絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

函館市街遠望

2008-06-30 02:45:19 | 国内旅行
啄木の墓所から函館市街方向を見た所です。画面の中央奥が函館駅辺りで、右端が湯の川温泉でしょうか?
この景色を見てここに葬られたいとおもうかどうか、人それぞれでしょうが、私は死んで火葬した後の骨は単なるカルシュウムの塊だと思っているからどうされようと頓着しません。
何処か、はた迷惑にならないところへばらまいても良いし、先祖代々の墓へ格納しての構わない。来世とかあの世とかの存在を信じていないから、後のことはどうでも良いと思っています。
話はガラリと変わりますが、遺骨で不思議に思っていることがひとつあります。
北朝鮮から返却された拉致被害者の遺骨のDNAを調べたら別人の物だと分かったという点です。
余程生焼けにしない限り有機物であるDNAを調べることは不可能だと思うのです。それとも土葬して白骨化した骨を持ってきたというなら納得なのですが火葬した骨という報道でしたからね。
北朝鮮では火葬の際の燃料までケチっているのかなぁ?

啄木と函館

2008-06-29 00:07:16 | 国内旅行
函館の町をぶらついていたら偶々石川啄木の墓があるという立て札を発見。立待岬に行く道の途中の共同墓地の一角にそれはあった。啄木の生地にも没地にも住んだ土地にも関係ないと思われる函館に何で啄木一族の墓があるのか不思議だった。
墓はいかにも観光客向け、或いは啄木ファンが喜びそうな造りになっているからなおさらいかがわしい感じがした。
調べてみると、どうも啄木が短期間訪れた函館をいたく気に入り、函館で死にたい、とか言ったことが墓建立の理由らしい。
それにしても、啄木だけの墓なら分かるけれど、一族の墓という辺りが私には納得がいかない。啄木が函館で死にたいと言ったとしても、その家族や子孫或いは祖先までが函館に葬られたいと言った訳ではあるまいに、と天の邪鬼な私は考えてしまう。

札幌大通り公園タワー

2008-06-28 00:24:12 | 国内旅行
日本にあるタワーはどれもこれも形が似ています。お手本はエッフェル塔なのか、東京タワーもこんな形だし、どうも独創性に欠ける気がします。
横浜や神戸のマリンタワーもそう変わり映えしません。
それにしても何で大通りにこんな中途半端な塔を建てたのでしょう。TVの電波を出すのなら藻岩山辺りに建てればサービスエリアはこの塔の数百倍にもなると思うし公園の景観を美しくしているとも思えません。登ったところでたいした眺望は期待出来ないしわざわざ入場料を払う物好きも居ないと思います。大通り公園を作った昔の北海道人の雄大な思考は何処へ行ってしまったのでしょうね。

100人以上乗れません。

2008-06-27 09:02:15 | 国内旅行
石狩川の上流に架かる神居古潭大橋は祖父の佐藤貫三(集合写真右上の人物)が作ったというのは前に掲載しましたが補足して再掲します。


(上の写真)
ふよ(妻) 麗子(3女) 貫三(当主)
隆(3男) 純孝(長男)
和正(4男) 昭四郎(5男) 加代子(次女)
私の父(辰男、次男)巳恵(長女)は写っていません。
中銀倶楽部と書いてありますから、おそらく満州で写したものだと思います。
中銀というのは満州中央銀行のことで純孝の勤務先です。
辰男は東京に、巳恵は既に嫁いでいたので渡満しなかったのです。


この橋は老朽化のためだと思われますが、一度に100人以上乗るなと書いてありました。1人60kgとして最大荷重は6トンと言うことになります。
100人の所が切り貼りしたように見えます。直す前は200人だったかも?




神居古潭大橋の下流にある淵は「パラ・モイ」(広い湾)と言うようです。今の湾のイメージとはだいぶかけ離れていますが、ここを泳いで渡となったらかなりの難所であることは間違いありません。


桂の大木

2008-06-26 17:43:02 | 国内旅行


札幌から定山渓温泉へ行く途中に小金の湯と言う日帰り温泉(宿泊も出来るらしい)があります。
その温泉の前庭に樹齢700年という、この桂の木がありました。大木ですが、一本の幹ではなく何本かがまとまっている感じです。
道が保護樹木に指定しているという立て札がありますが、お役所が建てたにしては雑駁な文章です。
そんなお役所のお墨付きよりも、私が気に入ったのは、桂の葉の形です。
立て札の上部に写っているからお分かりになれると思いますが、可愛いハート形をしています。
四つ葉のクローバだと探すのに苦労しますが、桂のハート形なら探す手間は要りません。全部ハートですからね。
この桂の木を鉢植えに仕立ててバレンタインデーに売り出したらヒットすると思うのですが、誰かこのアイデア買ってくれないかなぁ?


旭岳遠望

2008-06-25 06:22:05 | 国内旅行
旭岳温泉の今日開店したというホテルに投宿、値段は二食付き10600円、ツインに二人で泊まった場合の一人分の料金だそうだが、一人でもこの料金で良いという。開店時の特別サービスだという。昔泊まったときは、山の温泉宿で大雪山登山の基地という感じだったからもっとリーズナブルな料金設定だったと思うが、今はリゾートホテルという位置付けになってしまったからこの値段も仕方ない。
荷物を置いて外に出ると目前に旭岳が見えた。大雪山連峰の主峰である。
昔、旭川在住の従兄弟とここから大雪山を縦走して黒岳まで行ったことがある。営林署に申請して入山許可を貰うという大げさな手続きが必要だったが、今はどうなんだろう?

啓子伯母訪問

2008-06-24 00:04:14 | 国内旅行
啓子伯母は父方の長兄純孝伯父の連れ合いで永年経営してきた洋品店を畳んで旭川市内の老人施設に居を構えている。ピアノと声楽(コーラス)を趣味にしているモダン伯母さんだ。
純孝伯父の十三回忌も済ませて楽隠居と言うところだ。
この施設には訪問者が泊まれる部屋があるから泊まっていけば?と伯母に勧められたが、以前行った旭岳方面で宿を探すことにして1時間ほどでお暇した。
北海道には温泉が多い。旭岳方面には層雲峡温泉にも泊まったことがあるし旭岳温泉にも泊まっている。さて、何処にするか?
美味しいアスパラガスの産地、東神楽を通り、左に旭山動物園への看板標識を見て車を大雪山方向に走らせた。一人旅は気儘で良い。

宮越屋珈琲

2008-06-23 00:54:26 | 国内旅行
宮越屋珈琲はJR札幌駅南北連絡通路にある店です。
ここのエスプレッソコーヒーには驚きました。
私がエスプレッソを注文したら店員のおばさんがレギュラーですか?ビッグサイズですか?と聞くのです。私は都内の立ち飲み店ではダブルサイズを頼むことが多いからビッグサイズにしようと思いましたが、念のために「レギュラーってどのくらいの大きさ?」と聞くと、量は普通の珈琲と同じです。と言うのです。
エスプレッソは入れ物は普通の珈琲並みでも中身は少ないのだろうと思いましたが、旅先で体調を崩すのは拙いからと、レギュラーサイズを頼みました。
所がなんと中身の量も普通のコーヒー並みにたっぷりあるんです、それで150円。
本場イタリアのとは比べようもありませんが、一応紛れもなくエスプレッソの濃度は保たれています。これではコーヒー豆の量からしたら3~4倍は使っていると思います。宮越屋珈琲ではエスプレッソが断然お得ですよ!

実習店舗

2008-06-22 00:37:06 | 国内旅行
札幌駅の地下街に有る実習店舗です。札幌商工会議所付属専門学校の実習店舗と店頭に書いてあります。
札幌駅直下の地下街、それも改札を出て直ぐの場所に実習店舗を設けるなんて素晴らしい試みです。
これなら実習生もやる気が出るし、成果も上がることでしょう。
普通この手の店はあまり良い場所には出店出来ません。人通りのあまり無いところとか、寂れた商店街の空き店舗などが使われることが多いから、客も来ないしやる方も気合いが入らないこと夥しく実習の効果が上がらないというのが私の知っている今までの例でした。
ここは店員役の生徒の顔も生き生きしています。商品構成を考える役の生徒もやり甲斐が有るでしょう。
頑張れ!札幌商工会議所付属・専門学校!

市電の貸し傘

2008-06-21 09:03:11 | 国内旅行
札幌市電は運転手が料金徴収も行ういわゆるワンマンカーです。後部から乗り込んで降りるときに運転手の脇にある料金箱にカードを通すかコインを入れます。
出口の脇に傘立てがありました。なんとこれが貸し傘のホルダーでした。市電の利用者は律儀に借りた傘をキチンと返すようです。専用席に決して座らない若者と言い札幌人は真面目な人ばかりのようです。大都会なのに、田舎の良さも残っているのですね。これは嬉しい発見でした。

札幌市営地下鉄の快挙・専用席

2008-06-20 00:02:49 | 国内旅行
サッポロの地下鉄に乗って感銘しました。
優先席なんて軟弱な設定ではなく「専用席」になっているのです。
これなら若者が横着を決め込んで優先席に座って居る訳にはいきません。
私が乗った5回ほどの経験では専用席に座っているのは表示の有資格者だけでした。無資格者が占拠しているのは一度も見かけませんでした。
韓国のように自分より年長者が前に立ったら必ず席を譲るという鉄則が守られているならともかく、今の日本の現状ではサッポロ方式が絶対に必要です。
札幌市営地下鉄のホームにはこの場所に専用席のあるドアが来るという表示まで有りました。
JR北海道の列車の場合はどうなっているのか確認していません。JR北海道の列車に私が乗ったのは指定席だけでしたから、専用席なのか優先席なのか或いはそのような制度はないのか全く分かりません。どなたかご存じの方がお出ででしたら、コメントに書いて下さい。


共通ウィズユーカード

2008-06-19 00:00:03 | 国内旅行
今回の北海道旅行は電車・飛行機・電車と乗り継いでの札幌入りでした。
自宅から羽田までは私鉄を二回乗り換えてたどり着きましたが、パスモ一枚でスイスイと改札を通れました。関東に住んでいる人には当たり前の事ですよね。
飛行機はJALでエコノミー、アップグレードしたかったけど満席でした。
千歳に着いてもしかしたらパスモが使えるかと思いましたが、パスモどころかスイカでも駄目、JR北海道には、この種のカードはないし採用する予定もないのだそうです。仕方なく券売機でサッポロまでの料金を確認してチケットを買いました。
ゲートにチケットをお入れて通ろうとしたら開きません。チケットの表裏を確認して表を上側にして挿入しないと識別しないのです。
北海道ではJRと競合するような私鉄はないから、乗客サービスなど考える必要はないのでしょう。昔の国鉄並の殿様商売がまかり通っているのです。
写真の共通ウィズユーカードは市営地下鉄とバス、市電の共通カードです。
1000円払うと1100円分の利用が出来ます。このカードも表裏と前後を確認して挿入しないと受け付けません。私は何回もゲートに拒否され、サッポロの友人に「おかしな機械だ」と言ったら、私の入れ方が悪いのだと諭されました。私としては機械が、と言うより機械を設計した奴の心配りが出来ていないのだと言いたいです。

日光街道の歴史ある家シリーズ あがり 神橋

2008-06-18 00:07:43 | 絵画
道中双六なら今回の神橋で「あがり」です。
このシリーズ、私の古希記念に一念発起して日本橋から描き始め24宿を日光鉢石宿まで描き通しました。合計98枚になると思います。
約3ヶ月の間お付き合い下さってありがとうございました。
幸い、新聞社の目にもとまって朝日新聞を皮切りに毎日新聞、読売新聞にも取り上げてもらえました。烏滸がましくもそのたびにブログでご報告させて頂きお目障りな事だったでしょう。各紙とも埼玉版での掲載でしたから他の地域の方に知って頂きたかったのものですから、ご勘弁のほどを・・・
71歳の誕生日の目前に「あがり」にたどり着けましたのは、コメントやメールその他で激励して下さったりして頂けた賜物です。ありがとうございました。
神橋は東照宮の持ち物らしいですが、普段は通れません。何かの折りにもったいを付けて有料で通しています。東照宮への入域料はかなりの金額だったと思います。私は料金表を見て入るのを諦めたほどですから。
日本の有名な宗教団体の多くは拝観料と称して入場料を徴収しています。宗教活動だからと言う屁理屈で自治体への入場税は支払っていません。坊主丸儲けと言うことで随分有り難いお話です。
東照宮の少し上にある二荒山神社は入場無料です。二荒山神社は男体山の登山口になっています。
高校生の頃、男体山に登った折りに途中の山道で寝ている男性が居ました。
下山してきても未だ寝ているので変だと気づき起こしたのですが、睡眠薬を飲んで自殺を図ったらしく起きません。私ともう一人が看病、二人の仲間が先に駆け下りて知らせに行き、一命を取り留めたなんて事もありました。
日光は絵を描くにも良い場所が多く、2~3時間で行けるので随分通いました。
これからも通い続けることでしょう。
本シリーズをご覧下さり本当にありがとうございました。

鉢石宿 ⑪ 金谷ホテル本館

2008-06-17 00:02:20 | 絵画
金谷ホテルは鉢石宿の時代にはまだ無かったと思います。明治になって外人さん達が日光の自然を楽しむために大勢日光を訪れるようになり、その為に純西洋風の金谷ホテルが作られたのです。しかし金谷ホテルは当時の建物がそのまま残されているし、新館にしても、今風のコンクリート造りではありませんから、私の「日光街道シリーズ」に登場願う事に異論はないと思います。
このホテルの由緒ある建物・調度と、格式有る料理を楽しむなら、宿泊料は不当に高いとは思えません。宿泊しないまでも、ちょっと贅沢な昼食やコーヒーブレイクを楽しむにはお財布の負担もそれほどのものではありません。
鉢石宿からは外れているので本シリーズには登場しませんが、東照宮裏にある「明治の館」も重厚な石造りのレストランで、良い雰囲気を持っています。ここのコーヒーやアイスクリームは美味しいです。ボトル入りの日光の水も販売しています。

鉢石宿 ⑩ 湯沢屋

2008-06-16 00:19:36 | 絵画
湯沢屋もお菓子屋さんです。メインはやはり羊羹のようです。日光の菓子屋で何故羊羹ばかり売っているのか不思議ですが、土産としては日持ちすることが大事な要件だったからではないかと思います。今なら日光・東京間は電車でも車でも3時間もあれば行き来できますが、昔は150km24宿場の距離を移動するには一週間位は掛かったでしょうから、その間の品質保持は土産品には必要条件だった事でしょう。
日光も門前町の例に漏れず豆腐料理が盛んです。お坊さんが肉類の代わりのタンパク源として豆腐を愛用したからでしょう。
日光の場合、豆腐そのものより湯葉が有名です。乾燥した湯葉も売られていますが、生湯葉がお薦めです。足の速い食品ですから保冷剤付きで売ってくれます。生湯葉は刺身で戴くのが美味しいです。
湯沢屋さんには生湯葉は置いていないと思います。鉢石宿には3軒ほど湯葉やさんがあります。
生湯葉はせいぜい2日位が品質保証期限(賞味期限ではありません)ですから日付の改竄は不可能です。