翌日は雨も上がり薄曇り程度になってくれました。
朝食後近くを散策しました。
我々の部屋は屋根から突き出た三角屋根の二番目だと思います。
チェックアウトは11時までなので田代池辺りまで歩くことにしました。
横向きになって居ますが、この草はソテツシダと言い食用になるそうです。
毒草でない限りたいていの植物の若芽は食べられると思いますが、
美味しいかどうかは分かりません。
翌日は雨も上がり薄曇り程度になってくれました。
朝食後近くを散策しました。
我々の部屋は屋根から突き出た三角屋根の二番目だと思います。
チェックアウトは11時までなので田代池辺りまで歩くことにしました。
横向きになって居ますが、この草はソテツシダと言い食用になるそうです。
毒草でない限りたいていの植物の若芽は食べられると思いますが、
美味しいかどうかは分かりません。
宿はここの屋根裏部屋です。
部屋の天井が斜めになっていて骨太の梁が張り出しています。
私は身体の芯まで濡れそぼって居るのに、荷物を運んできたボーイさんは
マニュアル通りの説明などをながながとやってくれます。
私はここへ泊まるのは初めてではないから、早く風呂で暖まりたいから
早く引き取ってくれ、と言ったのですが、説明は続きます。
ホテル学校を出たてで、一所懸命なのでしょうが状況判断が出来ないのは困りものでした。
上高地は余り標高差がないそうで河童橋と明神平では3mの高度差しかないのだそうです。
梓川の流れはかなり激しいから4kmで3mの高度差というのは信じがたいですが、
流れの速さは周囲からの涌き水のの圧力によるものなのだそうです。
GPS付きのスマートウオッチを持っていたので計測すればその真偽を糺せたのですが
失念していました。
この流れ方を見ればこの写真で見る範囲だけでも1mくらいの高度差があるのではないかと
思われるのです。
朝雨が怖くないというのも昔の話しでこの後、大粒の雨に見舞われました。
傘もポンチョも持参していたのですが、気温が高かったし、そのまま宿に向かって急ぎ足で歩きました。
カメラはバッグにしまったのでこの後の写真はありません。
イギリス人は晴れていても傘を持つそうですが、フランス人は少々の雨では傘はささないし
足早に歩くこともしません。悠然と濡れて歩くのです。
私もフランス風を気取ってみたというわけです。
明神小屋から明神橋への道筋に黄色い花を見つけました。
なんの花か分かりませんが、白い花のニリンソウが多い中で人目を引きます。
水たまりに写った空は青くなってくれました。
明神橋、川は勿論梓川です。
カメラを引くと前穂高が見えます。
沢筋には残雪があります。
明神に着いたときには青空も見えて来ました。
女の腕まくりは恐ろしいけど、朝雨は怖くないのかも知れないと思いました。
前穂高も雲の合間から頭を覗かせてくれました。
日射しも陰が出るほど強くなっています。
明神への道傍にもニリンソウが群生していました。
今、上高地はニリンソウ真っ盛りなのです。
梓川に注ぐ支流の水流は走り梅雨のため勢いを増しています。
この辺りは湿気が多いため、倒木もたちまち苔に覆われ分解が進んで土に還っていきます。
河童橋と明神平とのほぼ中間地点です。
空模様はまずまずの感じなので明神まで行くことにしました。
朝雨と女の腕まくりは怖くない、と言う諺がありますが、
今では後の方は全く通用しないことは
男性諸氏は経験上よくご存じの事ですよね。
さて、朝雨の方はどうなのでしょうか?
新緑の上高地へ出掛けました。
朝5時に家を出ました。
都心の通勤ラッシュを避けるため中央高速を通らずに長野道を使うつもりでしたが、
関越道を走行中、ナビは外郭環状を通るよう指示してきます。
ここは素直にナビの指示に従いました。
松本から一般道へ降りて沢渡にある一番上の駐車場に車を置きました。
上高地には一般車は入れないからです。
バスを待っていると金沢から来たというカップルが居たので
4人でタクシーで行かないか? と誘いました。
4人だとバスより安く行けるからです。
と言うことで安く早く快適に上高地バスターミナルへ着くことが出来ました。
残念なことに上高地は厚い雲に閉ざされていました。
タクシーを降りたときには大粒の雨が降っていましたが、雨宿り中に次第に天候は良くなり
雨は上がって一部に青空も見えはじめたから、少し上まで行くことにしました。
河童橋までは中国人の団体さんがピーチクパーチクと騒がしいので閉口しますが
河童橋から上には外国人はヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどの人だけになります。
上高地の自然を静寂の中で楽しめます。
先程乗ったタクシードライバーの話しで、中国の人たちは上高地ではジュース一本も買わないそうです。
バスから降りて大正池や河童橋までを騒音をまき散らして歩くだけで
迷惑なだけの存在だということでした。
今回の旅で約3000km乗った車をAVISに返しました。
日本でレンタカーを返すときには係員が傷はないかと目を皿にしてくまなく検査しますが、
AVISでは燃料計をチッラッと見てほぼ満タンであればOKです。
空港では手荷物が規定より1個多かったので約2万円支払いました。
支払うときにチョット手こずりました。
AFの窓口でここで待てというので列に並びましたが一向に進まないのです。
なんと其処は空席待ちの列でしばらくして係員が間違いに気付き超過手荷物料金支払いの窓口に
誘われました。ヤレヤレです。
我々が乗るJALの機体は燃料補給や手荷物積み込みで色んな車に取り囲まれています。
どうやら定刻には出発出来そうです。
「80歳自分へのご褒美旅」はこれでご報告はおわりにします。ご高覧有難うございました。
今朝のニュースでこの辺りでナイフで切るつける事件が発生し、1名が死亡しけが人も出たようです。
イスラムの過激思想に染まった男の犯行らしいです。
大部分のイスラムの人は温厚で平穏な暮らしをしています。
過激思想に染まるのはイスラムだけのことではありませんが、恐ろしいことです。
日本でも日本赤軍なんて連中が暴れていた時期がありました。
パリは落ち着きのある歴史資産の多い町です。
そんな町に色んな人種が混在して暮らしています。
でも人種が問題なのではなく、恐ろしい考えに影響された人が問題なのです。
こんな事がたびたび起こると、人種問題だと考え出す人が出て来るかも知れません。
パリをはじめ歴史のある町には多くの宗教施設があります。
それらは無料で開放されていてだれでも自由に出入りできます。
日本の有名寺院のような拝観料を取るなんて事はありません。
そうゆうところで心の汚れを洗い流して心の平穏を保っていきたいと考えました。