絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

シンビジューム   水彩・はがき

2007-06-30 21:03:56 | 絵画
この花もお医者さんの待合室にあったものです。
この医院は女医さんのせいか、花の差し入れが多いのか、先生が花好きで自らお求めになるのかは知りませんが、何時も途切れることなく花が飾られています。
それもかなり高価な花が多いから、私などは絶好のモチーフとしてスケッチさせて頂いています。
他の患者さんも居ることだから大袈裟な用具は使わずに小さなスケッチブックにラフに写し取り、後で家に戻ってから大きなものに描き直したりしています。

シクラメン  水彩・F1

2007-06-29 00:01:39 | 絵画
シクラメンは本来は春咲きの花だと思うのですが、今はクリスマスの花というイメージです。促成栽培とか抑制栽培という手法で早く咲かせたり、開花を遅らせたりと、人間に勝手に弄くられて、花たちも面食らっていることでしょう。
近頃は耐寒性を持たせたシクラメンも開発されていて、真冬の屋外でも健気に花を咲かせているものもあります。
この絵のシクラメンは行きつけの喫茶店にあったものを・・・なんて恰好を付けたいところですが、本当は毎月お世話になっているお医者さんの待合室にあったものをスケッチしたのです。
この医院は美人女医で親身に話しも聞いてくれ、治療も的確とあって、待合室は何時も満員の盛況です。小さな水彩を描く位の時間は充分にあるんです。
この待合室には私の油彩画も飾って頂いています。

蝋梅(ろうばい) 水彩・F1

2007-06-28 05:46:02 | 絵画
蝋梅は花の質感が蝋のように見えることから付いた名前です。
花色は黄色ですが、友人の花屋によると二種類の黄色があるのだそうです。
一つは透き通るような黄色で、もう一つは花の中心部が少しだけ茶色のもので、これは離れてみると濃い黄色になるんだそうです。
実物を見せてくれて説明されたのですが、そう言われればそうかな? と言う程度の差でした。餅屋は餅や、花屋は花屋、の拘りがあるんですね。
掲載の蝋梅は多分後者の濃く見える方の蝋梅だと思います。


臙脂色のパンジー

2007-06-27 00:18:03 | 絵画
パンジーシリーズは多分この花からで良いんだろつと思います。もしダブっていたら私の記憶力をあざ笑って下さるか、哀れんで下さるか? 多分後者が多いんだろなんて甘えで、確認無しにこの花から再開です。
パンジーにまつわる話もそう幾つも用意は出来ませんから、どうしたものかと悩んでいます。
パンジーの時季も終わっていることだし、このまままたパンジーが続くのでは、忍耐強い私のブログのお客様も堪忍袋の緒が切れるかも知れません。
そこでコメントのネタ切れという事情もあることなので、今回残りのパンジーの絵を連続で見て頂き、次のモチーフに移るという手を思いつきました。
パンジーの連作をパラパラとご覧下さい。










皿うどん

2007-06-26 00:00:06 | 絵画
午後の飛行機に乗るので昼は長崎名物皿うどんを食べることにした。大浦の全日空ホテルの前にある大きな店構えの中華料理店に入った。客は殆どが観光客ばかり、修学旅行の高校生も沢山居た。
私としたことが店構えに誤魔化されて、店選びを間違えてしまったようだ。
予感は的中、ウエイトレスは忙しすぎてか、素っ気ないし、店は満員の客が出す騒音に満ちている。
調理場は流れ作業なのか、料理の出てくる時間は素早い。生ビールも頼んだら、なんと皿うどんと一緒に出てくると言う離れ業とも思えるスピードである。
オーダーしてから3分ほどで生ビールと皿うどんが揃い踏みで出現したのだ。
お味の方は例によって化学調味料をたっぷり使ってくれている。量はかなり多い。
この二点の特徴はどうも長崎の食べ物屋さん共通のものらしい。
炒り子とかアゴとかこちらには美味しい出汁を造る素材が沢山あるのだから、化学調味料などに頼らない自然の味を提供して欲しいものだ。

この「皿うどん」で長崎の旅シリーズはお仕舞いにします。
次回からはまた水彩画パンジーの続きになります。

壱岐のサザエ

2007-06-25 00:02:19 | 国内旅行
観光通りの中程にある大丸百貨店前で、壱岐の海産物を販売していた。生きの良いサザエが一皿1050円、一皿に10個以上入っている。サザエは少し小振りだけど、一個100円以下というのは安いな、と思った。
一個だけ食べたいと言うとその場で食べさせてくれた。コリコリした歯応えとワタの苦みがとても美味しい。
大丸の地下を一回りしたけど買いたい土産もないから、また壱岐の海産物の所に戻ってきた。持って帰れば今夜の夕食には食べることが出来る。
店番の男性に、飛行機に持ち込めるようにパッキングしてくれるか聞いたら、OKだという。では3000円分詰めて欲しいと頼んだ。
発泡スチロールの箱に氷と一緒に詰めて貰った。かなり嵩張ったけど、無事に家まで持ち帰った。オマケしてくれたらしく帰ってから数えたらサザエが50個近く入っていた。それもかなりの大きさのものが多かった。
早速蓋を外して身を引き出し指でワタまで取り出して食べた。
美味しかったです。
後日、貰っておいた名刺を頼りに壱岐に電話して宅配で送ってもらった。
特急便にすると、壱岐から埼玉まで翌日に配達されるのには驚きだった。
壱岐のサザエには嵌りそうです。品物が着いてから銀行振り込みするという客を信頼しての送金方法も嬉しいやり方です。

枇杷の実

2007-06-24 07:28:11 | 国内旅行
枇杷という果物は暖かい土地が好きらしい。
関東では房総が産地で高級枇杷を生産している。
写生に行って民宿などでもデザートに出してくれるが、肉厚でかぶりつくと果汁が口の中に溢れ出る位ジューシーだ。
でも枇杷は種が大きくて果実の体積の半分以上が種で占められているから、損をしたような気分になる。ケチな私はだから枇杷は金を出してまで食べようとはお思わない。
長崎でも廃屋に生えている木に貧弱な実を付けていた枇杷をもぎ取って食べては見たが、店頭のこの枇杷は見るだけでした。
私が金を出してまで食べたいと思わないものに国産のサクランボがあります。
サクランボは何故かシーズンに一・二度は到来物を戴く機会がありますが、昨日も友人から快気祝いとしてなんと1kgも宅配されました。
佐藤錦のLLサイズ・秀の極上品です。早速食べてみましたが、甘さが強くて何かパンチ力のない味です。こんなものに高い金を払うなんて勿体ない! 

Tさん、病気を克服して嬉しかったんでしょうが、こんな高い快気祝いを奮発する事ないのに・・・でも、どうもご馳走さま! 元気になって良かったね!

観光通り

2007-06-23 00:05:47 | 国内旅行
帰る前に長崎の繁華街も覗いてみようと思い、案内地図を見たらデパートが二軒もある「観光通り」というのが見つかったので市電で行ってみた。
地方では、「○○銀座」なんて言うのが繁華街の名前の通り相場だが、此処はそうでないのが気に入った。とは言っても観光通りと言うのも味気ないネーミングだとは思うが「長崎銀座通り」と言うよりは幾らかましではあるが。
観光通りと言っても、見るべきものはないし、観光客相手の店が軒を連ねている訳でもない。中規模地方都市の普通の商店街であった。歩いているのも観光客といういでたちの人は見あたらず、地元の人がメインのようである。
「観光客に金を落として貰いたい通り」という願望を込めたネーミングなのかなぁ?

兵馬俑

2007-06-22 00:00:38 | 国内旅行

始皇帝の兵馬俑が発掘されて、世界を驚かせたのは1974年のことであるが、その兵馬俑に長崎で会えるとは思いも寄らない幸運な出来事でした。
長崎孔子廟博物館に、なんと本物の兵馬俑が鎮座(立ってはいましたが)なさっておいででした。
兵馬俑そのものは中国では殉死の弊害を避ける為に使われたものですから始皇帝以外の墳墓にもあったと思われますが、一糸乱れぬ隊列を組んで東に向かって行進しているあの兵馬俑が、3体(馬を入れて)のみとはいえ長崎に送られてきているのは中国当局が長崎孔子廟を如何に重要視しているかの証だと思いました。


孔子廟釈迦牟尼仏

2007-06-21 00:00:52 | 国内旅行
仏像には優しいお顔立ちのものから、恐ろしい形相のもの、悲しい、或いは恐怖を身体全体で現したものなど、人間の喜怒哀楽をそのまま写し取った様々な仏様達がいます。
私はミーハー的ですが優しい美しいお顔立ちの仏像に心惹かれます。
奈良興福寺の阿修羅が一番のお気に入りです。
この孔子廟の釈迦牟尼仏も、とても良いお顔立ちでした。
私には古寺巡礼の趣味はありませんが、東大寺の左隣にある戒壇院には喜怒哀楽を具現した仏像がびっしり建ち並んでいます。
東大寺は観光客が大勢足を運びますが、戒壇院は知る人ぞ知る、と言う趣で人も疎らですから、ゆっくり鑑賞できます。

立位歓喜仏

2007-06-20 00:10:01 | 国内旅行

孔子廟の博物館に入って最初に目に付いたのが立位の歓喜仏です。
タンゴでも踊っているかのようなお姿ですが、説明板に「歓喜仏」とあるから、単にダンスをしているのではなく、種保存のための行為をなさっているお姿なのです。
生身の人間では実行不可能と思われる体位ですが、そこは仏様のなさることですからきっと可能なのでしょう。
私も友人がインド土産にくれた歓喜仏を一体持っていますが、これは座位での行為ですから、このスタイルなら凡人でも可能だろうと思われます。




ご本尊様

2007-06-19 00:30:59 | 国内旅行
孔子廟ですからご本尊様は当然孔子様です。
孔子が信仰の対象なのかどうか? 儒教学者だから先生として敬うのか、教が付くから宗教の範疇なのか? 無学な私には分かりませんが、少なくとも、キリストさんや、お釈迦様・回教のモハメッドさん達とは違う感じです。
彼等は神の言葉を聞くことが出来た人で、神の言葉の伝達者だと言うのが私の考え方です。 (神様のお言葉も伝達者によって随分違いが出てしまっては居ますが、本来は同じではなかったかと思うのです。)
孔子さんは神の言葉を伝えているのではなくて、自分なりの思想を打ちたてて、それを世に広めたのだと思うのです。ですから孔子は信仰の対象ではなくて尊敬の対象ではないかと思います。
でも孔子廟に祀られている孔子様はいかにも仏さま然とした佇まいです。どうも神格化されて居るみたいです。
私は神様でも学者さんでも拘らずに(かなり拘っているよ! なんてヤジが聞こえそうですが。)一礼して裏手にある博物館へ向かいました。

獅子の門番君

2007-06-18 00:04:36 | 国内旅行
前回の写真の前面に写っているのは日本と同じ狛犬だと思いますが、これは獅子だと思います。
この獅子も左右対称に配置されていて廟を守って居ます。カラフルでユーモラスですが仕事はしっかりやっている、と言う感じがします。中国や東南アジアのお寺さんは皆カラフルで荘厳さに欠けるきらいがありますが、孔子廟はカラフルでも、威厳が感じられます。
日本の古びた侘びを感じさせる寺院でも、建立時の色彩は丹・緑青などを多用し金箔で飾られていたらしいから、当時は中国の真似をして造っていたのでしょう。
カラフルな塗装が剥げてしまい、再塗装するお金がなかったのか、色落ちした風情の方が日本人の感性に合っているのに気付いたのが、木肌の美しさと素朴さを生かした寺院が多くなってきたのではないでしょうか?
今でも極彩色に飾り立てた寺院もあるからこうゆう寺院は中国などのからの伝来の
色彩装飾を尊んで居るんでしょう。

長崎孔子廟

2007-06-17 00:30:34 | 国内旅行
オランダ坂を下りた大浦寄りに長崎孔子廟がある。孔子は儒者だから神様とは違うのだろうが、長崎の中国人の心の拠り所にはなっているらしい。
入場料を取っているが、これは廟の参拝料というより、併設されている博物館の入場料と考える方が良さそうだ。(中国人の参拝者に入場料が免除されるかどうかは不明だが、、、)
門の構えは極彩色で派手だが、造りはしっかりしていて横浜中華街のものとは品格が違うように思われた。
建材も中の展示物も全て中国本土から持ってきたもので本物だからなのだろう。
博物館の展示物も全て本物でレプリカは一品もないと言うことだ。
北京故宮博物館と中国国立博物館から提供された美術品・出土品が一年交替で展示されている

此処の入館料500円は高いとは思わなかった。

露天風呂

2007-06-16 00:02:38 | 国内旅行
島原半島は雲仙岳の火山活動のお陰で随所に温泉が湧き出しています。
小浜温泉は旅館が海沿いに建ち並んでいて露天風呂からの眺めが良いという話を聞いて居たので立ち寄りました。
宿の最上階が露天風呂になっていて、男女別の大きな浴場と、貸切風呂が二つ、計4っの露天風呂がありました。幸い貸切風呂には誰も入っていなかったから、写真を写せました。
週刊誌などには露天風呂に浸かっている美女なども写って居ますが、私にはそんな僥倖には恵まれませんでした。
此処は西向きの海岸だから夕陽などの時間帯ならもっと素敵な光景になるんだと思います。
逆光の夕陽の中に若い女性の白い裸体などが湯煙の中に・・・・なんて写真があれば私のブログももっとファンが増えるんでしょうけど、、、、