名ですが、ツェルマットのあたりはスイスでもフランス語圏なのです。
ちなみにスイスにはスイス語という言語はありません。スイスに隣接する隣国の言葉を使っているので、スイス国内では、フランス語圏、イタリア語圏、ドイツ語圏と三カ国語が公用語として使われています。

水彩 MATTERHORN ⑦ F2

2008-07-23 00:08:37 | 絵画
チェルビーノに向かう道に開けた場所があって、瀟洒な山小屋風の家がありました。
このような構図の場所を見逃す手はありません。こんな所は冬は吹きさらしになるからさぞや厳しい冬越しになることでしょうが、秋の穏やかなこの時期には、マッターホルンを独り占めにしてしまっています。
スイスにしては小屋の大きさは小振りですから、ヒュッテや民宿と言ったものではないようで、別荘として使われているのだろうと想像しました。
日本だと那須や朝霧高原などに別荘団地見たいのが出来ていますが、このように孤高を守ってただ一軒だけポツンと建っているのは好もしいです。でも、道路際にあるというのが気に入りませんが。

水彩 MATTERHORN ⑥ F2

2008-07-22 00:07:56 | 絵画
ここBreuil-Cervniaでマッターホルンへの道は行き止まりです。勿論登山道はあるのでしょうが、車は此処までです。
南斜面側は観光客も少ないからこんな近くまで車で来られますが、北斜面のマッターホルンを眺めるためにはツェルマットの手前で車を置き、電車に乗り換えないと行く事が出来ません。電気自動車など完全な無公害車なら入る事が出来るらしいですが、そんな車はレンタカーにはありませんからね。
Breuil-Cervniaには無料の駐車場までありました。有料もあります。私は運良く無料の方へ車を置く事が出来ました。

水彩 MATTERHORN ⑤ F2

2008-07-21 00:00:17 | 絵画
南斜面のモンブランも見る場所によって微妙に形が変わります。この場所からのマッターホルンはかなり線がシャープで男性的なフォルムです。
道路はそれほどきついカーブでもないのに制限速度は20Kになっています。イタリアにしてはかなり厳しい規制です。マッターホルンに見とれて事故を起こさないようにと言う親切心なのか、ゆっくり走ってマッターホルンの美しい姿を楽しみなさいという親心なのか?
勿論私は素直に標識が示す速度を保って安全で楽しい運転をしました。

水彩 MATTERHORN ④ F2

2008-07-20 00:15:04 | 絵画
MATTERHORN④ですが、このシリーズになってご覧頂いているマッターホルンは岩が露出したものばかりで、10月とはいえ4000mを越える山にしては残雪の少ないのにお気付きだと思います。
チェルビノからのマッターホルンは山の南面を見ているから雪は太陽に当たって融けてしまっているのです。
観光写真で見慣れているマッターホルンはツェルマットから眺めたものが多いですから、山の北斜面を見ていることになります。こちらには氷河もありますからアルプスの最高峰に相応しい、雪を帯びた山容となるのです。
見た目には雪のある方が凛々しい感じになりますから、マッターホルンというとお馴染みの姿だけが流布されているのです。
それはどう見ても片手落ちというものですから、私は傘にかかって南側の姿をこれでもかとばかりにご紹介しているのです。

水彩 モンブラン ③ f2

2008-07-19 04:55:06 | 絵画
モンブラン③です。
中景の家並みが木立に変わった居ますが、後ろに聳えるのはやはりモンブランです。首を右に傾けているかのようなスタイルは可愛いと思います。
TVで若いタレントが何を見ても、可愛い!としか言えないのを見て苦々しく思っている私が、いい年をしてモンブランを可愛い、と表現するのは些か面映ゆいのですが、天下のモンブラン、世界のモンブランを可愛いというのは許されるのではないかと思いました。
苦しい良い訳だからか、もの凄く長いセンテンスになりました。
まあ、「理屈と膏薬は何処にでも付く」と言いますからね。

水彩 Breuil-Cervniaの街とMATTERHORN ② F2

2008-07-18 00:01:10 | 絵画

昨日のと何処が違うの? と聞かれそうに全く変わり映えしない絵ですが、描いた場所が少し違うのです。マッターホルンが見えて前景も絵になる構図だと描かずにはいられない気持ちになります。
水彩 Breuil-Cervniaの街とMATTERHORN ② F2」の題名からして②と①が違うだけですから、手抜きも良いとこですよね。
明日もマッターホルンです。今日とはほんのちょっとだけ違う絵です。
でも臆面もなく更新するつもりです。付き合いきれないよ! と言う方は来週末頃までお待ち下さい。 <(_ _)> (平身低頭のつもり)

水彩 Breuil-Cervniaの街とMATTERHORN ① F2

2008-07-17 00:01:14 | 絵画
アオスタからBreuil-Cervnia に向かいました。道の前方に憧れのマッターホルンの雄姿が垣間見えます。観光写真でお馴染みのマッターホルンの姿はツェルマットから見たもので、チェルビノからのマッターホルンの形はそれよりも荒削りな感じがします。
とにかく何回来ても恥ずかしがって雲に隠れていた山がやっと見られたのですから私は興奮気味で、道の角角でスケッチしまくりました。
帰国後仕上げに入り、やっとブログにアップすることが出来ましたが、同じような構図でマッターホルンのオンパレードとなります。暫くお付き合い下さい。