絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

油彩画  古城に架かる石橋  イタリア

2014-07-31 11:02:45 | 絵画

此処は地中海側のフランス国境に近い場所です。

大雑把に言うとサンレモの北10kmくらいのところです。

お城は廃墟になっていますが、城下町は昔のままの趣です。

街は狭い曲りくねった狭い道で車は勿論入れません。

私が訪れたときに、たまたま内装工事をしている家がありました。

外観はそのままで内部を作り直しているのです。

資材を運ぶ車も入れませんからキャタピラの付いた小型の運搬車が

轟音を立ててセメントなどを運んでいました。

いわゆる「ネコ」にキャタピラを付けた物を想像してください。

手前にある橋は石だけで作られたアーチ橋です。

幅は2m歩かないかと言う狭い物で人道専用です。


油彩画  順天堂病院研究所 (越谷市)

2014-07-29 22:42:01 | 絵画

この建物は東京に有った物を越谷市に移築したそうです。

順天堂病院の創世時に病院として作られ、都内で一度移転した後に

越谷市に安住の地を得たのです。

現在は研究施設として使われています。

私はこの建物を春・夏・秋と三回描いて居ます。

冬景色も描く予定で下書きはしたのですが、

まだ完成には程遠いです。

 

 


山百合とトリカブト

2014-07-28 19:29:26 | 写真

白馬まで行って行って手に入れた山百合が開花しました。

去年同じお店で買った山百合は私がセットした自動散水装置が

大量の水を散水したため根腐れが起きてしまい、6株のうち

助かったのは2株のみでした。

大きく育っていたので残念ですが、

球根を助けるため蕾を摘み取ったので

開花したのは今年買った6株のみです。

百合根は美味しいのでネズミに食べられてしまうので

去年のは鉢植えして上に唐辛子を大量に撒いて

ネズミは撃退できたのですが、

水のやり過ぎで残念な事になったので今年は地植えして

又唐辛子を撒いておきました。

写真の手前に写っているのはトリカブトです。

この草には猛毒があるからネズミの攻撃はないと思います。

秋には綺麗な花が咲きます。

綺麗な薔薇には棘がある、の通りですね。


スベリヒユ   庭の花

2014-07-27 23:15:27 | 写真

夏の暑さにもめげずに元気に咲いてくれます。

園芸店では「ポーチュラカ」などとスラブ系みたいな名前がつていますが、

原種は畑に、あったりかまわずに蔓延って農家を困らす厄介者です。

食用にもなるらしいですが、私は試していません。

改良されて花は大きくなり色も様々になりましたが、

野生の力は残っていて、水も肥料もほしがらずに咲いてくれます。


油彩画  春を待つ妙高

2014-07-26 18:32:35 | 絵画

この絵は完成までにかなり時間が掛かりました。

肝心の妙高山がピークが並んだ形なのでどうも

収まりが悪いのです。

奥にある山が決まらなければ手前の景色を

描くことが出来ませんから手前が下書きのまま、

長い間、山の形や色を描いたり削ったり試行錯誤していました。

半年くらいそんな摸索を続けていましたが

あるときふと気付きました。

妙高山は山だけで成り立っているのではなくその周りの裾野や空、

その他諸々の要素から成り立っているのだという事を、です。

その後は筆はスムーズに進みました。

木立を描き、雪面を描き、としていると、あんなに気になっていた

双頭の妙高山が画面にうまく収まってくれました。

案ずるより産むが易し、と言うところでしょうか。

 

 


油彩画   待宵草(マツヨイグサ)

2014-07-25 23:25:23 | 絵画

この花の本名は「待宵草」です。

なぜか月見草と呼ばれることが多いのですが、

本当の月見草は薄いピンクの丈の低い小さな花です。

なぜ待宵草が月見草と言われたのかというと

ひろめたのは太宰治らしいのです。

太宰治の富嶽百景に「富士には月見草がよく似合う」

の一文があってこれで世間の人が間違った名前を

覚え込んでしまったのでしょう。

太宰が嘘をついたのではなく、太宰がこの花の名を尋ねたときに

間違った名を教えられたのでしょう。

私が編集者なら、間違いを校正段階で見つけて、

正しい花の名にしたのに・・・・

「月には待宵草がよく似合う」でも悪くないですからね。

 


油彩画  桜のある公園

2014-07-24 19:37:10 | 絵画

我ながら陳腐な題名だとおもいます。

桜のない公園など、日本では探すのが困難なほど

日本中に桜が植えられています。

それもほとんどが染井吉野という品種です。

染井吉野は染井村(現豊島区)で偶然発見された大島桜の

突然変異種ですから種を蒔くと生まれてくるのは大島桜で

祖先帰りしてしまいます。

ですから日本中にある染井吉野は全部1本の原木から挿し木された

クローンと言うことになります。

クローンは基の生命体の寿命を引き継ぐという学説がありますが、

その為か染井吉野は百年くらいで枯死するのだそうです。

他の自然に生えている桜は千年に達する古木もありますから

近々全国の染井吉野は寿命を迎え、桜の名所が消えてしまうかも知れません。

そのときには染井吉野だけを植えないで、他の品種の桜も植えて欲しいです。

 


油彩画  紅椿 2

2014-07-21 23:15:44 | 絵画

浅虫温泉に椿旅館と言う源泉をいくつも持っている

老舗旅館があります。

地元出身の版画家、棟方志功の絵が沢山飾ってあります。

椿旅館と言うのに椿の絵が一枚もないので、次に出かけたときに

私の描いた椿の絵を一枚進呈しました。

椿旅館はスタッフの対応も上質だし料理も美味しいです。

宿泊料も手頃なので又行きたいとは思うのですが、

青森までの800kmは厚い壁です。


油彩画  紅椿 1

2014-07-20 23:34:57 | 絵画

この椿は大島観光の際、大島一周のバスツアーで

お土産に貰った物です。

庭に植えておいたら年々大きくなり、毎年花を付けてくれます。

実が落ちてひこばえも生えてくれますが、

狭い庭に椿が林になっても困るので見つけると抜いています。


油彩画 南ア遠望 〔高遠〕

2014-07-19 22:19:44 | 絵画

高遠というと桜で有名ですが、その時期は観光客が殺到して

車は身動きできません。

高遠城趾には駐車スペースが少ないから駐車待ちの車で

道路が詰まってしまうのです。

秋の紅葉時期に日光いろは坂が同じ状態になります。

いろは坂を上る車は目的地に駐車場が少ないから進めないし、

いろは坂を下る車は第一いろは坂の道幅が狭くカーブがきついので

慣れない大型バスはカーブが曲がれず道路を

せき止めてしまうのです。

上高地や尾瀬沼のように一般車の乗り入れを禁止して

シャトルバスを採用した良いのに、と思います。

絵には関係ない話が長くなりましたが、春先から夏にかけては

湿気が多いから、高遠から南アを見られる日に巡り会うのには

何回か通わねばなりませんでした。

*この絵は高遠城趾の混雑には関係ない地点から描いて居ます。

 


油彩画  甲斐駒ヶ岳 

2014-07-17 20:52:13 | 絵画

甲斐駒ヶ岳を描くときにはいつも明野にある「アトリエ・ムー」

と言う宿に泊まります。

ムーは絵描きのご夫妻が経営していて主に絵描きのための宿

という感じです。

明野村は北杜市なんて意味不明の味気ない名前に変わりました。

明野は日本一日照時間の長い場所だから明野という名は

意味がありました。