絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

パンジー 6   水彩・F0

2007-05-31 13:45:21 | 絵画
パンジーは三色すみれという名前も持っていますが、三色どころか八百八色は有るんだろうと思います。
(嘘八百、江戸八百八町の数え方です)
色の種類は数限りない程有るのですが、それを表現する言葉は意外に少ないです。
昔の日本人が表現する色数は、赤・青・白・黒だけだったと言う説があります。
赤い、青い、白い、黒い、とは言いますが、緑い、とか、紫い、は言いませんね。
色の名前のしたに「色」を付けないとおかしい色は古来は表現しなかった色だというのです。
「青い空、白い雲、黄色い太陽」と言う訳ですが、ホントかどうかは保証の限りではありません。

パンジー 5   水彩・F0

2007-05-30 22:21:48 | 絵画
今日の夕方、旅から帰りました。
旅についてのご報告はまた落ち着いてからにしたいと思います。
今日のパンジーは白い花です。私の使う透明水彩には白い絵の具は有りません。
白は不透明水彩には有るのですが、透明水彩の場合は、紙の地色を使って白を表現します。白を表現するのは意外に難しいです。雪景色なども白一色では様にならないから、白い雪に不自然でない程度に色を付けて、奥行きとか凹凸とかを描く訳です。黒一色の絵を、闇夜の烏を描いたといっても誰も感心してはくれませんからね、、、
私の絵の場合、何にも描いていないキャンバスや画用紙の方が、貰ってくれる人が居るかも知れません。なまじ何か描いてあると「燃えるゴミ」扱いされますからね!

パンジー 4   水彩・F0

2007-05-27 00:12:15 | 絵画
このパンジーは前回掲載したパンジーと同じ株です。描いた日が2日程後で、描く角度が違うから、少し絵の感じが違うと思います。
絵だから全く同じ物を描こうとしても、写真やコピーのような事は出来ません。
それに同じように描こうとする労力を、より良い作品を作ろうとする方に振り向ける方が賢明です。
如何でしょう? パンジー3よりも今日のパンジー4の方が良い絵になっているとお思いになりませんか? 日進月歩なんて大袈裟なことは言いませんが、ほんの少しだけでも前に進めたら嬉しいな! なんて思って描いて居るんです。

*今日の午後から旅に出るのでブログの更新は暫くお休みします。

パンジー 3    水彩・F0

2007-05-26 00:05:34 | 絵画
昨日書いた「F1]について考えました。
文献を調べれば分かることですが、無い頭を酷使して自分なりに推理するのも楽しいです。お暇のある方はお付き合い下さい。
新しい品種を作出するには、①遺伝の法則に基づいて、掛け合わせをするか、②物理的な刺激を種子に与えて突然変異を期待するか、今流行りの③遺伝子の組み換えをするかですが、何れにしても出来た物の良い性質を固定させるのは難しいらしいです。
つまり親から子へ同じ遺伝子が伝えられなければならないからです。
樹木なら接ぎ木という技でクローンを作っていけば、簡単に同じ物が増やせますが、野菜や花などの草の類は接ぎ木で子孫を増やす事は出来ませんからね。
「F1」という技術は、この、固定化が難しいのを逆手にとって、子孫は必ず祖先帰りするか、全く別の性質のもしか出来ないようにした技術だと思いうのです。
こんな事をグダグダ書いていると、植物学を修めた方には笑われるかも知れませんが、素人のタワゴトとお見逃し下さい。

パンジー 2   水彩・F0

2007-05-25 01:40:17 | 絵画
いま庭には薔薇の花が盛りです。
「薔薇の木に薔薇の花咲く。何事の不思議なけれど・・・」普段何気なく見ていることも、考えてみると不思議なことばかりです。薔薇の花が咲くのも不思議だし、パンジーが様々な形と色で我々を楽しませてくれるのも、不思議です。
昔は花が咲いて種が出来たら翌年その種を蒔くと同じ花が咲いてくれました。
今の花たちは親と同じ花が咲くとは限りません。
F1と言うカーレースみたいな名前の種が幅を利かせているからです。
種苗会社が新しい品種の権益を守る為に考え出した手法です。
種苗会社が売り出した種は、一代限りの命を与えられているのです。種が出来ないか、出来ても親とは似ても似つかぬ貧弱な子供しか生まれないように遺伝子操作(遺伝子組み換えとは違います。)されているからです。

パンジー1   水彩・f0

2007-05-24 00:14:35 | 絵画
いよいよ恐怖の? パンジーシリーズの始まりです。パンジーはいろんな変種が出ていて、値段の違いは新しい種類かどうか見たいです。今年は小振りの花のものが新しいらしく、普通のものより倍位の値段が付いていました。
改良されたものは二倍体、三倍体というのが多く、大きいものが幅を利かせていたから、小さな物への回帰現象は私には好ましい傾向です。
果物でも花でも大きい物が良いものだというような風潮がありますが、古い自然な感じのものが私には好ましく感じられます。
絵に描くのもあまりフリルのついたのとか変わり色のは描きにくいから好きではありません。厚化粧より素顔が良いです(人の場合もですが、、、)。

慈姑(クワイ)と梔子(クチナシ)の実

2007-05-23 00:23:32 | 絵画
慈姑はお正月のおせち料理には欠かせない野菜です。大きな芽が縁起物として好まれているからでしょう。
目の出ない、幸運の女神に見放されている私ですが、慈姑は好物です。
慈姑を煮るときに欠かせないのが梔子の実です。梔子の実の色素が慈姑を綺麗な黄色に染めてくれて、食欲をそそります。
クチナシは薬効も有るらしいので私は近くの公園で採取して保存しています。
越谷市は慈姑の名産地だそうですが、私は慈姑畑(田圃?)は見掛けたことはありません。
地元産の慈姑はかなり高価ですが、中国産のは非常に安いです。見た目は良くないですが、食べると違いは分かりません。
絵に描いた慈姑は勿論地元産です。

福寿草  水彩・はがき

2007-05-22 06:31:07 | 絵画
福寿草は去年、沢蟹を捕りに行ったとき、前橋の知人が下さったものです。寒中に花を咲かせ、その後、葉を茂らせて種を付け、今頃には葉が枯れてしまいます。
彼岸花は秋に花を咲かせ冬に葉を茂らせますが、ちょっとサイクルは遅れていますが、福寿草も同じように暑いときには地下で眠りについている変わり者です。

蕗の薹②  水彩・はがき

2007-05-21 00:04:45 | 絵画
蕗の薹第2弾です。
続けて蕗の薹は無いんでないの? なんて仰る方はご覚悟下さい。
なんとパンジーの部では6連発になる予定ですからね。
何処かの元暴力団員が元妻さんを監禁したのも6連発ですが、私の6連発は殺傷能力は有りません。
で、蕗の薹の戻りますが、今回のは関東地方に普通に生えている蕗です。食べるには少し育ちすぎのきらいはありますが、食べ頃のでは絵にしにくいですからね。
でも、このくらいの育ち方なら、天麩羅とか蕗味噌にするには支障はありません。
そう言えば、蕗の薹の天麩羅、冷凍室に残っているかも???
ブログはこのくらいにして、蕗の薹の天麩羅を肴にナイトキャップにすることにします。
お休みなさい。

蕗の薹 水彩・はがき

2007-05-20 19:22:11 | 絵画
季節が1シーズン逆戻りしてしまいますが、光陽会シリーズの次はまた水彩画シリーズに戻ります。
庭には2種類の蕗が生えていて、秋田の山から採集してきたものは、茎も太く葉も大きく、蕗の薹も大振りのが出来ます。もう一つのは近郊で採取したもので普通の大きさです。どちらも沢山の蕗の薹が出てくれます。
この絵のは秋田の蕗の薹です。

強者共の夢の後

2007-05-19 18:54:30 | 絵画

今日は光陽会展の最終日で入場は12時で札止めとなり、11日間の光陽展の幕を閉じました。
展示されている作品は、業者の手により1時から撤収が始まりました。
撤収開始から20分後には殆どの作品が壁から降ろされ、地下3階の搬出場所へ移されました。
巡回展に選出された97点の作品は広島~京都の会場へ移送されます。その他の作品は明日搬出となり、出品者の元へ戻ります。
巡回展(準本展)は
広島展  5月29日~6月3日  広島県立美術館
京都展  8月14日~8月19日 京都市美術館
で開催されます。

国際親善

2007-05-19 18:36:22 | 絵画
光陽展に海外から出品しているのは現在、韓国からの崔さん一人だけです。
崔さんは仏教関係の絵をモチーフにしています。彼女は出品を重ねて、今は会員に列せられています。
会では海外からの出品に敬意を表して、毎回入選証を差し上げています。
証は最終日の搬出に来日した折に送呈しています。
今回も居合わせた事務局員等が立ち会って会長から証が手渡されました。
国内の出品者にはこうした証は発行していませんから、特別待遇と言うことになりますが、ささやかな国際親善という考え方でおおらかに対応しています。

トロフィーと賞状

2007-05-18 08:39:09 | 絵画
古卿賞の賞状とトロフィーです。
オニキスのトロフィーは持ち回り、ブロンズのが貰えるものです。
私の戴いたのは小振りのサイズだから、まあ良いとして、賞によっては1mもあるサイズのものも有ります。スポーツ団体が貰うのなら体力もあるし人数もいるから苦にならないでしょうが、非力な絵描きが一人で運ぶのは大変です。
私も会場のフロントから宅配便で自宅宛に発送しました。
トロフィーも賞状も家に飾るという趣味は私にはないから、単なる邪魔物です。
賞状を入れる為に付いてきた額縁だけは水彩画を入れるのに活用できそうです。
地方の広い家に住んでいる方は飾る場所もあるのでしょうが、、、
なんて言うと、苦労して準備された方に申し訳ないですね。有り難く頂戴して、末永く家宝にしましょう!

ブログ友

2007-05-16 06:17:34 | 絵画
ブログで知り合いになったブログ友がおいで下さいました。
開口一番「写真は無しよ!」とのことでしたが、お帰りになってからメールが来て、「今日の事、載っていないね?」との仰せがありました。
私のブログは絵か写真を入れる事にしているので、「写真は無しよ!」では私のブログにならないから、写真のお顔に墨塗りをして使わせて貰うことにします。
此処まで書き込んでいるときに、U子さんからメールで写真出さないでくれて有り難う、とのことでお召し物が気に入らないとのことでした。
これでは目隠しだけでは済まないな、と思い、急遽影法師さんの登場となりました。
ブログ友の皆さんとは公園内にあるウナギ料理の老舗、伊豆栄・梅川亭に行ってお弁当とビールで歓談しました。食事が終わっても話が尽きないから、精養軒に席を替えて、コーヒタイムとしました。お話の続きも果てしなく続きウエイトレスが何度もお水のお代わりを運んでくれました。
なんと午後4時まで歓談しました。
絵の趣味もブログも、私の残り少ない人生を楽しく華やかなものにしてくれています。有り難いことです。

表彰式と懇親会

2007-05-15 00:03:14 | 絵画


光陽会では毎年、会期中の日曜日に上野精養軒で授賞式と懇親会を開催する事に成っています。 
今年は5月13日に行われました。
私も賞を頂けたので、賞状とトロフィーを授与されるから、壇上に登るという恐ろしい運命を背負わされることになりました。
その上、懇親会では受賞の挨拶までする羽目になり、乾杯で飲んだビールの酔いも一度に覚めてしまう恐ろしい運命が待ち伏せていました。
授賞式と懇親会の様子は、光陽会HPをご覧下さい。

光陽会HP